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乳飲子と朝日と我

さて
自分語りの初シリーズを終え

何を書こうか
ここで連続投稿辞めたら
しばらく触らなくなるよね

と、筆不精、三日坊主が
デフォルトな我

見切り発車で筆
ー今や指かー
を進めてみたい

今隣には
ミルクを飲み終えた
3ヶ月の長男が
脚をバタつかせ
立ち上がるその日までに
必要な筋肉を
発達させながら
無垢な笑みと
たまに溢れるミルクを
浮かべている

台北の3月にしては
冷えた空気と
台北らしく
どんよりとした空から
朝日が申し訳程度に
光と暖かさを部屋に
もたらす

隣の部屋では
2歳半の長女が
昨日の猛獣の
いや、怪獣の如く
暴れ回った疲れを
癒すため
妻と共に
夢の世界に潜っている

昨日19:30には寝てたよね?

さて、我の
日課としてこの
長男への朝の給仕が
平日であれば
時計との睨めっこ
追いかけっこなのだが

週末なら
のんびりできる
贅沢時間に手のひら返し

こんな時こそ
と、筆(指)をとる

我の時間と体力を
容赦なく
削り取る
小さな生命体達

妻は長男の出産の際に
突然の大量出血により
生死の境を彷徨った

まさに命懸けだ
そして、これから
彼らが大人になっても
我と妻は
命を賭して
彼らを愛し、憂い、笑うのだろう

そうありたい

この感情は
環境によって作られている
という事実も
また不可思議だ

結婚も子供も
我には無関係だろうと
結婚するまで思っていた

子供という存在は好きだが
我のそばにいるという感覚も理解できなかった

長女が生まれた直後も
妻に怒られる程度には
上手く接することも出来なかった

そんな、こんな我も
今や、彼らに仕える身だ

感情や想いが
左右されるものであるのは
間違いない

だが、何を真とするかは
我が決めればいい

生まれたから好きになった
一緒に生活してたら
大事になった
そういう社会構造だから

それでもよい
我はそれが良いと
思ったのだから

死ぬまでの暇つぶし
を銘としている我だから

暇が忙しなくつぶれて
よいではないか
よいではないか

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