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A24祭り From NY to LA

昨日は休みだったので、豪華に映画を2本鑑賞。
2作品ともA24作品。そして、NYとLAが舞台の映画。
旅には行けないので、映画で東と西に飛ぶ。

オンザロック

http://ontherocks-movie.com

予告を観てからみたいなと思っていた映画。
夫の浮気を疑い、自由奔放な父とそれに振り回される娘が
探偵ごっこを始めるというお話。

NYが舞台のこの映画。
最初のシーンとそこに流れる音楽。全体を通しておしゃれ感でアダルトな感じ。
車窓や時折スクリーンに映し出されるNYの風景にいちいちキュンする。

華々しいNYのイメージだが、ローラが着ている飾らないボーダー、
部屋着のBeastie BoysやRun DMCのドストライクのヒップホップTや
The Paris Reviewといった書き物をするローラらしいTシャツがいちいち刺さるし、シンプルなスタイルなのに、おしゃれ。

ローラの仕事場で、テプラを使うシーンに
アメリカにもテプラがあるんだと変に感心。
映画の中でもA24やブレイキングバッドといった単語が
でてきて思わずニヤリとしてしまう。
父が教えた言葉を繰り返す子供たちのシーンも可愛らしかった。

映画はとてもテンポよく、観ている方もローラの父、
フェリックスのテンポにかき乱される。
キャビア片手に夫の様子を伺い、
夜のNYを派手なスポーツカーでぶっ飛ばしたり、
勢いでメキシコにまで行ってしまったり。
フェリックスがどんな年代のどんな女性にも声をかけたり、
時折するトリビアのシーンも面白かった。

結局、夫のディーンはめちゃめちゃいいやつ!ってなる。
親子、夫婦、男性・女性、それぞの立場で違った感想を持つ作品だろうな。

秋にぴったりの映画でした。


Mid90s

http://www.transformer.co.jp/m/mid90s/

ジョナヒルの監督作品。
妹が主演するブックスマートも現在公開中。今なら兄弟作品を堪能できる。

最近ライムスター宇多丸さんのラップ史入門を読んでいるので、
90年代Hip Hopがふんだんに聞けるし、舞台はLAということで鑑賞。

最初のスティーヴィーが兄の部屋に入り、そこにはキャップやエアジョーダン、
CDやカセットがずらりと並んでいて、冒頭からテンションが上がる。
あまり裕福な家庭でないにもかかわらず、
あそこまでコレクションが揃っているのが少し不思議。
兄のイアンがどこかで観たことあると思ったら
Wavesとレディバードに出ていた人だった。

みんなで悪ふざけして、危険なことをする感じや、
友達がうまくいく様子に納得いかず、悪絡みしたら、
嫉妬したりという感情がヒリヒリするくらい伝わってくる。

スティーヴィーがお酒やタバコ、終いにはドラッグにまで手を出す様子には、
観ていて辛い。
ファックシットというあだ名の登場人物もいるぐらいFワードをこれでもかというくらい浴びるのも疲れた。

レイがスティーヴィーを誘い、スケートするシーンとかザ青春!
レイが病室で放った一番悲惨な目に遭っているけど、
そんな必要ないだろという言葉。
登場人物の中でもレイの存在は大きい。

兄が二人分のジュースを差し出すシーン。
最近リトルダンサーを観たばっかりだったので、
親子関係だったり、友情、兄弟という部分を重ね合わせてしまった。

車に乗り込むシーンは次の展開が予想でき、辛かったけど、
最後の映像で幕が閉じて良かった。

スティーヴィーには、母と兄や仲間との関係を立て直し、
頑張っていって欲しいな。

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