「愛されるものにする」らんまんから見えたブランディング
今朝のらんまんの話。
万太郎の
「完成するだけじゃ、ただの自己満足じゃ」
「愛されるものにしなくては」
というセリフを聞いて。
モノをつくるだけでなく「届ける」ことって、今も昔も大切なことは一緒なんだなぁ、と感じました。
物語がどうゆう風に進むのかはわかりませんが、私はこのセリフを聞いてすぐに、現在のブランディングやマーケティングと通ずるところがあるな、と思ったわけです。
ブランディングだと、創り手の想い(WHY/なぜこれを創ったのか)を言語化することがまず何より大切ですよね。
さらに、それによって何を成したいのか(WHAT)
地域や社会をどのようにしていきたいのか(HOW)
万太郎の場合だと、こんな感じでしょうか?
WHY:
・草花が好き
・日本中のフローラを解き明かしたい
WHAT:
図鑑を生活の片隅に置き、草花と共に生きていく
草花を知ることで、食事として使えたり薬草にしたり、生活の中で役に立つ
HOW:
図鑑を通して草花を活用し、人々の生活や社会をより豊かにしていきたい
草花を愛でる、優しい社会にしていきたい
ここからさらに、市場や競合の調査をして、
商品をどういう立ち位置で販売するか(ポジショニング)
ターゲットはどんな人物か(ペルソナの設計)
どのように顧客にそれを届けていくか(カスマージャーニー)
を決めていくのですが、今後ドラマではどのように図鑑を届けていくんでしょうね。
そもそも今とは比べ物にならないほど物のない時代だったはずなので、「発刊すれば飛ぶように売れた」みたいな夢物語で終わることもあるかもしれないです。
ただ、「愛されるものにする」という万太郎のセリフは、今、モノに溢れる時代で商品を顧客に届けるために最も重要視されている「ファンをつくり育てる」という概念と同じだな、と感じます。
大切に想いをもって創られたそのモノを、「愛されるものにする」ことが、ブランディングやマーケティング、デザインを仕事にしている私たちの目標であり、やりがいなんだと、改めて考えさせられる一幕でした。
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