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普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#34

こんにちは。ちょっと思うところがありまして連続投稿です。
#税理士試験で投稿されている方に応援コメントを送信させていただくことがあります。中には大学在職中に税理士に限らず資格取得に向けて頑張っている方もいて自分の若いころと比べて恥ずかしい限りです。税務署でアルバイトした時も将来税務署で働いてみたいのでアルバイトに応募しましたという学生さんもいましたし、以前の職場でもインターンとして働きたいと応募してくれた学生さんもいました。こういったことがあるとネットって情報収集に一役買ってますよね。前回の投稿でハッシュタグに転職、就職を付けていることをお話ししましたのでこの辺りの「わたし」の思いを忘れないうちに投稿しようと思った次第です。

学歴社会

何だかんだと学歴社会ですよね。入社面接では難関大学卒業の方が有利かも知れません。
でも、入社した後に大学で学んだ知識が大いに役立ちます?残念ながらそうではない。オリエンタルランドの同期にある大学の園芸科卒業の方がいましてその方の配属先は植栽課でした。本来こうあるべきですよね。「わたし」、法学部卒業ですが配属先は清掃の部署です。仕事していて法学部卒業して良かった~ッ!と思った瞬間はありません。さらに言うと在学中に世間に誇れるような学問・知識を習得しておりません。雇う側、雇われる側それぞれ問題ありですね。因みに「わたし」、ゼミ試験に落ちてゼミ取れず、卒論も選択だったので書かずに卒業してます。「ゼミ無し、卒論無し、就職無し」の三無しっ子てぇのがありまして、二無しっ子まで来たのでドキドキでした。
就職のこと考えてなのかわかりませんがより難しい、知名度のある大学目指しますよね。面接で〇〇大学卒業ってその人と会うのが初対面である以上、努力のバロメーターになっているんだと思います。難関大学に入学したのであればそれ相応の努力をしてきた、また、その努力ができる人ということです。それ位しか当初の尺度がない。よって面接をしていくうちにその人に対する理解が進めば当然評価が変わっていきます。難関大学卒業の人は逆に常にそういう目で見られるので評価が下がる方向からのスタートですので可哀そうかなと思うこともあります。
因みに「わたし」のことを少し書きますと兄が国立の歯学部入学だったので次男としての意地で、ある程度有名な大学に行きたいというのはありました。それと憲法学で有名な教授が当時いたのでその先生の授業を受けたい、と言うのが理由でした。その先生だけは頑張ってA評価でしたが、あとはディズニーでのバイト漬けだったなぁ。

会社のリーダーって?

カストに配属受けたのは高卒・短大卒・大卒合わせて10名でした。大卒は当時他部署研修があったので半年遅れでの配属でして、配属を受けて親睦のための同期会をやりました。お開きになった際に別の大卒同期と意見が合いませんで
Aさん:「今日は楽しかったね。遅れて配属だったけどこれからは他の同期を引っ張っていくリーダーとして頑張ろう!」
「わたし」:「いやいや、そんなつもり一切ないんだけど。彼らの方が早く配属受けて仕事に慣れているし教わるべきは我々でしょう?それを俺らリーダーだ!って間違ってない?先に配属受けて頑張っている彼らに対して失礼でしょ。」
Aさん:「?。だって私たちの方が給料多く貰っているよ?それって会社からの期待じゃないの?」
「わたし」:「違う違うッ!単純に「大卒」だからでしょ?社会人として(オリエンタルランドでの)のスタート位置が違うだけでよーいドンは同じ。その中で能力があって人を引き付ける魅力があれば自然とその人がリーダーになっていくでしょ!それがBさん(高卒)であっても全然文句ないしBさんを同期として応援していくよ」
オリエンタルランドでは当時第二テーマパーク建設のために大卒を多く採用しました。同期は260名位、うち大卒が85、6名だったと記憶しています。それまで大卒の採用は本当に少なくてアルバイト時代の先輩たちも多く受験したが採用された人はいませんでした。そんなわけで、露骨に先輩社員から「大卒は使えないんだよね~。」と嫌味言われたこともあります。でもこれって過去の大卒の人たちが俺が格上みたいな態度と取っていたからだと思うんです。
「わたし」、会社は経験序列だと思っていて経験のある人に教えを乞う、敬意を払うことが非常に大切でこれができるかできないかでその組織でのやりがいが違ってくると思っています。
今は知りませんよ、オリエンタルランドで縁故がなくても入社できたのは「わたし」の代が最後じゃないかと。今(当時ね)は縁故がないと正社員(プロパー)での入社は難しいと思います。だから新入社員で入ってきてカストに配属受けても「私、〇〇がやりたいんです。」と言い放って明らかにやる気ない奴とか結構いましたよ。やる気ないところからのスタートじゃあその後どうなるか想像つきますよね。

新入社員の仕事って?

大卒を例にすると本来学生時代に習得した知識を活かして早速その専門分野で活躍するのが正しい(大卒以外がそうではない、と言うことではありません!あくまで例題ですからね!!)。理系はそうなっているのかな?少なくとも文系は経営学を学ぼうが法律学を学ぼうが先ずは朝来てゴミ捨てから、あと書類整理ね、みたいなこと多くないですか。基礎をしっかり身につけて徐々に難しい仕事にチャレンジしていくことは正しいと思います。ただ、日本の社会構造が大きく変わってしまい、非正規雇用者が多くなり、非正規雇用者が仕事ボリュームの調整弁と経費削減の手段に使われてしまった。ハローワークの相談員が非正規雇用者って終っちゃってますよね。税務署でも短期バイト(短期さん)、長期バイト(長期さん)に支えらていて人員確保に苦労している感じでした。公務員ですらそうなんですから。
民間では税務上の問題があるとは思っていますが経理も外注が流行っています。本来は経理部で正社員として採用してお願いするような仕事を外注化しています(消費税上この方が良かったりしてる)。こういった状況で新入社員をきちんと育てて会社に貢献してもらう、という理念・ビジョンを持っている会社ってそう多くはないと感じています。大企業も世間の目があるので嫌々やっている面もあると思いますよ。

会社の体質

オリエンタルランドでは学閥はありませんでした。何故なら当時大卒が多くいなかったので学閥を作れなかったのだと思います(上司は中途採用者が多くて、2・3期前から新卒の大卒者がちょっとづついた感じかなぁ)。
でも組織って群れるのが好きですよね~(学生時代の連れショ〇じゃないんだからさぁ)。オリエンタルランドは人物閥でしたね。だから親玉が失脚するとその下についていた人は粛清される的な(ヤバい!こんなこと書いてて大丈夫なのか?!当時は、ですよ!)。
会社って思いのほか本来の仕事以外の無駄な労力が多いんですね。だから今の若い人に距離置かれちゃうんじゃないかな?
オリエンタルランドは私より上の世代は「何だか浦安に遊園地ができるらしい。お前そっち!」みたいな中途採用者でスタート切ったら大繁盛しちゃった。会社組織しっかりしなきゃ的なところにやる気のあるプロパーが徐々に入社してきている状況でしたね。今は成熟しているんだと思いますが会社の体質ってそうそう変わらないので伝え聞こえてくる内容はやっぱりな的なことが多いですね。皆さん、今は本当にネットでいろんな情報が入手できますので会社規模にとらわれることなく、その会社がやっていることや社会貢献等情報を収集して自分の人生の選択を慎重に選択してください。

今後の日本社会

なんでもアウトソーシングがなされてくると正社員って何ぞや?と思うのです。今後も経費削減のために非正規化が加速すると思います。ざっと考えただけでも退職金払う必要ないし福利厚生充実させる必要ないし社保加入必要ないし契約満了を盾に切り易いし・・・。あくまで現行法令上ですしそうとはいかないことも多くありますが。
でも方向としてそうであって、少なくとも「わたし」のいる業界ではそう感じているし、切り捨てられたこともあるし。
個人事業主なので法律違反ではありませんでしたが「他人の社会保険料をどうして自分が負担しちゃいけないの?だから社保には入らない」って心で思う分には良いですよ。それを本人前に口にされちゃうと自分の人生ここにいて良いのかな?って考えちゃいますよね。
だから今の若い人には学生時代ただ何となく過ごすのではなくて自分の人生選択を見極める貴重な時間にしてほしいんです。資格取ってそれで勝負できるのなら会社に属する必要なんてありあません。得意分野があるなら起業も良いでしょう。経験を積むために企業に属するなら一生そこにいるのか数年で転職するのか、きちんと計画して人生プランをたててください。究極、この先これができないと切り捨て人生に乗ることしかできなくなると思っています。今後の日本にはこういう人を救っていく余力はないでしょう。いいように利用されるだけの人生って虚しいですよね。

あとがき

脅すようなことばかり書いてしまいました。ごめんなさい。でも一旦は自分の夢を追って第一希望の会社に入社できたにもかかわらず、税理士という選択をして何とか資格をゲットできた「わたし」の人生、成功のような挫折のような複雑な思いなんです。できればこんな思いしない方が良いですよね。若い人に「こんなはずじゃなかった!」この思いだけは絶対にしてほしくないと思っています。「わたし」32歳の時に税理士挑戦スタートしましたがこうなるんだったらできれば20代で方向転換すべきだったし、税理士資格も30代後半には取得したかった。これは本音です。何か少しでも参考になれば。欲を言えば「よし!!税理士目指そう!!!」という若人が現れてくればと切に願うのであります。さ、仕事仕事。

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