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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい… もっと読む
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ… もっと詳しく
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#思考法

編集者の修業時代の話 雑誌『匙』について/一日一微発見425

昨夜は嵐のように強風が吹いた。今年一番の寒波で日本中が冬や冷え込みに襲われているようだ。…

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旅の終わりに思うこと(次なる始まり)/一日一微発見383

今、マドリッドから飛行機にのってきて、ドバイでトランジットへ。今は、夜中の12時35分ぐらい…

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逸脱する編集③レイ&チャールズ・イームズ/一日一微発見358

逸脱の編集の3回目はレイ(1912-88) &チャールズ・イームズ(1907-78)を取り上げる。 彼らは…

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逸脱する編集①ブライアン・イーノのジェネレイティブ/一日一微発見364

僕は編集とはマーケティング的に「同質性」の価値を生み出すものではなく、「差異」や「逸脱」…

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この場で考え、即行すること(ヴェニスで考えていること)/一日一微発見336

よく「計画がない」と怒られたりする。まぁ、計画はないことはないし、極論すればずっと考えて…

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SF小説『三体』の「想像力」について/一日一微発見276

2022年の正月は、5巻から成るSF巨編『三体』を読み終えることができた。これで新年がやっと始…

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京都のお寺で宗教とアートについて考えた/一日一微発見270

宗教とは不思議なものだ。 どの宗教も中心には「信」と「救済」があるだろう。 なぜなら人生とは「苦」に満ちたものだからだ。 そして、そのシステムを提唱した「教祖」はたいていの場合は、とっくに死んでしまっているのに、「教義」や「教団」が残って一人歩きして成長していく。 「聖書」が「教典」は変わらないにしても、たいていの場合は「弟子」なるものが教祖の「教え」を引き継いで「発展」させる。 いや「発展」というより「上書き」して、別のものへとトランスフォームしていく。 マルクスだった

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なぜアーティストたちは沖縄に惹かれるのか/一日一微発見269

多くのクリエーションに関わる人にとって沖縄は特別な場所である。 古くは岡本太郎の写真とフ…

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『植物の生の哲学』を読んで考えたこと/一日一微発見263

確実に僕らの世界は、AIとの「共存」へと進んでいく。もうそれは不可逆だ。 つくづくそう思う…

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銀座のことはみんな仲條さんに教わった/一日一微発見259

「仲條さんは親分だったな」と僕がつぶやいたら、林修三が「いや、親方だよ」と言った。名言で…

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アートを生む京都という場所について/一日一微発見258

コロナが引き金になっているのか、京都に転居してきた友人が何人もいるのを見ていると、奇妙な…

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5000日をどう生きるか(ケビン・ケリーの新著)/一日一微発見256

ケビン・ケリーの大切な教えは「テクノロジーの声に耳を傾けること」だ。 僕は彼には会った事…

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『銀河ヒッチハイクガイド』42周年万歳!!/一日一微発見254

僕はベッドの中にいるのが好きだ。安眠ほど幸福なものはない。 昔、よしもとばななさんが中学…

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9.11から20周年の日に/一日一微発見245

20世紀末から21世紀を生きるすべての者にとって、9.11のワールドトレードセンターの崩壊の映像は、体に掘った刺青のように消える事は無い。 僕はポラロイド写真を撮るのだが、以前出版した写真集『wastland guide』の写真ページの最後は、 9.11の日に、ワールドトレードセンターが崩れ落ちるTV画面を撮影したものだった。 あの日から20年が経った今日。 いろんなことが脳裏をよぎる。僕はこの秋に『アート戦略2/アートの秘密を説き明かす』を刊行するが、その中に、杉本博司

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