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ソーシャル〈Social〉とは??

昨年ICHI COMMONS株式会社を起業しました、伏見崇宏です。社会課題解決のためのデジタルインフラを創ることを目的としています。このようなチャレンジはいわゆる「ソーシャル・スタートアップ」又は「ソーシャル・ベンチャー」と呼ばれています。

会社としては、最近バズワードとなっている「社会課題解決」や「SDGs」を軸に、企業、社会的事業、NGO/NPOをはじめとしたあらゆる組織と関心のある個人をオンライン・オフラインのソリューションでつながる支援をすることを目的としています。

その目的が生まれたのは、ソーシャル・セクターで活躍する方々や、企業のサステナビリティ推進部やCSR部を通して社会貢献や社会課題解決に取り組む方々とご一緒させていただく中で、セクターや業界が変わると、同じ課題の解決に取り組む方々にも関らず、なぜか(全員日本人で日本語で話されていながら)皆さんが全員異なる言語を使われていて大きな分断があることに気が付いたからです。

ICHI COMMONS株式会社は、このような分断を解消し、「つながり」「連携」を社会課題のテーマやロケーションを軸に行うために取り組んでいます。

その際に、必ず使われる言葉がCSRESG「S」である、「Social」。ソーシャル・セクターの「ソーシャル」でもあり、冒頭に書いた「ソーシャル・スタートアップ」又は「ソーシャル・ベンチャー」「ソーシャル」でもあります。

今日はセクターや業界の間に分断が存在しているのにも関わらず共通する「Social」という言葉について書いています。簡単にネットで、調べてみました。

ソーシャル/Social形容詞で、「社会の。社会性の。親睦の。」という意味があり、語源としては、中期フランス語 social(社会の)→socialis(交際の)→socius(仲間)+-alis(~の)→sekw-(追い掛ける)が語源。「仲間(socius)と交わって生活する社会の(-alis)がこの単語のコアの語源。association(繋がり)と同じ語源をもつ。<語源英和辞典より抜粋>

とのことです。

「仲間と交わって生活する社会の」

という観点からは、「Social」は、それが民間セクターの企業であろうが、ソーシャルセクターのNPO法人や社会福祉法人であろうが、法人形態は関係なくその組織が「仲間」として認識し、「交わって生活している」と認識していれば全て含まれるということになるのではないでしょうか。更には、繋がりと同じ語源を持つことから、その組織や個人が「繋がり」を持つと認識した人たちが「ソーシャル/Social」の構成員となるのではないでしょうか。

ここで読者の皆さんにご質問です。あなたの認識はどのようなものでしょうか?あなたが、企業の投資家、経営者、従業員である場合、どこまでが「繋がり」でしょうか?ソーシャルセクターの組織や従事されている個人の方でしたら、いかがでしょうか?

私は、このような「認識」「繋がり」表現や方法に、多大な可能性を感じて会社を立ち上げています。組織も個人も、その認識や繋がりを改めて考え直す歴史と社会の流れが、今改めて来ていると感じるとともに、それが今言われている資本主義の終焉民主主義の再考に大きく関ると感じているからです。

この時代の流れは、近代において度々スポットライトを浴び、多くの方々が共通の課題認識を持ちつつも、最適な解にたどり着けたと納得していないから続いているのではないでしょうか。もしかしたら、みんなが納得する社会通説はないのかもしれないと私は問うています。アルバート・アインシュタインはこう言っていたそうです…

「その問題が発生したときに使った考え方を使って、その問題を解決することはできない」

私は、誰もが資本主義や民主主義という基盤を越えて、個人であろうが組織であろうが、「共感と信頼を軸に手触り感のある繋がり」を認識し、ヒト・カネ・情報が交わることができれば、「社会課題」という問題の新たな解につながるのではないかと思っています。

その解にたどり着くために、これを読んで関心を持って下さった方や、ICHIの仲間とともに資本主義、民主主義の先を探してチャレンジし続けます。

伏見崇宏


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