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普通のおじさんが税理士試験合格目指して25年もかかっちゃった件#14回

先日合格後初めて昔の職場であるディズニーランドへ家族でインパークしてきました。何かこみ上げるものがあるかと思いきや何の感情もわきませんでした。7月に終了するスペースマウンテンに乗りましたが歳のせいか思った以上にドキドキでリニューアルオープンした際にはもう乗れないかも知れない・・・。タワー・オブ・テラーはもう無理です。
しかし異様なほど混んでいた!ディズニーリゾートは時期に応じて入場料が変額されるようになりました。繁忙期は料金を高くすることで来場者を抑え、よりパークを楽しんでもらうとのコンセプトらしいのですが「わたし」が来園した日は金曜日でそこまで料金が高くなく、結果こういう日にゲストが集中してしまうようです。昔はチケットブースがあってチケット販売をしていましたが今では全てネットでのチケット販売です。だったら販売枚数のコントロールができるはずですし、事実コロナ禍ではコントロールしていましたよね。ゆっくりパークを楽しんでもらうにはチケット販売枚数をコントロールして全体的に値上げして客単価をあげた方が理解を得られたのではないでしょうか。あそこまで混雑しているとげんなりです。繁忙期にしか行けない人は高くても繁忙期に来園せざる得ないのでどこまで分散が進むのか疑問です。結局早く乗ることができる権利を買うとか余計にお金がかかります。変な仕組みですね。
それとスマホを駆使することでいろいろ便利になったようです。食事まで事前にオーダーできるとか、手慣れた子供がすべてやってくれました。が、正直来園回数が多くない人には何が何だかわからないまま1日が終わってしまうでしょう。リピーターで年齢が若い人には便利なツールです。ですがこれからの日本は高齢者が増えていき、昔を懐かしみディズニーランドへ行ってみる、的なゲストが増えていくと思うのですがそういう人たちには優しくはないですね。「わたし」が働いていたころのパークとはだいぶ変わってしまい、もしあのまま働き続けていたとして、今でも楽しく輝いて仕事していたかな?と考えてしまいました。

日本社会の全体の問題として感じること

「わたし」がオリエンタルランドに在籍していた頃、8周年の頃だったかな、人件費削減がスタートしました。
昔のオリエンタルランドはホント昭和的で会社の運動会があったり、労働組合主催のイベントがあったり(当時JリーグがスタートしてJEFユナイテッドのリトバルスキーがゲストで呼ばれてきた!!)。職場もお祭り好きの人々なので忘年会では出し物の余興があったり社員旅行があったり・・・。下っ端からすると面倒くさかったけれど仕事・職場を盛り上げていこう!!って感じは強かったですね。
脱線しましたがカストーディアルは当時、アルバイトは8.5時間拘束の7.5実勤で、当日の予測入園者週に応じて必要人員が配置されていて、これを6.75時間拘束の6時間実勤をベースにして人員配置の見直しを行いました。現場はきつくなりましたがギリギリ何とかなりました。ただ、欠勤が出たり、予想人数より多く来園者があるとどうにもならなかったですね。
でも、今思うと幸いなことに現場でこのマスターラインを作成できたことと人員を削減しない方向で作業していたのでアルバイトさんを退職させる必要がなかったことは良かった。ただし労働時間が短くなったので平日のキャストさんに文句言われましたね。説得、理解してもらうのに時間を割いた気がします。
でも経営部門では経費が減ったのでこれ幸いですよね。この後どんどん本社の意向が強くなっていった気がします。今の日本を見ていると机上の計算では成り立つ、ということで強引に進んでいくことが多くなったと思います。税金・社会保険・マイナンバー等々、でも現場では様々な問題を抱えているのでそう理屈どおりには進みません。必要なのはその計画を現場サイドの人と意見を交わしあってブラッシュアップしていくことだと思うのですが・・・。そのプロセスが社会前提で決定的に欠けていると思うのです。
タオル絞って絞って、空タオルになっているのにまだ1滴でも出そうとしてる。もう千切れる寸前まで来ているのに。いつまで続けるのやら。

一人一人必要な自衛手段

昭和、かろうじて平成前半までは従業員も会社も一丸となっていて会社を良くしようとか社会を良くしようとか目標に向かって両社一丸となって頑張っていたと感じます。従業員は会社のために一生懸命働くことで会社もある程度従業員の面倒を見てくれていた。ところがバブル崩壊後、大規模なリストラという名の「無駄」とされた人件費削減がスタートして同じ従業員の立場内で人件費を削る側と削られる側の立場が生まれた。この頃から社会全体がぎすぎすしてきたような・・・。
今は新しいフェーズに入っていると感じます。正社員採用を抑えてアウトソーシングという名のもとに雇用することでのバックグランド経費の削減が進みました。「わたし」がアルバイトした大手スーパーでも社会保険に加入させないで済むよう労働時間が管理されてましたね。退職金も自由な転職を促すという理由で退職金控除の見直しも進めるようですし、会社側も退職金制度を廃止する方向に進んでいくと思います。「わたし」が勤めていた税理士法人も退職金制度はありませんでした。
サラリーマンってサラリーマンとしての圧力(業界・職種)団体がない(属している会社・労組としてはありますが)ので国に声が届きずらいし、自分の事として問題を感じる人も少ない。税制面では給与所得控除という有利な制度ありますが、いま議論されている子育て支援金のための社会保障料増税でも言いなりですし、いざ初めて自分の身に降りかかって勤務先等で理不尽な目にあっても泣き寝入りすることが大半ですよね。「わたし」も先生が勝手に顧問先との契約を打ち切って仕事がないからと給料減額し、3か月で10万円も給料減らされました。訴えようかとも思いましたが時間と労力が掛かることがばかばかしく諦めました。
これからのサラリーマンは会社にただ従属するのではなく、対等に向き合っていけるようスキルを身につけたり資格取得したり自衛手段が必要です。
スーパーでのバイトの時、品出し・陳列が以上に速いベテランさんがいて通常のバイトさんの倍近く早いんです。その位仕事ができると簡単にクビにできません。「わたし」もディズニーランドでのバイト時代、電話して飛び込みでシフト入ってたりしたから早番から遅番までどの仕事もこなせるバイトだった(それほど大学生のくせにバイト漬けだった。良くない)ので重宝がられたし、なかなかシフトに入れなくなる閑散期でも優先してキャスティングしてくれてました(持ちつ持たれつ)ね。

税理士、お勧めです

「わたし」は20年以上もかかってしまいましたがこういう人は稀だと思います。もっと早く受かります。逆に10年以上かかると諦めてしまう人が多いのかな。「わたし」の場合は8年位で4科目合格まで来たので諦めきれなかったですね。
税理士試験は一度合格した科目は消滅することがないので環境の変化で挑戦できない間は受験せず、また勉強できるようになったら再挑戦することも可能です。実際「わたし」が勤めた事務所で子育て中は受験できなかったけれど子供が独り立ちして時間ができたので再挑戦して資格取得できた、という女性がいらっしゃいました。
税理士資格を取得することで企業内でのステータスも上がるし給料も資格手当がついたりします。今はわかりませんがオリエンタルランドでも税理士資格取得で10万円の報奨金があったような気が・・・ほんとはオリエンタルランドに在籍しながら資格取得したかったのですが夜中の清掃を担当することもあり、勤務時間が不規則で学校に行けなかったし、勉強できる環境でなかったので会社を辞める決断をしましたが今はネット環境が良くなったので通信の授業も通常出席クラスと同じようなわかり易いカリキュラムが組まれています。税理士は独立することだってできます。独立が上手くいかなくても事業開始に設備投資が少ないので廃業して再就職も可能です。資格取得で苦労するし大変かと思いますが、現時点ではそれに見合うだけのメリットがあると思っています。

4月。これから

もう4月、試験まで4か月です。これからできることを探していきましょう。

これから税理士目指してみようかなと思った人
思い立ったが吉日、できることは2つ
1)国税徴収法の受験
国税徴収法ならぎり試験日まで何とかなる可能性があります。4月開講クラスがあったはず(今でもあるのかな?)ですし、大原で言うところの理論サブノートとあれば問題集を購入して勉強してください。国税庁のホームページから税務大学校向けの国税徴収法の教材がアップされていたはずです。これが良くまとまっていますので非常に役立ちます。
2)来年の受験に向けスタート。まずは簿記2級から
今年の受験は諦めている場合は勉強スタートは早ければ早いほど良いので9月開講の初学者コーススタートまでじっくり簿記を勉強してください。力試しで簿記2級は取得するのが良いかと。学校に通うのもありですが時間があるなら本屋さんで2級向けのテキストと過去問を購入して勉強することで独学でも合格可能です。

いままで頑張ってきた方
お仕事されている方は確定申告等で今まで勉強できず、また、5月は3月決算会社の申告があったりする(ほんとゴールデンウィーク邪魔。7月とかにずらしてほしい)ので大変かと思います。ですがみんな条件は同じです。頑張って勉強している人もいますが、基本みんな仕事優先だと思いますので恥ずかしがらず諦めないでください(「わたし」は勉強できないとき、ちょっと恥ずかしいと思ってしまっていたのでこう書きました)。今日は何も勉強できなかったなぁ、と思う日は1行でも良いので暗記を回してください。回して「少しだけど勉強した」という意識を植え付けてください。習慣付け(意識)が大切だと思っています。ゴールデンウイーク明けの実力公開判定模試に向けて計算でも理論でもどちらでも良いので計画をもって勉強してください。実力公開判定模試以降は理論が中心ですかね。この後では爆発的に計算の点数が伸びるとは思っていないので計算はできる項目を落とさない練習とレベルを落とさないように定期的に総合問題を解く。ウェイトは理論へシフトしてガンガン回す。理論ならどこでも勉強できるので。「わたし」は座って理論やると寝落ちするので立って暗記してました。

あとがき

4,000文字を超えてしまいました。ごめんなさい。
「わたし」は去年、本当に駄目だと思っていましたが合格できました。合格の前年の方が勉強していた気もします。でも何と言っても諦めなかったことが良かったと思っています。
これは試験当日もそうで、去年もおととしも受験中「こりゃ、駄目だ」と思いましたが諦めずに問題を解き続けたのが良かった。去年合格、おととし57点でしたから。諦めかけた時は深呼吸して残り時間でできることを組み立てください。深呼吸の1・2回、数秒ですからそんなロスにはなりません。気持ちをリフレッシュすることの方が大切です。みんな!!頑張ってください!!!!

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