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港千尋の写真集『Across The Waters』の素晴らしさ/一日一微発見309

残念なことに港千尋さんの写真展は、会期が短く、タイミングが合わなくて、行くことができなかった。

残念に思っていたら、大学院のスクーリングの時に、受講生の方で、港さんをよく知る人がいて、「後藤先生にお見せしようと思って持ってきたんです」と言って、深い青色の写真集セットをテーブルに広げてくれた。

あー、なんという素敵なことが起こるものか。

港さんは若い頃からブラジルを始め南米を旅してまわり、パリでの海外生活も長かった。コロナの前は、は「1年のうち200日ぐらいは海外ですよ」と会うたび語る軽やかな世界人であった。

それがコロナの蔓延でどこにもいけなくなった。
しかし、この時期は多くの人に(僕も含めて)重要な熟成期となったのではないか。

港さんは、昔の旅において撮影し、そのままにしていた写真を見直すいいチャンスが来たと語っていた。

それらの写真がどんなものなのか、楽しみにしていたが、それを見ることがっきるタイミングが意外にも早く、コロナ明け前にやってきた。

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