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家族とお客様に支えられて…好きとこだわりが詰まったさらしな珈琲
市原市民憩いの場である上総更級公園(かずささらしなこうえん)近くに、自家焙煎の珈琲豆専門店『さらしな珈琲』があります。
目印は大きな樽と、珈琲豆が描かれたのぼりです。
珈琲はそれぞれの好みがあり、絶対的な正解がない奥深い世界。
果たしてマスターのどんなこだわりに出会えるのでしょうか?
『さらしな珈琲』のマスター河野 昇(こうの のぼる)さんにお話をうかがいました。
家族の協力があってこそ。さらしな珈琲ができるまで
![](https://assets.st-note.com/img/1706148935815-PgRSASzMfN.jpg?width=800)
河野さんは、元プラントエンジニア。
休日に自宅のコンロで自家焙煎するほどの珈琲マニアでした。
会社を定年退職し、第2の人生を考えたときに「大好きな珈琲と音楽が流れる空間で過ごしたい」と思い立ちます。
そこでなんと、ご家族を説得するためにプレゼンを実施!
プレゼンのおかげもあり、ご家族の全面協力のもと、2016年にお店をオープンしました。
木目の内装の中に、プラントのようなシルバーの焙煎機がきらりと光る、ナチュラルモダンのすっきりとした店内。
ディスプレイは奥様と娘さんが担当。
チョークで書かれた案内版やかわいらしい雑貨などがちりばめられており、見る人をほっこりとさせてくれます。
信頼と丁寧さ。さらしな珈琲の3つのこだわり
![](https://assets.st-note.com/img/1706149196645-8BHHbKU4EX.jpg?width=800)
1.焙煎の前には必ず念入りにピッキング
珈琲は生豆(なままめ)から焙煎をおこないますが、生豆には異物や虫食い豆などの欠点豆が一部混じっているもの。
焙煎の前には一粒一粒、生豆を丁寧に確認しながら欠点豆を手で取り除くピッキングをおこなっています。
焙煎後にも再びピッキング。
ピッキングをおこなうことにより珈琲の雑味や臭みが無くなり、最高の一杯になります。
2.瓶のラベルで焙煎日をお知らせ
珈琲の瓶には焙煎日が表示されています。
焙煎日まで表示しているお店はなかなかありません。
新鮮な珈琲豆であることが一目でわかります。
3.マスターおすすめの珈琲を試飲できる!
マスターおすすめの珈琲を試飲させてもらえるので、試飲して気に入ったものを購入するのも一つの手です。
その試飲用の珈琲も、ハンドドリップで丁寧に淹れてもらえます。
さらしな珈琲でどの豆をえらぶ?マスターおすすめの珈琲豆
![](https://assets.st-note.com/img/1706149348139-milW45R9Xh.jpg?width=800)
さらしな珈琲にはたくさんの種類の珈琲豆があります。
何を選んでよいのかわからなくなりますよね?
マスターにおすすめの珈琲豆をうかがいました。
・ケニア レッドマウンテン
さらしな珈琲人気No.1。
名前のとおりケニアの赤土の恵みをふんだんに詰め込んだ【苦み・酸味・コク】のバランスの良い珈琲です。
市原の某カフェにも卸しているそうです。
・さらしなブレンド 水研ぎ珈琲豆
焙煎の前に生豆を水で研ぎ、天日干しをしてから焙煎の作業に入ります。
手間をかけることにより、すっきりとした味わいになります。
・月替わり限定珈琲
定番の珈琲豆以外にも月替わりで限定珈琲豆を販売しています。
最近は、珈琲の歴史をコンセプトに珈琲豆を選んでいるそうです。
新たな珈琲を知るきっかけになりそうですね。
まとめ
取材の間もひっきりなしにお客様が訪れる人気店でした。
「地域のみなさまに支えられてここまでやってこられた。感謝しています。」
と語るマスター河野さん。
リピーターが多いのに、お客様一人ひとりの好みを把握されていました。
印象的だったのは、これまでの使用済みのポイントカードをケースに入れて大切に保管されていたこと。
お客様への想いが伝わりました。
マスターの好きとこだわりが詰まった『さらしな珈琲』。
今後もご家族と地域のみなさまに支えられながら、地域の愛されるお店になっていくのではないでしょうか。
珈琲豆の購入はもちろん、珈琲のテイクアウトもできます。
天気の良い日は、珈琲を片手に上総更級公園でのんびりしてみてはいかがでしょう?
さらしな珈琲(上総更級公園のすぐ近く)
千葉県市原市更級1-4-6 デュナミス1F
さらしな珈琲 Instagram
https://www.instagram.com/sarashina_coffee/
取材日:2023年12月7日
※記事の情報は取材当時の情報のため、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。
ライター:milleca(ミルカ)
好奇心旺盛で、かじったジャンルは数知れず。そして残る夢の残骸。
“見てミルカ” と思わせる記事やデザインをモットーとしております。
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