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決戦は土曜日①

6月12日

決戦当日

決戦に臨むにあたって前日に私は睡眠薬を飲んで寝ました。睡眠不足で頭がはっきりしない状態で戦いに臨むのは良くないと思ったから。それでも朝早くに起きました。

当時夫は何かと理由をつけて勝手に出てって帰ってこない、帰ってきても日付が変わる頃を繰り返していたので今日は朝から何処にもいかない様に見張ろうと思いました。

朝9時過ぎても夫は起きてこない

あ、これは今日は出かけないなって察しましたので、私は少し仮眠をとる事に。眠気がまだ残ってたので(;^_^A

12時半すぎようやく起きて来た夫

シャワーを浴びてご飯を作りだしたのでご飯食べ終わる事に話そうかなって様子見してると今度は洗濯を始める・・・(;^_^A

正直この時私の方も心臓バクバクでした。

話すタイミングを中々掴めなかったのもありますが、いざ!!っと行けない所もありました。それでも今日この日のために私はずっと耐えて頑張ってきた。今ここで戦いから逃げる訳にはいきません。

パートナーに不倫事実をつきつける時に絶対にしてはいけない事は

①感情的になる事

②事前に話があるという事

この二つは絶対にしてはいけません。感情的になると物事の本質が伝えづらくなります。(あと向こうも応戦してくる可能性も)また事前に話がある、等の前振りをしてしまうと、相手はやましい事がある自覚はあるので、身構えたり、口裏合わせたり、何かをする時間を与えてしまう事になります。

こちらは準備万端にしつつ相手には「考えさせる時間」を絶対に与えてはいけません。

洗濯物を干し終わり一人何もない自室にこもった夫

14時30分。私は夫に声をかけました。

「ちょっと良い?」

襖越しに声をかけるとダルそうに「良いよ」と返事が返ってきました。

ダイニングに腰掛けボイスレコーダーON

(絶対に話し合いの時は録音はしましょう。これは基本!)

私はいよいよ覚悟を決めて切り出しました。

私「夫君さぁ・・・私に隠してる事あるよね?」

夫「・・・・え?別にないけど?例えば?」

↑この夫の切り替えしは隠し事をしてる人のテンプレです。隠し事ない人はこんな返ししません。例えばって何ですかね。今思えばちょっと笑っちゃいます。

私「・・・私さぁ全部知ってんだよね」

その言葉を聞いた時の夫の表情はギョっとした様な少し焦りの様な何とも言えない顔をしてました。それでも夫は最初シラを切りとおそうとしてきました。

夫「え?何の事?意味が分からないんだけど」

不倫を問い詰める時はこの様に最初からこちらのカード全てを見せる必要はありません。何かを知ってる素振りを見せ自ら吐かせるのが一番です。この様にシラを切ったりとぼけたりが続く様なら次々にカードを切っていけば良いのです。一番大事なのは「不倫した事を自白させそれを録音する事」

私「分からないのかぁ・・・じゃあもっと分かりやすく言うね」

ここで私は次のカードを切ります。

私「不倫してるでしょ?」

感情的にはならないのは絶対条件ですが、この時の私は正直声は震えてたと思います。ここに来るまで耐えて耐えて長い時間頑張ってきました。歓喜して通達したい位目指してた場所でしたが、実際はやっぱり辛かったですね。事実は分かってるけど、こんな事を言わなくてはいけなくなった現実が辛かったです。

私の言葉を聞いて夫は黙ってしまいました。

あらゆる想定をしてその想定に対して対策を考えていた私。私の予想では夫は突き付けたら黙ると思ってました。何故なら夫は感情の言語化がとても苦手で頭の中で物事や感情を整理し自身で消化するのにとても時間がかかるタイプ。ポンポンと湧き水の様に言い訳が浮かぶタイプではないからです。

否定も肯定もせず無言の空間

すると夫からこういう言葉が出ました。

「・・・好きな人はいるね」

この期に及んでまだシラを切りとおそうとする夫。「好きな人」であればセーフだと思っていたのかそこで通せば逃れられるのではないか、そんな甘い考えが透けて見えました。なのでここから更に私は畳かけます。

私「好きな人じゃないよね?もうそういう関係の人だよね?私全部知ってるし、法的手段に出れる程の物も揃ってる。全部分かってるんだよ」

「法的手段に出れる程の物を持っている」これが私の次のカード

それを聞いた瞬間、夫は観念したのでしょう。

夫「・・・・そうだね」

話し始めて10分と経たずに夫はあっさり自白しました。

ちょっと開き直った様な印象の「そうだね」でしたけど、あっさり自白してくれたのは本当に助かりましたね。結局50万かけて作った写真集を見せる事なく自白してくれたので、ちょっと拍子抜けちゃ拍子抜けですが。

私「・・・夫君の口から全部聞きたい。私は何処の誰とどういう風に不倫してたか全部知ってるけど、全部夫君の口から言って」

「全部知っている」これは正直ハッタリですw実際彼らがいつからそういう関係なのか「不倫期間」まではハッキリ分かってませんでしたし、会っていた日全てを把握してた訳でもありませんし。でもココはハッタリも大事。「全て分かられいてはおしまいだ」そう思わせれば勝ちです。

私「ずーっと私の事騙してたよね。ずーっとね・・・事の重大さ分かってる?」

私「夫君にどんな事を言われてもどんな態度取られてもずーっと耐えてた私の気持ちわかる?毎日毎日・・・心が殺されてたんだよ私は」

正直声を荒げたりはしてませんが、この時すでに感情は爆発しそうでした。本当は自分の気持ちを伝えるのはあとの方が良いって言われてたのですが無理でした(-.-)

私はずっとこれを伝えたかったのです。

ずっとずっと我慢して耐えて来たのは如何に貴方の行動で私の心が殺されていたかを。

夫は離婚の話を両親に話していましたが、絶対に不倫の事実は言ってないだとうなと思いました。だからこそあえて聞いてみました。

私「・・・この事を親は知ってるの?」

夫「・・・知らないね」

私「だろうね。こんな事親に言えないよね。そういう親に言えない様な事を夫君はしてるんだよ」

夫「・・・そうだね」

私「何で私がずっと死にたくなってたか分かった?」

私「なんで夫君がこの家に帰ってこないかも全部分かってたよ。先週金曜日から日曜まで女とあっちの家にいたんでしょ」

夫「・・・いたね」

私「だよね。ただね・・・私はね、この事実を知っても変わらないから。離婚する気はないから」

ここで私は自分の離婚意志がない事を伝えました。夫はどう考えてたのか分かりませんが、戸惑い私の聞く言葉に相槌の様な返答をするだけて精一杯な印象でした。

私「いつからそういう関係なの?」

夫「・・・今年の2月くらいから・・・・」

夫「ichikoが扶養に入ってから・・・色々考えて調べたりして・・・そうしてる内に将来が考えられなくなって・・・それで他に目がいったっていうか・・・」

私「ばれないと思ってた?」

夫「・・・そうだね」

私「こういう話を本当は夫君にするのは私も心苦しいんだよ。追い詰めるみたいで。でもそれでも絶対にやっちゃいけない事だから。そういう事になった一因は私にもあるとは私は思ってる。でも絶対にやっちゃいけない事なんだよ。だから許される事じゃない」

↑これはほぼ本音です。夫に対してこの話をするのは心苦しかった部分もあります。そして不倫は絶対にやった方が悪いんです。それは間違いありません。それでも私自身も今回の事で省みる点があったのは事実。それは決して不倫をして良い理由にはなりませんが、ここで貴方だけが悪い、不倫した方が悪い、そんな風に一方的に責め立てると絶対に上手く行きません。なので私の場合本音ですが、ここでの飴は再構築を望むのであれば絶対不可欠だとも思ってました。

私「相手女性の名前は?」

夫「・・・調べついてんじゃないの?」

私「うん、確認」

夫「〇〇なお」

私「独身?既婚?」

夫「独身」

私「でも一緒に住んでる人いるよね?」

夫「・・・え?」

私「付き合ってる人いるよね」

夫「でも独身だよ」

私「いやそうじゃなくて、付き合ってる人いるのにそっちはどう考えてるの?」

夫「・・・別れるって言ってた」

私「へぇ・・・じゃあ私と別居と離婚したかった理由はやっぱりそっちと一緒になる為だったって事だね」

夫「・・・・そうだね」

私「うん、じゃあ別居とか認める事は出来ないね」

この辺はもう本当に自分が得てる情報との照らし合わせです。まぁ100%の確信と証拠はありましたけど、あえて夫の口から言わせてそれを録音しておく。ここから仮に離婚やら裁判やらに方向が向く事も一応念頭に置いておいたからです。

夫の口から事実を語られる真実

これに勝る証拠はありません

私は離婚する意思がないのは明白でしたが、夫が今後どうしたいのかは夫にしか分かりません。「それでも俺は離婚したい」とか「別居はしたい」と本当あらゆる想定をしてました。

それに対してぐうの音も出なくなる正論は勿論準備してましたけど。

なので夫にとりあえず聞いてみる事に

私「夫君はこれからどうしたいの?」

夫「・・・・そんな事聞いてどうするの?」

私「一応ね、どうしたいか意見があれば聞いておこうかなって思って」

夫「・・・・・」

夫は黙ってしまいました(;^_^A夫もバカではありませんから(不倫してる時点でバカですが)きっとバレたら終わりだと思ってたんじゃないでしょうか?自分がどうしたいか、そんな事を言える立場では無くなったのは理解してる様に思えました。

でもこうなる事を想定してなかった辺りはバカですよね(苦笑)

実際こんなもんです。

不倫してる人間は脳みそがお花畑なので「普通に考えればわかる事」が分かってません。だからこうなった時にどうしよう、とか、こういう風にしていこう、とか想定してないんです。それは何故かって不倫という行為自体が「行き当たりばったり」だからです。

だからこういう事が起きる想定してないんですよ。夫や妻を心の中でバカにしてるから「どうせ気づかれない」って思ってるんです。あっさい脳みそで理性のない行動をしてるので当然ですよね。

だからこれから不倫事実を突き付ける皆さんも覚えておいてください

準備万端な人間が行き当たりばったりの人間に負ける訳がない事を。

ここまでの内容で賞味10分程度の会話です(;^_^A長くなりそうなので今回は一旦ここで終わりにさせて頂きます。今後どのように話を展開していくのかご期待下さい(笑)

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