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三浦将「うまくいくチームはカリスマに頼らない 個の力を生かして結果を出す リーダーシップ5つの思考習慣」

・本書は、「休み明けの朝、元気に仕事に向かう人をこの社会に増やす」をパーパスとし、人材育成・組織開発コンサルティングや企業研修プログラムを提供する著者が、
◇メンタルコーチング
◇アドラー心理学
◇認知心理学
の3つを組み合わせた独自メソッドにもとづきらリーダーシップを発揮する具体的な手法について、体系に沿って伝えた1冊。

・リーダーシップとは、「変化に対応する力」である。
・ビジネスの世界ではいとも簡単に「今日の正解」が「明日の不正解」になる、ということが起こり得る。
・今日は「金のなる木」でも、明日には「不採算事業」に陥る可能性すらあり、同じポートフォリオ(事業構成)のままビジネスを続けていては、業界によっては、わずか数年でさえ事業を継続させることは困難なのだ。
・また、急激な変化により、将来が見えなくなっていたり、それまでのビジネスが通用しなくなることが予想されている状態では、組織はカオス(混沌)に陥り、従業員の心は不安や心配でいっぱいになる。
・そんなとき、そのカオスをまとめ、秩序ある状態にするのがリーダーの役割であり、リーダーシップの力なのだ。
・優れたリーダーは、それらの危機を乗り越えるだけでなく、まるでサーファーが波に乗るように変化の波を乗りこなし、ビジネスを大きくしていくことができるのだ。
※「これからのリーダーに求められるもの」についても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書では、リーダーは大きく分けて、
◇「創業タイプ」(国を興すこと)
◇「守成タイプ」(国を維持すること)
の2つに分けられている。
・創業タイプの特徴として、
●発想力や集中力に優れている
●自立心が強い
●行動量が多い
などがある。
・逆に守成タイプの特徴として、
●冷静沈着
●責任感が強い
●じっくり物事を進める
などが挙げられている。
※どちらかのタイプがわかる診断テスト(Yes/No)があり、私は「守成タイプ」でした。

・リーダーは、
◇能力という点で信頼される
◇人間性という点で信頼される
という、2つの面を兼ね備えていることが肝心である。
・部下はリーダーに対して、自分たちのことをちゃんと見てくれること、尊重してくれることを求めている。平たく言うならば、何よりもまず「人として信頼できること」が最も重要なのだ。
・もちろん、少なくとも部下に舐められることがないレベルの能力は必要だが、突出した能力よりも、部下がリーダーに求めることは、信頼のおける人間性であり、「どのような存在として自分たちと一緒にいてくれるのか」という点である。
・実のところ、部下が上司に対して求めるのは、「すべての面で全員の部下よりも能力がある」ことよりも、
◇ちゃんと話を聴いてくれる
◇ちゃんと自分を理解しようとしてくれる
◇ちゃんと自分を成長させようとしてくれる
というような、上司の姿勢にほかならない。
・そこに上司に対する信頼感が生まれるのだ。
※リーダーに求められる5つの役割についても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「リーダーシップの誤解」「『信頼関係』を構築する」「『ビジョン』を創出する」「『戦略』を遂行する」「『成長』を支援する」「『自己を管理する』」「リーダーへの道【Q&A編】」という章で構成されており、
◇相手から信頼されるための二大要素
◇単なる「目標」と「ビジョン」の違いはどこにあるか
◇ビジネスとは、「◯◯」と「◯◯」のギャップを埋める活動
◇平凡なリーダーが部下から信頼を得る3原則
◇◯◯の技術を磨くと、リーダーシップも磨かれる
など、誰でも身につけることができるリーダーシップの身につけ方について解説した内容となっている。

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