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「地球の歩き方」の御乱心を心の底から応援したい。

1月9日(月)、晴れ。
我が家で集めている図鑑「MOVE」に
新刊「日本の歴史」が出ていたので
それを息子に伝えたところ、当然「欲しい!」とのリクエスト。
なので息子と共に書店に向かい、
「MOVE」だけ買って、さくっと帰ってくるつもりだった。


なのになぜ、我が家に
この本が鎮座しているのだ。


書店にて。
息子、図鑑「MOVE」以外にも欲しい本があったようだったので
「じゃあママは先にMOVE買ってくるから、
 そこで、欲しい本選んでて」
と息子に声を掛け、私は図鑑コーナーに向かった。
図鑑コーナーに行く途中に「海外旅行コーナー」があり
ヤベェ本が目の端に入った。
「・・・いかん、見たらいかん、見たら絶対買ってしまう!
と、大人の節度を保って精一杯己を律したのに

図鑑コーナーから戻ってきたら、
全然違う場所にいたはずの息子が
いつの間にか海外旅行コーナーに移動していて、
しかも 例のヤベェ本を手に取ってぱらぱらと見ている ではないか。
さすがは私の息子。遺伝子って抗えないんだね。
もうね、親子揃って心臓わしづかみにされちゃったんだから
買うしかないよね、コレ。

そんなわけで「地球の歩き方」ならぬ
「異世界の歩き方 ムー」
 が
我が家の本棚にやってきました。
ビジネス書籍や文庫本が立ち並ぶ中
一目で見てヤベェ奴とわかるほどの毒々しいオーラを放っています。

でも中身は「地球の歩き方」そのもので、
ムー大陸やアトランティス大陸の解説に交じって
チベットのポタラ宮とか、ペルーのマチュピチュとかの
いわゆる観光スポットのお役立ち情報もふつーに紹介されています。
伝説のミステリーハンター竹内海南江さんのインタビューも載ってるよ。
なにこれめっちゃおもしろい。

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2020年、全世界をコロナが覆い、
海外への扉がほぼ閉ざされた状態となりました。
「地球の歩き方」のように
これまで海外旅行を専門にしてきた生業の人たちは
一体どうなっちゃうんだろうと気になっていましたが
まさかこんなことになっていたとは。
あの会社にどんな心境の変化があったのか
詳しく知りたい!と思って探してみたところ
社員の方へのインタビュー記事を見つけました。

(こちらです)
『地球の歩き方』売り上げ9割減からのV字回復!コロナ禍で気づいた自社の“強み”

9割減という大打撃もすごいし
これまで培ってきた自分たちの強みを活かして
そこからV字回復を遂げたこともすごい。

そして何より、この「ムー」のほかにも
「地球の歩き方」シリーズとして
・日本(←1,000ページ越えの、まるで鈍器のような本らしい)
・ジョジョの奇妙な冒険
・水曜どうでしょう
など数々の新タイトルを生み出したアイデアと、
そのアイデアを実現可能にした社内の集合知と、
傍から見れば「御乱心」ともいえるチャレンジングな一歩を
ちゃんと完走(=販売)に結び付けられる社風がすごい。

この本、ありとあらゆる角度からの情報が詰め込まれているので
むこう1年ぐらい、家族でたっぷり楽しめそうです。
「地球の歩き方」さん、ネタとしても実用本としてもおいしい本
世の中に送り出していただき、ありがとうございました。
その「御乱心」、今後も心の底から応援しています!

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