得意なこと?したいこと?心の迷いを包み隠さず
私の得意なこと。
それはきっと、正解に向けてコツコツと積み上げていく作業。
例えば、勉強とか。
例えば、散らかった情報をまとめる作業とか。
勉強は嫌いじゃない。
知らないことを知れる喜びがある。
散らかった情報をまとめる作業は、ただまとめるだけだとどことなくつまらない感覚がある。
散らかった情報をつなぎ合わせて、新しい価値を考える作業はなんだかワクワクする気がする。
今まで自分が追い求めてきたことを考えてみる。
絵を描くこと。
つくること。
これは正解がない。
正解がないものを生み出すことはできない。
私にできることは、世の中にあるものを参考に、あれとこれをくっつけて新しいっぽいものをつくることくらいだ。
得意なことではないと思う。
得意なことを仕事にした方が、心がのるんだろうか。
たしかに、苦痛は少ないとは思う。
私がしたいことはきっと昔から、正解がないものを生み出すことなんだと思う。
読んだ人を感動させる漫画家さんや、
聴いた人に涙を流させるアーティスト。
そんな、クリエイティブな感動を与える人たちに憧れがあり、そうなりたいと願う気持ちもある。
「人を感動させる仕事がしたいです」
小学校の卒業式の日に行ったこのセリフ。
格好つけた言葉だったけど、私の根っこに繋がっていると感じる。
例えば。
演劇をするとしよう。
人々を感動させる舞台だ。
私は最初、その舞台をつくる一部であることに喜びを感じれそうと思う。
でも、根っこにある自分に聞いてみる。
そうすると、その真ん中で拍手喝采をあびていたい、という目立ちたい、一番になりたいという自分が現れたりもする。
昔から、そうゆう立場でありたいという思いがあったのかもしれない。
でも、「私なんかが」と心のブレーキをかけてきた気がする。
心のブレーキをかけずに、思い切り飛び込めていたら。
そして、それを続けてこれていたら、今の自分とは違う未来に辿り着いていたのかもしれない。
そんなありもしないことを思ったりする。
得意なこととしたいこと。
何を選択すれば自分らしくあれるのだろうか。
そしてそれをもとに、お金を稼ぎ生きていけるのだろうか。
今、心の中と向き合いながら、ますます迷路に迷い込んだような気持ちになっている。
でもこれを書きながら、私はきっといつも同じ選択をする。
そんな気もしている。
「心が気持ち良いと思う方を選びなさい」
恩師がくれた言葉と共に自分に問うてみると、自ずと答えは決まってくると思うからだ。
まだまだ私は、長い長いトンネルの途中だ。
その先に見える光が開けたあの場所に向けて、ただただ今できることは、こうして毎日自分に向き合い問い続けること。
そう信じて、今日もこの真っ白なエディタに文字をつづった。
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