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2022年個人的良かったアートなど

良かったアート

  • 東京藝大卒展

毎年行っている、最後の秘境東京藝大の卒業制作展!この1点に若きアーティストの卵が全てを捧げた渾身の1作が見れる。もう、在学中から活躍している人から、悩みに悩みまくった痕跡を残す作品まで様々。コロナで予約制になったので、土日は人気アーティストのコンサート並みにすぐに予約が埋まってしまい、年休をとって平日に参戦!1日では到底見きれない!詳しいレポートは後日改めて載せたい。2022年度の卒展もやっぱり最高だった!

  • もつれる水滴(演劇&ダンス)束芋✖️ヨルグ・ミュラー

学生時代に横浜トリエンナーレで束芋の初期作品を見てから、束芋の日本の浮世絵のような、それでいてシュールな世界観が好き。今回は、それがフランスのダンサーの人とのコラボで、よりシュールで不思議な世界観となって帰ってきた。コロナ禍で久しぶりに見た生の舞台により一層感動。

束芋についてはこちら

  • 上野リチ展(三菱一号館美術館)

https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/5706

まあほんと可愛いデザインの花や動物や植物のイラスト。昭和初期のレトロ&可愛い世界観。ヨーロッパから日本人と結婚して京都にやってこられたリチさんならではの世界観。

  • 十和田市現代美術館

青森は現代アートの美術館がたくさん。その中でも十和田市現代美術館は体験型の現代アートがたくさんあり、何人かでワイワイいくのが楽しい。

  • イサム・ノグチ庭園美術館

瀬戸内国際芸術祭で四国に行ったついでにいく。イサム・ノグチの夏の過ごした家もあり、そこは建物自体は日本家屋で、内装は民藝&モダニズムがうまくコンビネーションが取れていて素敵。こういうおうちに住みたい。

  • 豊島美術館(内藤礼&西沢立衛)

この空間が近所にあったら毎週末行ってボーッとしたいと思った。風、空、水滴、静けさ、内藤礼の良さが建築で増幅されている。

  • 聴竹居(建築)

もしこの建築家が長生きされていたら、日本の建築は大きく変わっただろうという藤井厚二さんの自邸。京都府大山崎の山荘の中にある。夏が涼しくなるよう、クーラーを使わなくても涼しくなるよう、風の通り道がある。光も直接採光ではなく間接的に光を当てているなど工夫がいっぱいのお家。何がいいって、この建築を解説してくれる職員さんの聴竹居について愛の溢れた説明。聴竹居はいつの季節に来るのがいいですか、と聞くと、「いつでも、毎日でも発見があります」というとてつもなく素敵なお答えをいただきました!

  • 養老天命反転地(荒川修作&マドリン・ギンズ)

  • 三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー(荒川修作&マドリン・ギンズ)


死なない家
日本か??Yes東京三鷹です。

もう、ディズニーランドよりもワクワクして面白いと思う。平衡感覚や日常から完全に切り離され、ここがどこなのかも自分が生きているのか死んでいるのかわからなくなる。日本にはあと1箇所鳥取にこの二人の作品がある。

  • Transverse Orientation(演劇)

良すぎたので、感想書いてます。

  • Sony Park展京都

京都新聞地下の印刷所での展示。Creepy Nutsの映像、YOASOBIのアニメーション、そして旅をテーマに様々なアーティストが選んだ1990年代からの音楽。これが無料で見られるなんて、会場の雰囲気も含め素晴らしかった。

  • 河井寛次郎記念館

民藝運動の作家の一人。自邸の中に多くの作品を残す。木工作品もたくさんある中、なんと猫が在住!猫は全く作品を傷つけないよくできた子だ。最初昼寝しているニャンコが作品かと思った。


作品の中まったりお昼寝猫