見出し画像

組織の管理者への愚痴

管理者って大変ですねほんと。

仕事してたら何らかの組織のリーダーになったり、昇進して役職についたりすることがありますが、まあ大変です。

で、僕はそういうリーダーとか上司っていう存在の人に対して「もっと勉強しろよ」って思っちゃうことがあります。
若造が偉そうなこと言うなって感じですけどね…

中途半端に権力だけ持って、管理者としての勉強を何もしていない人に対して腹が立つんです。

だって管理者の発言一つでメンバーの給料が決まったり、下手したらクビになったりするんですよ?

それなのに当の管理者がマネジメントについて何も勉強していないのはおかしいと思うんです。

特に今僕が務めているIT企業の管理者に対して言いたい。

もっと勉強してくれと。

ということで今日は、「力を持つなら責任を果たせ」っていう最近の愚痴のお話。

エンジニアは勉強しない

かく言う僕もかつては管理者の末席の末席ながら、あるチームのリーダーとして頑張っていた時期もありました。
今は業界も職種もガラッと変えて転職しちゃったので何の役職もありませんが笑

で、僕は初めてチームを率いると決まった時からマネジメントや経営に関する本を読んだり先輩に相談したりして、他のベテランリーダーに少しでも近づこうとしました。

だって僕が一番経験が浅い若輩者なので、それで何も用意せず大失敗したらメンバーに対して面目が立たないですからね。

正直それくらい当たり前で、それも含めて仕事だと思っていました。

その後僕は1社目を退職したのですが、次はIT系のエンジニアとして新たなスタートを切ることにしました。

事前情報では「エンジニアは常に技術力を向上させて、第一線で戦えるようにずっと勉強するものだ」って聞いていました。

だから僕も平日も土日も関係なく毎日プログラミングの勉強をし続けました。

とは言え実際IT業界に入社してみるとみんながみんな毎日勉強してるわけじゃなかったんですけどね。
それが1つ目のギャップ。

あともう1つびっくりしたのが、「エンジニアは昇進意欲が低い」ってことです。

エンジニアの将来像ってざっくり言うと「プロジェクトを管理する人」か「技術力を高め続けたプロフェッショナル」のどっちかを目指すことになるっぽいんです。

そのうち後者のプロフェッショナル、つまり「ずっと現場でプログラミングに携わっていたい」って人が結構多い(僕の会社だけかもしれませんが)。
これがもう1つのギャップ。

でも誰かは必ず管理者にならないといけないので、適性がありそうな人は管理者ルートで進むことになりますけどね。

で、ここからが理解できないのですが「プロフェッショナルになりたかった人」ならまだしも「管理者になりたくてなった人」ですら、マネジメントに関する勉強をしない人が多い

ほんと、、
勘弁してくれよって感じです。

確かに僕らはエンジニアなので、どうせ勉強するならプログラミングに関する勉強を最優先にしたいという気持ちは理解できます。
プログラミングの知識と技術力があれば社内での発言権も強まりますし、昇進もしやすいでしょう。

しかし管理者になりたくてなったなら、それなりの覚悟を持ってもらわないとこっちが迷惑です。

マネジメントやチームビルディングの勉強くらいは最低限しておいてほしい。

それもやらずに管理がうまくいかなかったなら、それは全部自分のせいだと思います。

メンバーを非難する権利は無いです。

お客さんにビビるな

あと今色々書きながらまた思い出したことがあるのでそれについても愚痴っちゃいます。

これは実際にあった話ですが、「明日までにシステムの不具合を洗い出して修正しなきゃいけない」って指示が下りてきました。

しかし「どこにどんな不具合があるのか」を見つけるところから始めて、どれだけの数見つかるかもわからないのに明日までに修正までしろって、なかなか不確定要素が多すぎますよね。

でもそれが上からの指示なんでとりあえず不具合を見つけるところから着手したんですが、不具合を洗い出すだけで2日かかりました。

つまりもうアウトです、間に合いません。

で、その日の社内MTGで
「本当に修正までしないといけないのか?お客さんは何と言っているのか?」
が話題になりました。

すると管理者の方々が
「お客さんからのメールを読むと今日までなのかなと思った。」
と言うんですよ。

…え?

もしかして推測ですか?

つまりそれってこっちサイドで勝手に期限を設けてたって話ですか?

なんだそれ、おかしくないですか。

ということで再度お客さんに確認ですよ。
そしたら「修正は急がないし、何なら急ぎじゃないので期限も無い」って言われたそうな。

全然余裕じゃん!!!!

残業どころか土曜出勤の覚悟もしてたのに!!

これは一例ですが、こういう「さっさとお客さんに聞けばいいのに」って話が毎日のように出てきます。

「お客さんに対して何かを要求するとか意見するのはタブーだ」と思ってるのか聞く勇気が無いのか分からないですが。

ちゃんと必要な時にはお客さんと交渉しないと、どんどん納期で首が締まっていく一方になるじゃないですか。

無理なら無理で交渉して、社員を守るための行動をしないと。

プロジェクトの管理をするなら、お客さんの御用聞きばっかりやってても絶対うまくいかないですよね。

ただの御用聞きはいらない。
ビジネスパートナーがほしい。

それがお客さんの本音だと思うんですよ。

時にはただ言われたことだけをやってくれるような存在が欲しいこともあるでしょうが、それって誰でもいいわけで。
企業間取引においてリピートオーダーしたくなるのは、やっぱり特別な付加価値を与えられた時だと思うんです。

そういう立ち回りも含めて、「もっと頑張ってよ…」って思うことばかりです。

技術力だけがエンジニアの必要スキルじゃないぞと。
若輩者の僕はそう叫びたい。

大いなる力には大いなる責任が伴う

管理者の皆さん、スパイダーマン観たことあります?

ベンおじさんが言ってたじゃないですか。

大いなる力には大いなる責任が伴う

重い言葉ですよ。
名言です。

もしこの言葉に共感するなら、管理者の皆さんは自分の持つ権力を自覚してほしいです。

その権力を行使したいなら、ちゃんとその意味を理解してください。

振り回されるのは常にあなたの部下です。

社会人が1週間に勉強する平均時間ってどれくらいか知ってますか?

6分ですよ。
1週間にたった6分。

たったそれだけ勉強しないで管理者なんて名乗らないでほしいです。

平日は忙しくて無理だとしても、休日に何時間か勉強したら周囲に何倍もの差を付けられるってことなんですから。

ボサッとしてると僕が皆さんを管理する日が来るかもしれないですよ。

なんてね。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?