カフェを閉店し山梨に移住 No2
移住後の問題と解決
居住してから問題があるのは、ご近所との付き合いが悪くなり生活が出来なくなったということがある。
山梨も移住者に対してよそ者という意識が強いと言われていたので、出来るだけご近所の人とは挨拶をしたり、話しかけたりしてコミニュケーションを行うことに意識を向けていた。
その甲斐あってか、居住して1ヵ月後には飲み会に誘ってもらえるようになったのだ。
ご近所の人が車庫の中に業務用の鉄板を設置し、外には業務用のガスグリルもあって、焼き鳥や焼き肉、山で採ってきた山菜などを焼いて食べられるので、車庫の中で調理した料理を食べながら酒を飲み交わすという、とても楽しい飲み会なのだ。
猟師の知り合いがいるようで、鹿やイノシシの肉が時々手に入るようで、ジビエの焼き肉も食べさせてもらったりした。
このようなお付き合いは好きなので、本当に楽しい飲み会だ。
農業も行なっているので、野菜の育て方や果物の育て方なども親切丁寧に教えてくれたり、ご近所づきあいが上手くいっている気がする。
この辺りのご近所は果物農家なので、スモモ、ブドウ、キウィ、桃など頂けるし、「果物は買うものではない」と言っていたけれど、確かにいろいろな果物を頂けるのでとてもありがたい。
移住当時は畑を耕していたけれど、まだ食べられる野菜になるまでは2ケ月ぐらいは必要だったが、春物の野菜も沢山頂いたりして、野菜にも困らない生活になってしまった。
居住して2ケ月目頃から孤独感、うつ病へと精神的な問題が起こった
居住して順調に畑を耕し養鶏を行い、部屋のリフォームを1人で地道に行なっていた。
このような生活は楽しそうと思っていたのだが、少しずつ精神的に病んできたのだ。
仕事は自宅のリフォーム作業、畑作業などで殆ど人との会話もなく、ご近所との付き合いといっても5分程度話をするだけなので、1日誰とも話をしないという事も続いた日もある。
どうしても人と会話をしたくなり、ご近所が行なっている農作業を手伝うという事も行なったりした。
手伝うといっても無料で奉仕するのだが、果物づくりのノウハウも覚えられるし、人と会話するという事も出来るので自分としては一石二鳥だったが、それも毎日行う事も出来ずに周に2,3回程度、作業も1日中ではなく2、3時間程度だった。
カフェを経営していた時は、24時間妻と一緒だったし、営業中はお客さんが沢山来られるので話も出来ていたいので、突然1人になってしまったので、そのギャップが精神的にキツかったのだろう。
居住して3ケ月目からはかなりの孤独感に襲われ、人恋しさというものあり、何もする気がなくなっていったのだ。
朝起きたときから不安感が起こり、今日1日何をやろうかなぁと思うけれど、まったくやる気が起こらず、車で神社などへ行って憂さ晴らしに出かけるという日々が続いた。
しかし、自宅に帰るとまた気分が落ち込んでいく。
誰か近くで、常に話が出来る人が欲しい!!と
毎日願うばかりだった。
その影響もあって凄く老けてきた感じだ。
やることは沢山あるのに、まったくやる気が起こらない。
孤独感からうつ病になりつつある自分に気づき始めた。
憧れていた古民家生活、畑作業、養鶏など、願いが叶っていたのだけれど、孤独感の高まりが日に日に強くなっていった。
このままだと自殺までしかねない。
仕事を探しを始めた
これは完全にやばいと思うようになり、仕事を見つけようとindeedで仕事探しを始めた。
人と多く接触できる仕事がないかと探し、市役所関係か、学校が良いなと思い始めていた。
仕事的に安定もしているし、沢山の人と会話できる機会が増えると思ったのだ。
仕事を探すこと1ケ月半で自分に合ったと思う仕事が見つかった。
学校関係の仕事だった。
リモート面接を行なったときに、全て埋まったので今は補欠的な登録しか無く、辞める人がいたら再度連絡するが、なかなか辞める人がいないからいつになるか判らないとまで言われた。
しょうがないから他の仕事を探したら、また一発で合格した。
こちらの方は自分的には理想的な仕事ではなかったけれど、その仕事をする方向に進み始めた。
面接してから翌週から働き始める予定になり、面接の数日後の翌日に契約の書類を作成する事になったのだが、なんと最初の仕事に空きが出たということで学校関係の仕事の連絡があったのだ。
翌日は契約書類を作成する予定だったので、1日遅ければ次に決まっていた仕事を契約していたけれど、ギリギリセーフで間に合った。
自分の意思が通じたと思った。
カフェを経営していたときから、不思議体験が始まったけれど、自分が思う事は現実化するというのも不思議なことではあるが、今までの経験からして当然の結果になったなと思った。
仕事の内容も超理想的で、問題の孤独感も無くなってしまった。
思うことが現実化するというのは、なかなか良いものだと思う。
続く
いちから古民家