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「どうせわたしなんか」は大切な人を傷つける、の巻。

恋人と出会って、恋人になって、4年め。

丸3年間を振り返る。

桜の時期に初めてデートをした。
だから、桜が咲くたびに「もう何年経ったのか」という会話を交わすことができるしあわせが、わたしたちにはある。

彼は一貫して「そのままでいろ」と言い続けていた。

無理をするな。そのままでいい。
やりたくないことを無理してやっているあなたは好きではない、と。
そもそも、俺がやると言っていることを何で勝手に自己判断で見切り発車して一人でやってしまうのか、と。


彼にとっていい恋人とはどんなものであるか。
過去のひとたちはどんなふうにあの人を愛したのか。
気になって気になって、聞いて、そんなんわたしにはできへん、と拗ねてみたり。
なんだその話しつつしあわせそうな顔は、と腹を立てたり。

いい恋人でいるためには彼に依存してはならないと、敢えて子供や友達を優先したり、習いごとを増やしたりした。

わたしが彼を愛していて、毎年桜からはじまる花のうつろいを彼と共にあじわうことをとてもしあわせだと感じていることに、説明など要らないと思っていた。

実際、彼は「この女は俺に惚れている」と実感している、と言っていた。

が、やはり。

ことばにしないと、伝わらないものであった。

わかってくれている、と油断して、慢心して、甘えすぎた。


彼は浮気を疑っていた。





恥を晒す。
グロ注意。







最近会えてなかったし、LINEも減ったし、心理学がーししょーがーとか夢中だし、なんかレス気味だし、さわるとイヤがるし。
そして、さらに、わたしのおまたがくさかったんだって。

イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

言い訳をすると、わたしには子宮筋腫があるので、雑菌に負けやすいのよ…泣
よく、婦人科で錠剤をもらってくる。

なので、彼はわたしのからだの心配もしつつ、


こいつ浮気して性病うつされたんじゃねえのか


という疑いをもっている、と言った。


わたしを知ってくれているひとは、わたしがどれだけ恋人に一途であるかご存知かと思う。

わたしはもうこのいっぽんのち◯こしか味わわずに死んでいくつもりだ、と。


それが、肝心な彼にだけ全く伝わっていなかった。


わたしは動揺した。
「自分がバイキンである」という罪悪感と無力感がぶわーーーっと黒い煤のようにわたしを包み込む。

いかんいかんいかん。

これに包まれたら、わたしは、拗ねて怒りを出して、彼を攻撃してしまう。

たすけて、と彼の方を見る。
そこには、親に叱られた少年のような、自信のなさそうな顔をしたおっさんがいた。


ああ、言いづらかったのね。
わたしが傷つくのわかってて、それでも言う必要があったのね。


たくさん話をした。
落ち着いて、感情をこめないように注意深く、それでもどれだけわたしがあなたを好きか、関係を深めたくて努力しているか、と説明をしていたら泣けてきた。

「ひとりで勝手になんでもきめつけないでくれ」
「俺に任せてくれ」
「ふたりでなんとかするものだろう」

彼はずっとそう言っていた。


そして、婦人科へ行くこと。
今のからだのケアをすること、かならず性病検査をすることはゆずらなかった。


調べたら、即日検査してくれる病院があったので、行ってきた。
看護師さんに「おまたがくさくて、彼氏に浮気を疑われてます」と伝えたら、涙を流して爆笑された。

おかしなやまいもなく、錠剤をもらってきた。

とりあえず、誕生日に彼に買ってもらったベビードールとスーパーで買った食材を持って、彼の家に向かうわたしである。

本日のドーパミン

⚫︎自分の状態を言葉にして伝えることは、安心してもらうことである。
⚫︎「わたしなんかに興味ないだろう、彼は彼で自由にしているだろう」という無価値感、罪悪感からくる卑屈さは、彼を傷つけ、疑いを呼ぶ。
⚫︎じぶんは恋人のかわいこちゃんなのだとあきらめて受け入れる。
⚫︎風俗街の婦人科の看護師さんめっちゃおもろい。また行きたい。行かんけど。

読んでくれてありがとう。

ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。