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Jリーグ 2022シーズン 第33節 ホーム 川崎フロンターレ VS ヴィッセル神戸

横浜マリノスが連敗して、まさかの勝ち点2で迎える残り2節、川崎フロンターレと横浜マリノスとの対戦を残し、キーとなるチーム ヴィッセル神戸をホームに迎えます。
2週連続のカップ戦ファイナルがあり中断期間にヴィッセル神戸は、大迫・イニエスタのコンディションが戻ってきてメンバー入りが予想されていました。

スタメンにイニエスタの名前はありません控えメンバーとしてベンチ入りです。
一方川崎フロンターレも怪我人が続々と復帰しました。
ソンリョン・ジェジエウ・大島が戻ってきました。
残念ながらダミアンは間に合いませんが、残り2節メンバーが揃ってきてチームも良い雰囲気で迎えることができました。

試合前に陸上競技とのコラボでオリンピアン含めて様々な選手が等々力競技場を駆け抜けます。
なんか緩い感じで大丈夫かなといった感じですが、キックオフです。

前節からシミッチがアンカーに入り、現時点のベストメンバーでのぞみます。
サブに大島が入り後半のゲームコントロールに期待できます。
ただチャナティップと大島と同じタイプのプレイヤーを入れる必要があるのかなと疑問に思うところありますが、監督の判断を信じるしかないですね。

ヴィッセル神戸キックオフで試合開始です。
もう全チーム左サイドの登里めがけてクロスロングボールを入れる戦術が出回っているのかなと思うくらい明確に狙ってきました。
その効果もあって開始5分くらいまではボールが行ったり来たりで落ち着かない展開が続きます。
その後ボールを落ち着かせ川崎フロンターレがボールを握り相手のプレスを剥がしながら相手を揺さぶります。

そんな中前半20分に右サイドの家長が高くロビー気味にあげたクロスをマルシーニョが忍者のようにクロスに入って先制点をとります。
その後も川崎フロンターレがボールを握りチャンスを作り、前半36分 菊池から小林悠がボールを奪いキーパーと1対1のチャンスを作りキーパーをかわしてボールを流し込みますが、菊池がライン上でクリアー決定機を逃してしまいます。
その後も川崎フロンターレペースで前半終了します。
決定機を含めて前半に追加点が欲しかったですね。たたみ掛けられれば安心してみていられたのですが。。。

後半メンバー交代無くスタートです。
ヴィッセル神戸も後半開始からギアを上げてきます。
前半開始同様に、ボールが落ち着かず行ったり来たりする中でヴィッセル神戸がセカンドボールを拾い攻勢に出ます。受けてしまった川崎フロンターレですが、後半6分脇坂がゴール前30メートルくらいの位置でファールを与えてしまいます。
そのFKを小林祐希が左足を振り抜いて鮮やかに同点弾を決めます。
横浜マリノスが2−0で勝っているため同点だと今シーズン終了です。

勢いはヴィッセル神戸で、決定機をソンリョンが防ぎなんとか持ち堪える時間が続きます。そんな劣勢を変えるべく選手を交代します。
後半17分にシミッチを大島に その10分後 脇坂を知念に 登里をジェジエウに
この交代でシステムを4−4−2にチャンジして左サイドバックに車屋が入ります。
車屋が左サイドに入ることで守備の安定感は本当に安心できます。
彼がセンターバックで勝負したいとのことからチームもそれを認めているため仕方ないのですがジェジエウが復帰してくれれば左サイドは、車屋に任せたいです。

また大島が入ることで最終ラインからの組み立ても改善され徐々に川崎フロンターレがボールを握ってペースを掴みます。
大島さんは怪我が明けで心配でしたが、やっぱりうまい。彼が万全ならそれだけでお金が取れると思います。

ヴィッセル神戸もイニエスタを入れて勝ち越しを狙います。
こちらも大島同様に怪我明けですが、別格ですね。何度も危ないシーンが彼から展開されていました。

どちらも決定機がない中、後半80分小林がペナルティーエリア付近でファールを取られてFKの判定を受けFKの準備をしているところにVARが介入。
フィールドオンレビューの結果PKを獲得します。
ここでキッカーを家長です。 
このPKが試合の勝敗だけではなく、今シーズンの優勝の行方を決めてしまうようなすごい雰囲気の中家長のキックは右上のエリアへ、キーパーが触るもゴールネットを揺らし突き放します。
ゴール後、家長は地面に拳を叩きつけて感情をむき出しにします。

その後マルシーニョを遠野に替えて逃げ切りをはかります。
ロスタイム5分の表示で相手コーナーボールをキープしますが押さえ込むことができず防戦一方です。そしてラストプレーにお決まりのコーナーキックを与えてしまいます。。
なんでそうなるかな〜と祈るような気持ちです。
なんとか防いで試合終了。 最終節まで優勝を目指せることができました。

総評
5連勝中で大迫・イニエスタが戻ってきたヴィッセル神戸に簡単には勝てないと思っていましたが、PKで勝ちを拾うことができました。
監督・選手のコメントを見ると家長さんは、足が万全ではない中あの活躍は本当に頭が下がります。
いまチームにいる若手は彼の振る舞いを目に焼き付けてチームを勝たせるということがどうゆうことなのか体と心に刻んでほしいですね。
横浜マリノスが浦和レッズに4−1で勝利し、勝ち点2のまま最終節を迎えます。
まさか最終節までこんな楽しみを与えてくれると思っていなかったので本当にありがたたいです。
結果がどうなるかわかりませんが、
セレモニーで鬼木監督・谷口がコメントは、3連覇の奇跡を起こせるのではないかと
私達サポーターが勇気をもらったような素晴らしいコメントだったと思います。
私も味の素スタジアムに参戦しますが、1人でも多くのサポーターでチームを最高の雰囲気で迎え、勝つだけです。
その結果大きなご褒美が待っていることを信じて11月5日を迎えたいと思います。

ピックアッププレイヤー
マルシーニョと小林悠と家長さんです。
3名それぞれ記載したいところですが、もう家長さんだけにします。
フィールドプレイヤーで最年長36歳。
全試合スタメンで出場時間もチーム最長。
ゲームコントロール・チャンスメイク・ゴール・アシストと足が万全でない中で
あのプレッシャーを跳ね退けて決めたPK。
本当に凄すぎます。 
最終節、ここまで私の中でほぼ毎試合ピックアッププレイヤーに上げてきました。
そんな彼の元にチームの優勝とMVPが与えられるよう期待せずにはいられません。


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