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【解説】糖尿病も心臓病も同時に防げる”栄養素”とは!?

この記事を読むと・・・
・魔法の栄養素、マグネシウム
・日本人は減りがち
・アーモンド、大豆製品を食べよう

0.糖尿病も心疾患も防ぐマグネシウム

美味しいものを食べるとき、ついつい気になるのが糖尿病や心疾患などの病気。しかし、これらをダブルで防いでくれるすごい栄養素があります。

その栄養素はマグネシウム

今日は、マグネシウムについて見ていきたいと思います。


1.マグネシウムって?


マグネシウムはミネラルの一種で、体内にある300種類以上もの酵素の働きを助けている働き者。具体的に言えば炭水化物の代謝、その他にも作られたエネルギーを効率よく利用したり、タンパク質の合成などを助けるのもマグネシウムの役割です。さらにマグネシウムはカルシウムと密接な関係があることが有名です。

近年、日本人はマグネシウム不足と言われています。
まず一つに食事の変化。マグネシウムを含む食品を食べる量が減ってきています。そしてマグネシウムが不足しがちになる大きな原因がストレスです。
ストレスによって腎臓の機能が低下し、マグネシウムが多く排出されてしまうのです。しかもマグネシウムが不足してそれがさらなるストレスを招いてしまうということも起こります。

2.マグネシウムが不足した場合に起こる危険

マグネシウムの低下がうつ病や月経前の深いに関与します。
また、マグネシウム不足は神経細胞も弱らせてしまうそうで、これによりパーキンソン病になりやすくなる、という研究結果も出ています。さらにさらに血圧の上昇、動脈硬化狭心症心筋梗塞なども引き起こすことも。


3.マグネシウムの持つ効果

これまでの話を振り返るとマグネシウムでどんな効果が期待できるかが、なんとなくわかるかと思います。
マグネシウムは神経の興奮を抑えて神経伝達を正常に保つ働きがありました。つまり、マグネシウムを取ることでイライラする気持ちを和らげて精神を安定させてくれます。

その他にも神経伝達を正常にすることで体温を調節する働きもサポートします。そしてマグネシウムはカルシウムと密接な関係にあるので、マグネシウムを取ると骨を丈夫にしてくれます。

冒頭の「糖尿病と心疾患を防ぐ」ですが、心疾患の方は筋肉に関すること。

マグネシウムが不足するとパーキンソン病など体が動かなくなってしまう病気になることがありますが、マグネシウムはカルシウムを調整する働きによって筋肉の収縮をスムーズにする効果があります。
そのため、筋肉の修復に関係するマグネシウムは心疾患を防ぐということにつながるそうです。

また、糖尿病の方ですが、糖尿病には1型と2型という種類があります。生活習慣が原因となってることが多い2型糖尿病の患者にマグネシウムを取らせたところ、空腹時の血糖値が下がってhdlコレステロールが増加しました。hdlコレステロールいわゆる善玉コレステロールというやつで、血糖値の低下、善玉コレステロールの増加によって糖尿病予防につながるというわけです。

マグネシウムを多く含む食品をよく食べる人ほど心疾患リスクは3割低下、糖尿病の発症率は4割も低かったと言う研究結果も出ています。


4.マグネシウムが多い食品



まずは、アーモンド。
アーモンドにはマグネシウム以外にもたくさん良い効果があるから気になったらチェックしてみてください。

ワカメなどの海藻にも豊富に含まています。


そして、大豆製品にも多く含まれています。
最強の食べ物の納豆でも豆腐でもいいですね。

大豆製品はかなり優秀なので、しっかりと取り入れたいところです。

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