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赤ちゃんが泣き止まない日は

子育てに期待は禁物だ。


先を見通し予測し効率良くタスクをこなす。
私が得意とする部分。

だけどこれが、
子育てでは自分の心をかき乱す。


今日は夫が用事で外出予定だったので、
前日に晩御飯を作り置き、
朝の家事も順調にこなした。

久々の一人時間。
1時間、少なくても30分は持てるだろう。

そうしたら、
いろいろ考えていることのアウトプットをしよう。
それが終わったらお昼ご飯を食べながらドラマを観よう。

そんな風に、
今後の自分の動きを考えていた。


けれど、
今日に限って次男が何故かずっと泣きっぱなし。

抱っこしてあやしている間に、
10分過ぎ、
30分過ぎ、
1時間が過ぎ。

ピーっと炊飯器の音がして。
お昼ご飯の時間。


なんとかここで寝かしつけ。

まぁ、仕方ない。
ご飯を食べながらドラマを観るか。

そんな風に立て直し、
お昼ご飯を準備して手を合わせたら。


目が覚めた次男とバチっと目があった。
つい10分前にやっとの思いで寝かしつけたのに。


またしても抱っこタイム。
座ると揺れが違うみたいで更に泣き出すので立ってゆさゆさ。
腰も肩も首も、全部バキバキだよ。痛いよ。疲れたよ。

結局泣き止まないので、
少し早いけどミルクをあげて。

お腹が張って辛いと泣くから、
綿棒浣腸して、すっきりさせてあげて。

あやして、
やっと寝て。


そこで、夫が帰ってくる。

もう、今帰ってこんでもええやん。


「ただいま」と言う夫の目には、
疲れと苛立ちをあらわにした私の姿と、
2時間放置され冷めてカピカピのお昼ご飯。



あぁ、一人時間が持てると期待なんてしなければ良かった。

期待したばっかりに、いらぬ計画を立て。
計画通りにいかないから苛立って。
苛立つから赤子は余計に泣き止まず。


どうして泣き止まないの?
なんで?どうして??
そんなことばかり思ってたけど。

大人だって理由もなく泣きたくなる時があるんだから。

あぁそうね、
泣きたいのね。
と、どーんと構えて受け止めれば良かった。


これからも毎日何もしないで過ごすわけにはいかないんだから。

予定通りにいかないなら、
今日はそんな日と割り切って諦めてしまえば良かった。

あっという間にならないように過ごしたいのに、
あっという間に一週間が過ぎていく。
そのことに、気付かぬうちに焦っていたんだな。


こんなに小さな子どもを育てているんだから。
期待や焦りは禁物だ。

出来ることから少しずつ。
出来ない時はいっそ、子どもたちと過ごす時間をより大切にしよう。

きっと次男はそれを私に気付かせるために、
今日一日中、力の限り泣いたんだ。

母ちゃん、
もっと肩の力を抜いてね、って。



そんな次男はさっきまで泣いていて、今も腕の中で眠っている。

そろそろベッドにおろしてもいいかな。
また起きて泣いちゃうかな。

今夜はどんな夜になるんだろう。
そんなことを思いながらこれを書いている。

次はもっと、
受け止められる私でいられますように。

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