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普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#29

先日申告書のゲラ版が完成し社長への報告、相談に行ってきました。年の途中から顧問することとなったクライアント様で前期まではご自身で申告されていました。前期からの中身の整理等があり結構大変で何とか間に合った、っていう感じです。月末までは少し余裕がありますが気分的にはギリギリ感いっぱいでホッとしています。
夕方からは支部の新入会員懇親会があり出席してきました。今まで税理士会とは縁のない、また他の税理士ともパイプを持たない(横の繋がりがない)事務所に多くいましたので、しかも職員(税理士でない)でしたから税理士会ってどんなところなのかな?との興味もありました。皆さん非常に気さくな方たちばかりで良い意味で拍子抜けです。支部にもよると思いますが「わたし」が所属している支部はとても良い感じです。懇親会ということもありますが高圧的なところもなく温かく迎えてくれました。お手伝いできることはしていきたいですね。今は自分の事で精一杯ですが・・・。


消費税、恐ろしや

試験まで残り2週間ですね。この時期になると勉強しているやら悶々としているやら勉強になっているかわからない状態かと思いますが気持ちを入れ替えるためにも普段よりこまめに気分転換しましょう。
お題目にある消費税についてです。消費税の課税対象は課税資産の譲渡等が対象となり、課税資産の譲渡等とは
事業者が法施行地において対価を得て行う資産の譲渡及び役務の提供をいう。だったかと。合ってますかね?つまり
事業者が
国内で
対価を得て
資産の譲渡・役務の提供をする。
この「4要件」を満たすと課税対象です。さらに国際間の二重課税排除を目的として輸出免税の規定がありますよね。0%課税とか不課税・免税とか呼ばれるやつです。
輸出免税の項目で保税地域内での役務の提供は不課税ってやりますよね。保税地域は国外扱い的なやつです。「わたし」前にも書きましたが合格した年の試験でマンションの1室が大使館でそこで行われた役務の提供が計算問題で出題されて悩みました。そして間違えました。大使館は保税地域らしい。
前の事務所で課員から保税地域から保税地域まで貨物を陸路で輸送した場合の消費税の取り扱いの質問を受けました。「わたし」と消費税法に合格している上司の回答は課税取引でした。消費税の課税要件である4要件すべてを満たしているからです。例えば飛行機で成田空港の保税地域に運ばれた貨物を横浜の保税地域まで陸路で運んだ場合の運賃です。運送会社が国内の道路を利用して運搬事業をしたのですからその対価は課税かと。一抹の理不尽さはありますが仕組み的にはそうかなと。
これ、不課税なんです。「保税運送」というらしく知りませんでした。乙仲さんとよばれる海運貨物取引業とか運送業を担当している方は当然のことかもしれませんが思い込みって怖いですね。質問を受けた時や少しでもあれ?っと思ったことは証拠資料を集めるようにしています。その中でもこれは衝撃的な思い込みだったなあ。あ、最近の受験生はこのあたり普通に習ってたりします?知らないの「わたし」だけ?

問題をよく読んでね

理論問題で個別問題が出題されればピンポイントなのでひたすら書くだけですが応用問題については問題をよく読んでくださいね。特に問題文が長文だったりすると何を聞かれているのかわからなくなることがあります。相続税の非課税財産について書くのかと思ったら更正の請求を書かせる問題だったなんていったら題意を読み取れていないので0点になってしまいます。ただ、途中で気付いても諦めないでください。勤めていた事務所の先生、消費税で理論用紙(当時B4用紙)の半分以上書いたところで書いている内容が違いことに気付いたそうで頭真っ白!仕方ないので書いた理論を四角枠で括って大きくバツをして書き直してその年合格したそうです。
予備校でもこういったことが話題になったことがあってその当時の講師の方は間違いは二重線で消せ、と指定されているから大きくバツはダメという方がいました。試験委員にもよると思いますが時間もありませんし「わたし」も同じ状況になったらバツ方式かな。今は修正テープの使用が認められていますが正直使っている時間ないです。「わたし」持ってはいきましたが使ったことないです。

あとがき

昔講師の方から「おしぼりを凍らせて持って行くと会場に着く頃適度に解けて気持ち良いのでグッド」って話があり実践してまして、これは良かった。100均でおしぼりケース買って使ってました。でも時代は便利になりましたね。ひんやりする汗拭きシート!これ最高便利です。会場についてこれで汗拭いて首回りとかも使えるので火照った体もクールダウン!
あと緊張で手に変なねっとりした汗かきません?タオルハンカチ忘れないように!トイレできちんと石鹸使って手を洗ってねっとり感をきれいにして気分爽快!おい、普段ハンカチ持ち歩いてないのかよ。トイレ行って手洗わないのかよ!という変な突っ込みしないでくださいね。ちゃんと持ってますよ!慌てたり緊張して持ち忘れることないように、ということです。でも見てると結構ちゃちゃっと洋服で手の水をはらったり、指先だけちょろっと濡らすだけの人多いです。試験の時は手がベトベトしないように、全てを万全に。くどいですが薄い長袖シャツ持って行った方が良いですよ。早稲田大学の時だったかな、一度激寒な教室がありました。何せ1年に1回しかありませんから念には念を入れて、特に寒がりな人は要注意です。
皆さんもうすでに頑張りきっていると思いますので頑張れは言いません。自分のベストが出せますように。

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