血が付いた足の皮をポケットに集める強迫性障害『皮むしり症』
血が出ても傷つけることをやめられない、私の子供の頃からのクセ、
足の裏の皮を剥き続けてしまう、
皮むしり症
この症状ご存知ですか?私は親からいつも足の皮を剥くことを注意されていました。
「足の皮がまた落ちてる!」
「足の裏が硬くなるならボディクリーム塗りなさい!」
「掃除のときにいつもあなたの皮が落ちてる!」
何度言われても言われても言われても言われても...
かかとの皮の硬い部分から、柔らかい真ん中の部分にかけて親指の爪で
がりがり剥いていく
or
指の付け根部分の硬くなった部分を全面にむきまくり、かかとに向かって侵略を続ける。
その時の足の裏次第で、様々な剥き方をします(^▽^)/
ちなみにこの癖は、大人になったいまも治っていなくて、
実際に今日、リアル、今現在、
右足裏真ん中あたりをむきまくってひりひりしています。
(浴槽のお湯に浸かったら痛すぎました)
20年以上むき続けているものだから、私の足の裏は硬くなりすぎてボディクリームなんかじゃ全くいう事聞きません...涙
最近、ふと
自分のこの奇妙なくせに何かあるのかと思って調べてみました。
皮むしり症
というそうです。
強迫性障害の一種だそうで、数年前(おそらく5年程前)までは診断名もないうえに病気として認定されていなかったようです。
診断名がついたということはそれだけこの症状に悩んでいる人が多いという事ですね。
世界仰天ニュースにもこの皮むしり症の方の特集があったそうです。
皮むしり症に似た病気は、
髪の毛を抜き続けてしまう
「抜毛症」
自分の外見を醜いと思い込む
「醜形恐怖症」
ゴミを捨てられずため込んでしまう
「ため込み症」
(詳しくは医療機関にご相談を)
どれも、やめたくてもやめられない、
やめなかったら後々やばいことになる。っていう症状ですね。
私の場合は足の裏と、その他にも、手の爪をむしり取る事と、ニキビ押し出しの症状もあります。
手の爪はいつも不安や緊張があるとき、無意識にがりがり削っていました。
なので30代になるまで爪切りは全くと言っていいほど使うことはなく...。
(爪で爪を処理...)
ニキビは「あとに残るからやめなさい」と言われても一人になったらぷつぷつ皮脂を出していました。
やめたくてもやめられない、顔がボロボロになるかもしれなくてもやめられない...【ADHD『過集中』を大発揮】
足の裏の皮はとにかくむき出すとやめられないので薄い皮の部分までむき続けてしまい、結果流血。
血が出るので、学校や仕事場では歩いたり走ったりするのが
本当に辛かったです。
次の日に、海に遊びに行くから裸足になると分かっていても
ダメだ!ダメだ!
と思えば思うほどむいてしまう...。
しかし、血が出て痛くても剥いている最中って気持ちがいいんです。
痛みに快感を感じるよなヘキは私にはないので、剥かれることがじゃなくて皮を剥く触感が気持ちがいいんですよね...
綺麗に剥けた皮をまじまじと眺めたりもしてました。
ちょっと普通の方には痛々しいかもしれません、ごめんなさい涙
どこでもなんでも剥いてしまうので、自宅のリヴィングなんかには常に私の細胞がそこら中に落ちていて、親からは何度も怒られました。
怒られるのでポケットに皮を入れるようになりましたがそれもバレてしまってまた怒られる...。
挙句、友人の家にお呼ばれしたときでも、どんどん発掘してました。
その頃10歳とかなんでほんと20年以上癖が治ってないいんです。
癖というかこれはもう病的ですね。
昔に比べればだいぶ剥かなくなったとは言ってもまだまだ剥いてしまうし、
足の裏がヒリヒリしてからいつも後悔します。
後悔するのは小学生の頃から変わっていません。
人に見られることがめちゃ恥ずかしいので、靴下を脱ぎたくない、裸足になりたくない。
しかし私の時代の授業の体育は運動場を、裸足で駆け回るので
辛くて辛くて...仕方なかったです。
だったら即やめればいいのに。
剥かなきゃいいのに。
痛いだけで何にもイイことないのに。
また血が出るまで剥くんですよ~...泣
この症状を調べたところ、
部位は違えど私とまっったく同じ症状の方は結構いました。
衝撃的だったのは、手のひらを剥いてしまう人。
手のひらって結構薄いですよね。
こんなところどうやったら剥けるのと思われますが、
皮むき名人ならわかると思うんですけど、皮膚って剥き続けたら
ガッチガチに硬くなるからどんどん剥けるんです。
細胞が悲鳴をあげるんですね。
『頼むからもう剥かないでくれ~!!!』と。
自分に足の裏と、同棲中の彼のとを比べたら石と羽かってくらい柔らかさが違います。
私がネットで見つけた、手のひらを剥いていた女性の手もなかなかの熟練っぷりでした。
しかし、私を含めこの症状が治らない方は即刻やめないと皮膚の病気にかかってしまいますよ!
この、皮むしり症。
実は、誰でもかかる可能性があるそうです。
私の場合は原因がはっきりしていて、両親の離婚と、
家族との別れからのストレスと不安だと思われますが、原因はまあどうでもなんでもよくて、
治すためには原因を追究するよりも、この症状を治さないとやばい事起きるよ!ってことをはっきり認識しておいた方が良いです。
皮膚がんになったり、剥いたところから菌が入って破傷風になったり、
日常生活に支障をきたし始めてからじゃ遅いです。
いやいや私もいい加減やめないと。
ーーーーーーーーーーーーーー!!対策!!
この強迫性障害の【皮むしり症】ですが、
やめるために工夫を見つけました。
皮むしり症って圧倒的に女性が多いらしいのですが、
これをやめるには
手の爪にかわいくネイルを施すと結構防げますよ。
皮を剥くってすべて手の指でやるじゃないですか。
(当たり前だけど)
ネイルしてて皮を剥くと、せっかく可愛いのにボロボロになってマニキュアがハゲてしまいますから、私には結構効果ありました。
マニキュア自体、成分が体にいいものではないので頻繁にはできませんけどね。
実際私自身が20年癖が治っていないので偉そうなことは言えないけど。
とにかくご自分の健康のためにもこの症状をぜひ克服してほしい。
って書いている今もヒリヒリするのでオロナインを塗りました。
オロナインすごいですよ!痛みが和らぐんです。だからと言ってやっぱり皮を剥くのはよくないですが!
――――――――――――――――結論
私のように、皮むしり症に悩んでいる方は、ぜひ一度自分の症状と向き合ってみてください。
一旦期限を決めて自傷をやめてみる。(例えば1週間とか3日とか。)
皮を剥かなくなったその皮膚の心地良さとか過ごしやすさとかを体感してみてほしいです。
だけどその一回ではやめられないと思います。(私がそうなので)
自傷の頻度が減るだけでも大前進だと思います。
私の場合、足の皮はまだやめられていませんが、手指の爪をむしり取る事はやめることができました。
念願の爪切りデビュー。
今まで深爪するほどむしって、ヒリヒリして血が出ることもありました。
このような私の自傷が、【強迫性障害】と知れたことで、
「あ、これ疾患なんだ」と俯瞰的に見られるようになりました。
(自分では自傷とか思っていないんですけど)
やめたい、やめられない!!
という気持ちは痛いほど痛いです。間違えた、解ります、解りすぎます。
だってこんなこと言いながら私も剥いていますからね。
だけどもしその行為が生死に関わるとしても続けますか?
私は彼氏さんから「皮膚がんになるよ」という言葉から、自傷が減るようになりました。
単純に皮を剥くことに快感を感じなくなったからだと思います。
自傷の快感よりも、綺麗な皮膚でいる事の居心地よさを感じられれば、きっと徐々にその強迫も薄れていくと思います。
どうか、今日からアナタが幸せに向かって前進できますように。
いちか
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