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子どもの頃の金銭感覚

僕はあまりお金の管理が得意ではありません。

あれば、無計画で惜しみなく使ってしまう傾向があります。

子どもの頃からそれは変わっていない気がします。

小学校の時にミニ四駆が流行っていました。
僕の家の近くに模型店があり、そこで友人たちとミニ四駆のレースをするのが一時期ブームになっていました。
自分のマシンを速く走らせるためには改造が必要です。改造にはお金が掛かります。僕はお小遣い制だったので、お小遣いがもらえれば、すぐに模型店に行き、ミニ四駆の改造部品に浪費していました。
無計画で衝動的にそのようにお金を使ってしまうので、後で困ることになるのです。
子どもの頃で言えば、友人たちと駄菓子屋に行った時にお金がなくて駄菓子を買えずに惨めな思いをする。それから僕はスイミングクラブに週二回通っていたのですが、帰りのバスで食べる軽食代もお小遣いから出すことになっていたので、その軽食を買えずに、バスの中でひもじい思いをしていました。

お金のことでひどかったなと思うのは、例えば模型店に新型の改造部品が入荷したという情報が僕の耳に入ると、どうしてもほしくなってしまいます。しかし、その時すでにお小遣いは使い果たしていました。でも、ほしい。
僕の取った行動は、万引きではなく、親や祖父母の財布からお金を抜き取るということでした(家族とは言え、それも万引きと一緒だ)。
僕はくすねたお金を握りしめ、ミニ四駆の部品を買いに行くのです。そして、満足する。
そんなことをしていたので、やはりお金をくすねていたことはすぐバレてしまい、こっ酷く叱られました。でも、僕は辞められました。くすねては部品を買い、満足し、罪悪感はありませんでした。
そのうち、ミニ四駆ブームが終わり、今度はスーファミが発売され、スーファミブームが始まりました。当時、スーファミのソフトは一万円近くするものだったので、その当時の僕もそれは高すぎる。僕が手出しできるようなものじゃないと諦めたのか、誕生日やクリスマスに買ってもらったソフトや友達から借りたソフトで遊べる範囲で遊んでいました。

現在もやはり、お金の管理は苦手です。
たぶん大丈夫だろうと思い、浪費してしまうと、たいたいは大丈夫じゃないことが多いです。だから、なるべくお金の管理は僕じゃない誰かがやるべきだと思っています。
じゃないと破産すると思います。

この特性も子どもの頃から理解していれば、もう少しまともなお金の管理の仕方ができていたのかなと考えることもあります。
どうなんだろう。
現代のADHDがある子どもたちの教育プログラムの中にはお金の管理の仕方というものはあるのだろう。あるなら、子どもの頃の僕にならってもらいたかったもんだ。
でも、そんか知識や経験をしたところで、ADHD特性が改善できるんだろうかということも同時に考えたりもする。
特性というのは案外手強いのだ。


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