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便利な時代、「楽して手に入れる」のが本当に正しいのか?

いつもお読み頂きありがとうございます。
みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、毎月第1・第3月曜日の8:00に更新をしています。

現代と昔では比べ物にはならないほど、あらゆるものが便利になっており、情報量も多くなっています。特にインターネットやスマートフォンが与える影響は大きく、それは私たちの日常生活にも変化をもたらしています。手軽にニュースを読めたり、友達と連絡が取れたり、動画を視聴できたりと便利になった反面、なんでも楽に、すぐに、手に入れられるので仕事においても「楽に、簡単に」を求めている人も増えているような気がします。

最近では投資などに興味を持って簡単に手を出した結果、騙された人がいるとニュースになっていますが、これも「楽に手に入れたい」と考えている人が増えている結果でもあると思います。

しかし、私は楽をして手に入る、成し遂げられることはそう多くないと考えています。何かを得るためには、能力・経験・努力が必要です。一見楽をして何かを得ているように見えても、裏では苦労をして力をつけているからこそ楽をしているように見えるのかも知れません。

▶︎人生には二通りの生き方しかありません。

先に楽をして、後で苦労するか。

先に苦労して、後で楽をするか。

私はこの二通りの生き方しかないと考えています。

例えば、先に楽な生き方をしようと考える人は、夏休みのはじめは宿題をせずに遊びまくって最後に追い込まれる人です。最初のうちは、楽なので問題ありませんが後から苦しくなります。この小学校の宿題レベルであれば後から取り返しがつくので問題ありませんが、長い時間楽をする弊害もあります。
得に仕事においては若いうちに楽な稼ぎ方を選択していると、年齢を重ねていった先には、知識も乏しく、浅い人間となっていきます。Twitterなどでよく見かける楽して稼げる闇バイトなどに手を染めてしまう人も、この生き方でしょうが、ほとんどが人生を棒に振ってしまいます。

一方で、夏休みの最初に宿題を終わらせる人
最初に楽をしている人を羨ましく見えるかもしれません。

仕事で言えば、みんなが遊んでいる中、一生懸命勉強し、会社へ入っても仕事を覚えるために知識を習得し、教えを乞い、苦しい思いをしながら努力していく人。最初は苦労すると思いますが、若いうちに一生懸命努力して知識を習得して経験を積んでいくので、年を重ねていけばいくほど楽ができる人生が待っているでしょう。

どちらも生き方なので全く否定するつもりはありませんが、みなさんが親の立場だったら子どもにどちらを勧めるでしょうか。

▶︎苦労することで脳を鍛えることができる。

またある研究結果では、楽をするか苦労をするかでは、脳の発達にも影響があることがわかっています。

楽をしていると、人は考えることをやめてしまいます。そうなると人は一気に老化していくでしょう。逆に、脳を鍛えることで、老化を防げることが最近の研究結果でわかってきています。

便利になってくると考えない人が増えてきています。今までは、脳は歳を重ねるごとに神経細胞が死滅していく一方だと考えられていました。しかし、記憶や空間学習能力をつかさどる海馬という部位は、神経細胞が新たに生まれる『神経新生』が毎日行われていることがわかってました。

実は、脳は、仕事でも語学でもスポーツでも楽器でも、8歳からでも、40歳、80歳から始めても上達できるのです。何歳からでも能力をアップさせることができるのです。

最近は若年性の認知症なども増えてきていると言われますが、これは、考えない人が増えてきたからでもあるのではないでしょうか。特に、海馬を萎縮させる要因としては、運動不足やコミュニケーションの欠如などが主な要因です。つまり、常に考えて仕事ができる人の労働は最高の脳の鍛錬となるのです。

会社での人間関係はストレスになると言われていますが、5感をフルに使い、苦労していくことで、楽な人間関係も構築していくことができます。

一生懸命働いて苦労をして脳を鍛えて後で楽をするか、最初に楽をとって何も考えずに脳を退化させて後で苦労をとるか、あなたはどっちの人生を選びたいですか?

人生は点ではなく、どの選択が将来の自分にとって良い人生になるのか線で見ていくことが重要です。その為の知識もしっかり勉強して、若いうちの苦労は買ってでもすることが、将来の楽な人生につながると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。

株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大

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