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対話を通して自分を裏側から見てみよう

捉え方を変えよう。

自分では弱みと思っていることも、
見る角度を変えれば強みに変わる。

そして、
それを見つけるのはひとりでは難しい。

他者から見た自分を知ること。
新しい発見はいつもそんな対話から生まれる。




今日夫と話していて、
またひとつ、自分の弱みが強みに変わった。


話は、私が忘れっぽいんだ、というところから。


私はとてもおっちょこちょいなのだ。

Aをしているのに、
途中でBが気になるとAを忘れてBに行ってしまうタイプ。

小学生の頃、
図書室で借りた本を右手に持って帰宅していた。

その途中で、ぼんやりと空想にふけっていたら、
家に着くと右手の本がなくなっていた。

慌てて帰ってきた道を戻ってみると、
道路脇の溝にぽとりと本が落ちていた。

空想に潜り込むあまり、
右手の力が抜け、落としたことにも気づかず帰ってきてしまったのだ。


そんなエピソードがあるほど、
私はうっかりの多い人間。

出会って8年になる夫も、
私のおっちょこちょい度はよく分かっている。

でも、貴方が知ってる私より、
本当の私はもっともっとおっちょこちょいなのよ、
という話をしていた。
(なぜそんな話になったのか……)

その証拠に、
私はとにかくメモを取るようにしている。
予定ややることを忘れないようにスマホのアプリを駆使してとにかく記録に残すようにしている。

さらに、
周りの人に今後の私の予定を共有する。
「⚫︎⚫︎した後に⬜︎⬜︎するからね」
みたいな感じで。

こうすることで、
忘れてしまっても、記録や他者という外部要素が私に教えてくれる環境を整えている。

これは、私が今まで
「忘れっぽい」という弱点をカバーするために試行錯誤した結果だ。


だから、本来の私は、
すごくすごく忘れっぽくて、おっちょこちょいな人間なの。
キャパのすごく小さな人間なのよ。

そう、夫に言ったら、

「小さいんじゃないよ。深いんだよ。
思考が深いの」

と返ってきた。


この、
「深い」という表現がなんだかすごく新鮮で。

今まで自分はキャパの小さな人間で、
一度にいろんなことを処理することが出来なくて、
パンクばかりするところはすごくダメなところだと思っていた。

でも、この「深い」という言葉をもって自分を振り返ってみると、

私はひとつのことに対してじっくりと考え向き合うことが得意で、それに対する集中力も高い。
一点集中型だな、と思えた。

これは、良いとか悪いとかではなくて、
ただ「どんなタイプであるか」ということだけ。

そう思えたら、
今まで弱みだと思ってた部分が
なんだかとても愛おしく思えた。



自分ひとりだとどうしても同じ視点でしか見ることが出来ないから。
やっぱり、他者と関わり対話することが、
自分を知るにはとても重要なんだな、と感じた。

弱みと強みは表裏一体。

ダメだと思う部分があるなら、
それを裏返して見れば強みがキラキラと光っているんだと思う。

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