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海が苦手だったわたしがさかなとおよぐ夏🐟

初めて週末にシュノーケリングをしてきた。
海で泳ぐのはあまり好きではなかった。
イラに刺されていたい記憶があるからだ。
高校の部活の仲間と行って以来なので、海に入るのは8年ぶりくらい。

そんな私がシュノーケリングをしたのは、離島勤務の彼氏から誘ってもらったから。
海は見る分には綺麗なので好きではあるのだが、泳ぐのは…と渋っていたが、ここで機会を逃すと次いつできるかわからないということもあり、半分恐れながら了承し行った。

スタッフさんに船で連れて行ってもらい、着いたのは無人島の近くの真っ青な海。

初めてのウェットスーツ。
ユラユラ揺れる舟の上で、慣れないウェットスーツ。
着終わって、シュノーケルをつけた時にはクタクタ。

指導を受けて、練習があるのかと思いきや、「はい、いってらっしゃい!!!」

シュノーケリング経験者の知り合いからは練習時間があると聞いていたのに、海に入った時はどうしようかと思ったが、身体は勝手に浮き、ウェットスーツの偉大さを感じた。
フィンの使い方は、高校の水泳部の部活で使っていたので、そこまで苦労しなかった。

魚肉ソーセージを配布され、魚にあげるように言われる。
「共食いやん」と思いながらも、魚肉ソーセージを潰してまくと、魚が目の前に集まってくる。

クマノミ、イワシetc..

あんなに至近距離で魚と泳いだのは初めてで、不思議な感覚だった。
何気なく見ている海の中では、想像以上の魚がたくさん泳いでいて、それを考えると美しいとさえ思った。

3時間時間を忘れて泳ぎ続け、あっという間に帰りの時間になる。
連れてきてくれたスタッフさんからは「初めてにしては上手かったねぇ。」と褒めて貰えた。
「魚を追いかけていたらいつの間にか慣れていました(笑)」と答えたら、「そうじゃろ。」と笑われた。
あれだけ海に億劫な私はもうおらず、「次シュノーケルできるのは何年後だ」と考える自分さえいた。

船にあがり、上からシャツを着て、船の先頭部分に乗せてもらう。普段は人が乗るところではなかったが、風をきる感覚が新鮮だった。

潮の香りが風に乗って飛んでくる感覚。
この香りが記憶として残り続けたらいいなと思った。

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