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静かな退職(quit quitting)と物言う退職(loud quitting)

また新たに仕事が降ってきた。

仕事が増えることがありがたくない原因は一重に不平等感があるから。仕事は出来る人に集中するといいます(出来るとは全く思っていないし、そう思われたくないのですが、、、)。

私はHSP気質で、結構色んなことに気づいてしまう。緻密さを求められる仕事であるため、この気質は向いているのだと思いますが、気質はHSPでも本音は面倒くさがりであまり色々気づかずに過ごしたい(間違いに気づく→修正する手間が増える→面倒。致命的なものならともかく、細かいものはスルーしたいと思ってしまう)。

職場では仕事が常にたくさんある人とそうでない人との差が激しい。そうでない人は基本的には作業待ちのような状態で、忙しい人の補助要員のような立場になってる。お手伝いを担ってくれる人が必要なのはわかってはいるものの、仕事を主体的に回す人と仕事を受動的に受け持つ人とではプレッシャーや労力が全然違う。

なのに恐らく給料にはそれほど差がなく、ましてや私は時短勤務なのでボーナスも10%ほど下げられている。

給料差が無いことに加え、気に入らないのは時間に余裕がないこと。

退勤時間に間に合わせるために、それはもう必死に作業することが多い。繁忙期はお昼休みは取らずに席で作業しながらご飯を食べる(タダ働きである)。正月休みで太っても繁忙期には昼を食べ損ねて痩せるからいいやとも思っていた。今年は人を入れてくれたおかげで比較的昼食は食べられました。

それでも面談の時に「今年は残業が少ないね」(以下私の思考回路→楽していると思われている?いままで昼抜きで頑張ってきた。今年は昼食を食べる余裕が出来た。それぐらいの差なのに、なんで一気に楽になったと思われるのか。もっと働けってことか?それはまた昼抜きでぶっ通しで仕事をしろということ。。)と言われ私は混乱した。

なにが言いたいのかと言うと、要は今の仕事内容・待遇に不満たらたらでこの状況を脱したい。でも兎にも角にもお金は大事。継続的にお金を得ながら別の道を模索したい。それには現状にある程度は耐える必要があるのでしょうか。

仕事は最低限にして職場にとどまる"静かな退職(quiet quitting)”の進化版で5人に一人が"物言う退職(loud quitting)"をしているとのこと。

双方ともに会社への忠誠心といった精神的な面で仕事とプライベートを線引きしているものの、"物言う退職(loud quitting)"は表立って雇用者の事業目標を軽視する発言をしたりすることで会社のイメージを損なう可能性があるという。

どちらも原因は管理者の従業員に対するマネジメントに問題があるようで、管理者は最低月1回は仕事のフィードバッグをするなどコミュニケーションを持つことと、従業員が自身の働きかた(対面、リモートやハイブリッドを含め)に意見を言える環境を与えることで改善するという。

In hearing what set engaged employees apart from their disengaged peers, Gallup deduced that managers should aim to have one meaningful conversation a week with every employee they manage to share feedback, give recognition for their work, and discuss goals and priorities. Employees also valued having a say in how they collaborate with their teams, for example in helping decide their working locations in terms of in-person, remote, or hybrid arrangements.

Nearly 1 in 5 Workers Are 'Loud Quitting.' Here's What It Is. (businessinsider.com)

私はどちらかというと"静かな退職(quiet quitting)”をしている(しようとしている)のですが、確かに人事権のある人が自分のことを見てくれている(把握しようとしてくれている)と感じれれば悪い気はしません。そして残業時間ではなく、やっている仕事の内容でせめて判断いただきたい。

逆に"物言う退職(loud quitting)"は波風が立ちそうで嫌ですね。そもそも会社に対して不満を言えるというのは、多少はそれを聞いて会社が変わってくれるという期待もあるのかなと思うのですが、"静かな退職(quiet quitting)"はその期待すらもう諦めたというような境地かもしれません。


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