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シャッターを下ろしがちな夫とのつき合い方。【ご相談におへんじ】


無料でプロカウンセラーに相談できるオンラインカウンセリングサイト、ココロノマルシェにいただいたご相談におへんじです。


どうぞみなさま、お気軽にマルシェをご利用くださいねー。


孤高なるロックマンを愛する癒したい女子のみなさんの女子力は、ものすごく高いんです。


だいじょうぶ、くじけそうになったら、変換です!


なめさんにいただいたご相談です。



いつもブログで勉強させて頂き、自分軸確立中の武闘派女子です。

モラハラDV家庭で育った長女私と、過干渉&うつ病からの自死をした母がいた一人っ子夫の話です。

主人の両親が他界してから、今までは主人と両親の愚痴や主人の思いを聞きながら、色々アク抜きというかお互いの傷をなめ合い?

相互の理解に努める時間もあったのですが、他界してからはご両親の話は何となくタブー的な雰囲気で話すこともなく、よりロックマン化し、彼自身がちょっとしたことでシャッターを閉めやすくなった気がします。

出来るだけ自分軸で過ごし、母性で乗り切ろうと思うのですが、子どももいるし、どこまで夫婦関係持つのかなぁっと思うこともあったり。。

ご両親の他界はロックマン的にやはり何か影響ありますか?
卒業させてあげたい、と思うのもまた武闘派コメントなんでしょうけど、これは私1人でなんとかなるんですかね

夫婦でカウンセリング受けたいと日々思っています。。
(でも、ロックマンだから無理かな)
なめさんよりいただきました。ありがとうございます!



なめさんこんにちはー。イチカと言います。

ブログで勉強してくださって、自分軸を確立しておられるとのこと。

そのためにココロノマルシェをお使いくださってうれしいです、ありがとうございますー!



なめさんのご相談を拝見して、思い出した曲があります。


古い古い曲なんですけれど、尾崎豊の「I Love You」って曲です。



有名な曲なのでご存知とは思いますが改めて書きますと、

傷ついたふたりはまるで傷をなめあい寄り添って共に生きる猫のようだ、っていう歌詞ですね。

なめさんと夫さんは、外界から身を守る場所をふたりで必死で探し求め築き上げてこられた、とても美しいご夫婦だと思いました。



ただやっぱり、子供が生まれると我々女性って、美しさだけではやっていけないですよねー。

それなのに長いこと、夫さんのオカンとカウンセラーと、両方やってこられたんですね。

夫さんへのわるぐちがひとつも書かれていないことにびっくりしたんですが、そんな風に接しようと努力してこられたからこそ書ける文です。



なかなかできることじゃないし、とてもすごいことですし、なめさんの情熱、とことんまで愛したい、100%じゃ駄目で500%ならいい、という愛の深さ強さ、感服いたしました…!


だから私、なめさんお疲れ様!よくがんばってこられましたパーティを開きたいです!

なめさんシャンパンお好きですか?
なんか好きなお酒開けましょ、お酒じゃなくてもフレッシュレモネードとかマンゴージュースとか、美味しいもん飲みましょ。

食べ物はどんなものにときめきますか?フレンチ?ビュッフェ?回らないお寿司?アフタヌーンティー?

あとねあとね、各種ポテチを贅沢にコンビニで買っちゃう、カロリーゼロじゃないコーラも!っていうご褒美もありますよー。




でも、そんなこと言ったらなめさんはこうおっしゃるように思います。


「いやー、せっかく言ってくださったのに申し訳ないんですが、私はどうでもいいんです。彼をどうしてあげたらいいか、なんです。」


今までずっと、そうしてこられたように。



さて、なめさんが書いてくださったように、夫さんのご両親の他界は、夫さんに多大なる影響があると私は強く思います。

ただこの影響は、なめさんご夫妻にとって悪いことではなく、更に深くつながっていくための試金石であるとも思います。




夫さんのご両親が存命でいらしたとき、おそらく夫さんにとってなめさんに両親の愚痴を聞いてもらうことは、なめさんをよろこばせる手段のうちのひとつでした。

なめさんは彼の愚痴を聞きながら、役に立てるよろこびを感じておられませんでしたか?

彼を助けている、卒業に近づいている、って。

そんな風に、夫さんはなめさんに愚痴を言うことで、なめさんは夫さんの愚痴を包み込んであげることで、お互いを癒しあっておられたように感じました。

先ほどの尾崎豊の曲を思い出したのは、そんなお二人の姿が浮かんだからなんです。

でも、この曲の主人公はとても若いふたりですね。


昔のなめさんと夫さんご夫妻はそうやってお互いを癒しあっていましたけれど、時間は流れて環境は変わっていきますね。

なめさんはお子さんとの毎日の暮らしのなかで、夫さんのことを恋人や妻での目線に加えて、母の目線で見ることもできるようになりましたよね。

でも、夫さんは…というか、夫さんに限らず多くの男性性豊かな人は、何か決定的なことが起こらない限りずっと少年のままのようだって、なめさんもみなさんも実感してらっしゃると思います。(私もー)

そしておそらく、なめさんの夫さんにとってのその決定的なこととは、ご両親の旅立ちなのではないかと思います。




今まで夫さんは、子供の立場でご両親への愚痴を言っておられませんでしたか?

ああして欲しかった、ああしてもらえなかった、だからつらかった、悲しかった、受け止めてほしかった。

それは夫さんの、ご両親に対する絶対的な信頼と愛情の証です。


依存的ではありますが、どれだけ文句を言っても愛される、ゆるしてもらえると信じておられるから言えることです。

その状態、環境は、ご両親が亡くなられたことで変化しました。

夫さんは今までもひとりの大人の男性としてしっかり生きてこられましたが、心の拠り所としての依存先を失ってしまわれたんですね。

そして、妻であるなめさんをよろこばせるために、多大に両親に協力してもらっていたことに気づかれたのだと思います。


さあ、じゃあ、これからはどうやって妻をよろこばせていったらいいんだ?

そんなふうに思っておられるのだと思います。

そしてなめさんは、夫さんが変化していることで、夫さんに明確な自信をつけてあげられないように感じて、傷ついておられます。


お互いを癒しあっていた循環のかたちが変化したんですね。




さて、なめさん。
これからどうしていきたいですか?


今までは、なめさんが夫さんの愚痴を聞いて寄り添って、オカンやカウンセラーになることで、ふたりの間のつながりを強くしてこられましたね。


夫さんのご両親の他界により、夫さんはいま真の自立に目覚められたようです。

両親を使って妻をよろこばせるのではなく、これからは自分自身だけの力でよろこんでもらわねばならない、と気づかれたようです。

何より誰より大切な妻にがっかりされたら立ち直れないから、夫さんはロックマンとしてとても慎重になっておられます。

なにせ、長年ロックマンとして生きてこられたわけですから、慎重になればなるほどロックマンとしてのクオリティが上がっていくものですよね。

でもなめさんは、もうそういうの、どこまで持つかなぁ、って不安でいらっしゃるんですよね。


では、変化しようとしておられる夫さんと一緒に、なめさんも変化しませんか?




いちばんのおすすめ変化は、あほになることです。

もっとシンプルに、あほみたいなことでよろこぶことを、ご自分に許可してあげませんか?

さっき私が「なめさんの慰労パーティーを開きたい」ってあほなこと言いましたけれど、

もしこれが私でなくて、夫さんが提案されたことだったとしたらどうされますか?

私をよろこばすのは簡単よー、あなたが買ってくれたポテチ一個でめっちゃしあわせになれるんだからー!

って、笑うなめさんをゆるしてあげませんか?

誰よりも何よりも、お互いの助けになりたいおふたりのために。




なめさん、



あなたは、そばにいるだけで夫さんを癒しています。
あなたは、そばにいるだけで夫さんの力になっています。
あなたは、出会ってあげたことで夫さんを救いました。


逆も言ってみましょう。


あなたは、そばにいるだけでわたしを癒しています。
あなたは、そばにいるだけでわたしの力になっています。
あなたは、出会ってくれたことでわたしを救いました。


「あなた」を、夫さんの名前にしてあげてください。
声に出して、何度も何度もつぶやいてみてください。


なめさんがいちばんほしいと思っていらっしゃるのは、それだけだと思います。

それだけだけど、とてもとてもたいせつで、大きなたからものだと思います。


あなたが夫さんとふたりで大切に育ててこられた、ふたりだけのたからものです。


どうぞ、あらたなステージの仕掛けやカラクリを笑いとばして、ふたりで華麗にクリアしていかれてくださいねー。




最後に。

「ロックマンだから夫婦カウンセリング無理かな」って言ってらしたの、

さすがです!

ロックマン研究の第一人者として、ぜひブログを書いていただきたい笑!

ロックマンは絶対勝てるいくさしかしませんものね。
信長とか曹操とか天武天皇みたいに!





一方的に、色々想像して長いこと書かせていただきました。ここまでお読みくださって感謝いたします。

何かひとつでもなめさんが笑ってくださったら幸いです。


どうぞおすこやかに、おしあわせにお過ごしくださいませー。



イチカより
なめさんと頑張り屋さんの武闘派癒し系女子のみなさんへ






ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。