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社員が持つ「人生のテーマ」を聞いて、<欲望>についていま一度考えてみました。

いつもお読み頂きありがとうございます。
Enjin代表の本田幸大(@kohdai_enjin)です。みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、このnoteを更新しています。

Enjinは18期目を迎えようとしていますが、ありがたいことにたくさんの社員が入社してきてくれている一方で、社員と私との距離が遠くなってきており、社員の考えや想いを直接聞くことが減ってきていました。

そんな中、先日弊社の社員同士のセッションを聞く機会があり、その内容が私にとってはとても刺激的だったので、そこで感じた私の考えと共にシェアしたいと思います。

セッションは、「それぞれの人生のテーマを知りたい」というある社員からの提案をもとに行われ、年代問わず参加した各社員の考えをそれぞれ共有し合うという形でした。

▶各社員それぞれ想いのこもったテーマ

セッションでは、新人から中堅を含むベテラン社員まで、約30名ほどの社員が参加し、各々が掲げているテーマについて議論が交わされました。

・親孝行をしたい
・周りのひとを幸せにしたい
・笑顔で生き続ける
・後悔のないように生きる
・挑戦し続ける

など様々な意見が出され、それぞれバックグランドをもとにテーマを決めている人もいれば、理想とする姿と自分を重ねてテーマを決めているなど三者三様でした。

中でも特に印象的だったのは、
ある新人社員が発言した「すべての快楽を経験したい!」というなんとも壮大な人生のテーマです。

私が想像していた回答の範疇を超えていたのですごく驚きましたが、思えば私も若い頃は似たような考えをもっていました。

▶欲望があるなら、力をつけて満たしていく

実際、私も20代の頃は欲望がたくさんあったので、それらを満たすことに必死でした。その点においては同世代よりもエネルギッシュで、色々と試行錯誤しながら果敢にチャレンジを繰り返していた気がします(笑)

一般的には欲深いことは「悪」とされる意見もありますが、それが健全な範囲なら私は肯定して満たしていけば良いと思っている派です。

特に若いうちは自分の欲望を満たしていくだけのエネルギーがあるので、満たせるのであれば満たした方が良いと思っています。そのためにはもちろん力もいるので、自ら努力をして得る必要があります。

しかし、「欲望を満たしたい!」からと言っても、あくまで”健全な範囲で”、満たすことが重要です。

人生の店じまいをしてしまっては元も子もありません。

特に縁があってEnjinに入ってきてくれる社員には、そのような人生の歩み方はして欲しくはないというのが私の思いです。

▶その欲望は幸福に向かうのか、破滅にむかうのか?

基本的には健全な範囲でエネルギーを使うことは人生においてプラスになりますが、できることならネガティブな経験は避けた方が人生を効率よく発展させることができます。

先ほども言いましたが、やたらめったら欲望を満たしていけば良いのか?といえばそうではありません。私もエネルギッシュに活動していましたが、これだけは絶対にしないと決めていたことがありました。

それは「親が悲しむことはしない」ということです。

私の場合は特に、学生時代にやんちゃをしたり、バイク事故で母親に迷惑をかけてきたバカ息子だったと自覚があったので、社会人になる時には「親孝行をする」と意を決していて、そのおかげもあって大きく羽目を外すことはありませんでした。ただ、そのなかでも、いま振り返るとしなくてよかった経験もたくさんあったかと思います。

でも、若いうちはこれがわからないのは当然だと思います。

すべての快楽を経験したい」という社員も、<満たして良いもの><そうでないもの>の区別がつかないことがほとんどだと思います。もちろん彼に限らず、若手社員がたくさんいるEnjinでは多くの欲望をもった社員が多いと思うので、社員たちが破滅に向かわないようにきちんと伴走してあげたいと思います。

そのためには「親を悲しませない」のほかに、以下のような指標を持っておくのが良いです。

▶どんな親のもとに生まれたいのか?

すべてのひとが親になるとは限りませんが、「絶対に親にはなりたくない!」と若いうちから決心しているひとも少ないかと思うので、"もし親になったら?" という観点でお話したいと思います。

「自分がもし親を選べるなら<立派な親>と<粗悪な親>、どちらのもとに生まれたいですか?」

と質問をされたとき、多くの人が前者を選択すると思います。ということは、自分が果たして親になることがあった時にそこに向かっているのか?という指標もひとつかと思っています。

つまり、少しでも親になる可能性があるのであれば、経験・知識・経済力・品性など、あらゆる面で成熟しておく必要があるという事です。

そしてたとえ若気の至りでもやっていい範囲を超えてはいけない。これも非常に大事です。その程度は時代や環境によって異なってくるので一概には言い切れませんが、常に意識しておくのがポイントです。

このようにたくさんの経験を重ねた先に、立派な親、また親に限らず立派な上司や立派な先輩に成長していってほしいと願っています。

言い換えると、私と会社のミッションでもある「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」になりますが、『欲望』の先には結果的に誰かの幸せにつながるかどうかが大切だと改めて認識した一日でした。

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。

株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大

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