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三凛さとし「親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ」

・本書は、家庭内トラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服し、その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発し、9万人以上の人生好転をサポートしたライフコーチの著者が、人生の悩みが消える「親捨てワーク」について紹介した1冊。

・「親捨てワーク」とは、親に対する見方を、ニュートラルに戻し、客観的な目で親を見られるようになるワーク。自分を縛り付けていた親の影響から解放されることで、お金・時間・場所・人間関係・健康など、人生のさまざまな悩みが消えていく。

・子どもの人生の9割は「親との関係」で決まる。親は子どもが出会う最初の「他者」であり、頼りにすべき「保護者」。親との生活で受けた影響は、人格を形成する時期を過ぎて大人になってからも、ずっと残り続ける。特にマイナスのものが心に深く刻印され、後々まで残りやすい傾向がある。

・子どもにとって、親が発した言葉は絶大な影響力を持つ。たとえ親に悪意がなくても、子どもは「自分を否定された」と感じることがしばしば起こる。親の言動が「心のトゲ」に変わるのだ。
※例として、「あなたはいつもやることが遅い」「何をやらせてもドジ」など。

・子どもの頃に生まれた「癒されない感情」は、
⚪︎自己肯定感が持てない
⚪︎「すみません」が口癖になっている
⚪︎満たされない感じがする
など、さまざまな形で人生に影を落とす。このように、私たちは想像以上に親の影響を受けているのだ。親から自立していくための第一歩は、どういう部分で自分に「親ブロック」がかかっているかを知ることである。
※「親ブロック度」のチェック方法は本書をご覧ください。

・「親捨て」を成功させるステップとして、
①ネガティブ感情の源を明らかにする
②親への「不幸の手紙」を書く
③自分も同じことをしていたと自覚する
④親の行為が自分の助けになっていたことを知る
⑤自分の行為が他者にも利益をもたらしたと考える
⑥親は正反対の性質も持っていたことに気づく
⑦愛されていた証拠集めをする
⑧親への「感謝の手紙」を書く
という8つがある。この「親捨てワーク」はあなた自身の心の中に変化を起こし、親に対する見方を変え、そこ解釈の偏りをゼロに戻していく作業をする。その結果、両親やありのままに見ることができるようになり、親から受けた傷が癒やされていく。ワークは紙に書くか、スマホやパソコンに入力する、といういずれかの方法で行う。
※ワークの詳細については、本書をご覧ください。

・本書では、「人生の9割は「親との関係」で決まる」「お金がないのは父のせい、愛されないのは母のせい」「悩みが消えていく「親捨て」のススメ」「「親捨て」を成功させる8つのステップ」「その先には「人生の五大自由」が待っている」という章で構成されており、「子どもの人生に親が強く影響す理由」「親捨てを考えるべき理由とメリット」「親捨てワークの詳細」「親捨てワークをしたその先にあるもの」など、本来の自分を取り戻すためのワークの概要と実践者の例が紹介された内容となっている。

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