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【日記】金への意識の違い

物持ちは良い方ですか?

私は大変物持ちが良い方です!
…というと聞こえはいいのですが、残念ながら私は物が捨てられないタイプ…。

大事に使っている物もありますが、大抵は思い入れが強すぎて捨てられないだけ笑。
そんな私も数年前から断捨離に挑んではいます。
ただ、挑んでは敗れ、挑んでは敗れ…その結果得られたものは、少ないスペースへたくさんの物をびっしりとしまい込む技術!…悲しすぎる泣。

そんな私も、綺麗で物の少ない空間で過ごしたいとは思っていて、そんな生活に憧れを持っています。

そこで、子供達が使うかもしれない文房具は、どんどん子供達にあげて、使ってもらうことにしました。

その一つが折り紙。
私は幼い頃、折り紙でよく遊んでいました。
6枚の折り紙を同じ形に折って、組み合わせてサイコロを作ったり、オーソドックスに鶴を折ったり。
折り紙が空間認知に役立つということは、のちのち知りましたが、折り紙で遊んでいたおかげで、確かに算数や数学の展開図や立体図形の範囲はあまり苦戦しなかったように思います。

そんな私が大事にそして大量に使ってきた折り紙ですが、残っていたものを子供達に渡すと…ただの色のついた紙に変身してしまいました。

ハサミを使って切り刻んだり、文字を書いてそのままバン!と貼ってみたり…
「いやいやいや!折り紙だから!折ってなんぼの紙だから!」
「カラフルで綺麗ね〜とは思うけど、折りあげた時の、裏の白色とのコントラストが素晴らしいのよぉ…」
まぁそんなこと言っても子供はポカーンなわけで…。
折り方の載っている本を買ってみたり、目の前で折って見せたりしたのですが、興味は「折る」方へは向かなかったようでした。
人一倍集中力の続かない我が子達は、早々に本を投げ出し、挙句の果てには私に「コレとコレとコレを作っといてね!」と言い出す始末…。
完成形には興味を持ったけれど、作る過程には興味はなく、自分でやる気は毛頭ないらしい笑。

折り紙の楽しさを共有できず悲しみつつも、まぁ子供達が折り紙で(本来の楽しみ方でないけれど)楽しく遊んでいるなら良いかとそのままにしていました。

そうしたらある日、洗面所の扉にこんなものが…。

金色の折り紙の張り紙「このへや 入ったらだめ」

あら、それは困るわ。洗面所に入れないなんて…。でもドアは開けっぱなしだし、ダメと仰る主も居ない様子。…入り放題やないか!笑
とりあえず見えなかったことにして、家事を済ませました。それから数日、剥がすと怒られそうなのでそのままにしてありますが、家族全員、好き勝手に出入りしています。
この張り紙の意味って…笑

ところで、折り紙の金色と銀色は、普通、セットで買ってもたいてい1枚ずつしか入ってませんよね?
しかし私は、金色と銀色が綺麗すぎて、また1セットに一枚ずつという貴重さから、一枚も使うことができず、全て取ってありました。
つまり、子供達に渡した折り紙には金銀が山程入っていたわけです。
子供達は早々にその金銀の折り紙を引っ張り出し、切り刻んでいました…。
そして、先日の張り紙。

良いんだけれど…もうあげたものだから良いんだけど…良いんだけどさ!!
(私の声にならない心の叫び笑)

この価値観の違い…。
張り紙だから目立たせたかったのかもしれない。その使い方としては確かに金の方が良いかもね。
お金(硬貨)を自分で作るの!と意気込んで一生懸命丸く切るのも、それは確かに硬貨なら銀が良いよね。
…分かるよ、分かるんだけど…
頭では分かっているけれど、どうにも収まらない私の心のザワザワ。

こんなにも金や銀をサラッと使えるなんて…なんて羨ましい。
私もあぁいう風に物を使っていけたら物が減るのかもな…と思いました。
「うん、子供から学ぶことも多いものだな…。」と思うことにしました笑

ただ、最後にこれだけは言わせて!
「折り方は折る楽しさもあるから!…というか、名前の通り、もともとそういうものだからね!」

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