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心が乗っていた時ってどんな時?仕事編

今までの仕事の中で「心が乗っている時」を振り返ってみました。

いろいろなエピソードを振り返ってみて共通するものを、ここにまとめてみようと思います。


効率良く回すための工夫改善を行う

大学生の時、居酒屋のアルバイトをしていました。
年末になると、目の回るような忙しさです。

そんな年末の時期に、ドリンク係を任されました。

ドリンクを作って出すだけでなく、冬になると鍋料理のセット(鍋敷きやおたまなど)をお客様のテーブルに出す準備をするなど、他の業務も同時に行います。

畳みかけてくるドリンクの注文を頭の中に置きながら優先順位を考えます。
ファーストドリンクは早く出さなきゃいけないからコレが先。
もうすぐあのテーブルは鍋が完成するからそれまでにセットを出さなければ。

いろいろな情報が頭の中を駆け巡る中、アドレナリン全開でなんとかやりきりました。
その結果、仲間からも一目置かれるようになりました。

物事を良くするための工夫や改善を行うこと。
これは、私の体に染みついた特技といえるものだと思います。

それをした先に、結果がつくことはとても嬉しいことでした。

この「頭フル回転」の作業を行う時の環境は「ある程度自分に裁量が任されていること」が大事だと思います。
途中で横やりが入るような環境だと、自分のペースが乱されてうまく回らないと思うからです。

また、困ったときに相談できる相手(この場合、店長)がいることも、チャレンジするときの安心感につながっているように思います。

仲間と一体感を生み出し達成感を感じる

ブライダルのアルバイトをしていた時のこと。
私は「ドンデン」と呼ばれる、披露宴と披露宴の間の作業が好きでした。

前の宴の片付けをし、次の宴の準備をする。

文字にすればたったこれだけでしたが、私の勤める式場ではこの時間が15分しかなく、現場は戦場でした。

でも、メンバー一人ひとりが自分が何をすべきか分かった状態にあり、物凄いスピードで会場内の状態が動くのは、爽快感がありました。
そして、その中に自分も入れることに一体感を感じていました。

私がアルバイトに入って間もない頃は先輩たちがまだたくさん居て、このドンデンがとても得意でした。
私の勤める会場はドンデンが速いと有名で、5分でドンデンを完了したこともあるほどです。

この時期のドンデンが好きだったことを考えると、私が働くときに乗っている状態でいれる条件は「チームが同じ目線で物事を見れる、同じ目的に向かって走っているという感覚」なんだと思います。

頭の中のものを形にする喜び

WEBデザインの仕事において、もちろんデザイン作業も好きなのですが、コーディング(デザインをWEBで表示するためのプログラムで構築すること)は私がすごく乗る作業です。

デザインをしている段階から頭の中で組み立てているコードを、バリバリとパソコンで打っていってブラウザで表示する、そして少しずつ形になっていく。
その作業に「よしよし、うまくできた」という喜びのようなものがあります。

コーディングをしている時は、隣で声をかけられても気づかないほど没頭している時もありました。
それくらい、自分の世界に入り込んで制作できていたので、それが心地よかったのだと思います。

ここまで没頭するためには、「自分のペースで仕事ができること」「安心して集中できる環境」が必要で、それは私にとって大事なことなんだと思います。

安心して働ける居心地の良い環境

制作会社にいた時の制作部の雰囲気がとても好きでした。

メンバー全員が「楽しく仕事がしたいよね」という気持ちで仕事をしていて。
それでいて、各自が自分の仕事をきちんとこなしていて。

ふざけたことや面白いことを突然言ったり、和気あいあいとした空気感で安心して仕事をすることが出来ました。

ブライダルの仕事をしていた時も、他部署の方といろいろと話をする中で「一緒に披露宴をいいものにしていこう」という意識が持てた時、チーム感のようなものを感じて居心地が良かったです。

お互いを尊重し合い安心できる環境、同じ目標に向けて努力できる気持ちを持つ人とのつながりが、じんわりと心を喜びに向かわせてくれる職場だったなと思います。

心が乗っている状態を振り返ってみて

父が会社経営をしていたので、小学生の時から売り子のお手伝いをしていて、働くことは好きなことでした。
しかし、楽しかった仕事が、いつしか楽しくなくなった頃があります。
その頃からの仕事の喜びを見てみた時に「評価された」という項目が増えていることに気づきました。

他者からの評価=市場価値、に囚われて自分自信の心の中からの喜びを見失ってしまったから、働くことが楽しくなくなったのでしょうか。

でも、こうして振り返ってみると、同じような状態に喜びを感じているエピソードがたくさんあり、自分の大切にしている価値観が落ちているような気がします。

今日振り返って見えたこと。

  • 安心感=尊重し合える、自分のペースが守れる

  • 同じ目線でのチーム感

  • 考え工夫すること

ここでも、チーム感を大切にしている部分が見えて、私にとって「人」が重要なキーワードなんだと認識させられました。

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