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西原大貴「グローバルリーダーが実践する「自分の可能性」を広げるリフレクションの技術」

・本書は、運だけで辛うじて入社できた日本IBMの落ちこぼれ社員から米IBM本社のグローバル・リーダーへ自己変革を遂げた経験を持つ、京都生まれ京都育ちで米国移住14年目のエグゼクティブ・コーチの著者が、自分自身と仲間にリーダーシップを発揮する「リフレクションの技術」を伝えた1冊。

・「リフレクション」とは、自分の可能性を知ることのできる、科学的な理論と圧倒的な実績に基づく再現性のある方法論。具体的に言うと、心の鏡に映る自分を見て、自分自身を深く知る方法論である。過去に囚われた思い込みや他人の作る限界から自由になり、「心から望む自分」になる脳と心の使い方がリフレクションなのだ。
・自分の可能性を知れば、そこに当然のように挑戦して、あなたは自分の可能性をいかんなく発揮できる。
・リフレクションの実践を通じて、あなただけでなく、あなたの大事な仲間にも気づきが広がっていくのだ。

・リフレクションの実践で大切なのが、心を向ける3つの視点である。
・1つ目は、「心から望む」であり、
□心から見たいものを決める
□心から向かう目的地を明確にする
□大切なことはすべて大切にする
などが挙げられている。
・2つ目は、「今を生きる」であり、
□感情や判断をやめて、今をありのままに受け入れる
□自分が決めた目的地に向かう現在地を知る
□過去の失敗や感情に囚われることなく、今に感謝する
などがある。
※3つ目はついては、本書をお読みください。

・24時間休まずに働いている脳は、誰の体にも備わった大事な道具の1つである。
・脳が動く仕組みを知ることができれば、脳の本来の能力・パフォーマンスを活用できる。
・脳のパフォーマンスは、あなたのすべての判断、行動に密接に関与している。つまり、脳の使い方があなたの人生を決めているのだ。
・一説によると、すべてを処理するためには脳に原発1基ほどのエネルギーが必要とも言われている。当然ながら、脳にはその処理に必要なエネルギーがない。また、すべての情報を処理する必要もないのだ。
・そのため、脳にあるRASは、自分にとって必要な情報、つまり、見たいものだけを無意識に選択している。
・この脳の仕組みによって、視界に入っているにもかかわらず、そのほとんどの情報を「見ない」ことにしている。
・これが、「見たいものしか見ない脳」の仕組みなのだ。
※その他のの仕組みの詳細については本書をお読みください。

・本書では、「脳の仕組みとリフレクション」「心から望む」「今を生きる」「自分と仲間の可能性をつなぐ」「自分の可能性に挑戦する仲間」という章で構成されており、「脳と心の仕組み」「視座の高め方」「心から望む自分らしさを作る方法」「ポジティブの落とし穴とは」「本質的な解決策の気づき方」「リフレクションで結果を出している仲間の実践事例」など、科学的理論に裏づけされた未来を切り開く方法のひとつである「リフレクション」の技術ならびにその事例が紹介された内容となっている。

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