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池上保子「豆腐×旬の食材 豆腐が主役になる56のレシピ」

・本書は、料理研究家で豆腐マイスターの著者が、季節感のある豆腐レシピ56を紹介した1冊。

・豆腐には肌や髪、健康な体を作るのに欠かせないたんぱく質が多く、豆腐1丁(300g)には卵3個分、牛肉100g分が含まれている。その他に、脂質代謝の改善や記憶力アップの「レシチン」や、女性ホルモンに似た働きを持ちら血管の拡張を助け、血圧効果がある「イソフラボン」も豊富に含まれている。
・カルシウムも、乳製品と同じくらい吸収率が高い。また、豆腐は手ごろな価格で手に入ることができる、消化吸収の良いマルチな栄養剤といえる。
・さらに野菜をたっぷり組み合わせることで、豆腐に不足しているビタミンCやカロテン、食物繊維などが摂取でき、バランスの取れた食卓を整えることができる。

・豆腐を使ったときにできる「おから」は低カロリーで、良質のたんぱく質を含み、食物繊維たっぷりの日本のスーパーフードである。脳の活性化に働く「レシチン」や、活性酸素の働きを抑制し、老化防止に役立つサポニンなどを含むすぐれた健康食品である。
・カロリーダウンと、食物繊維の整腸作用を目的として、料理や飲み物に混ぜ込んだり、クッキーやケーキに使ったりして人気である。


本書で紹介されている豆腐レシピは、「春夏秋冬」に分けられている。

春のレシピ
・豆腐入りピザ
・豆腐のオムレツ
・かんたん豆腐ドライカレー

夏のレシピ
・トマト入り麻婆豆腐
・豆腐のかき揚げ
・豆腐入りギョーザ

秋のレシピ
・豆腐のコロッケ
・豆腐まんじゅう
・豆腐入りカレー

冬のレシピ
・豆乳入り中華粥
・ホロホロ豆腐
・豆腐のチゲ

などが紹介されている。
※その他のレシピと調理法については本書をお読みください。

レシピの大半は、1〜5の間の工程であり、誰もが簡単に作れるような調理法となっており、1ページ〜2ページで紹介されており、完成した料理の写真と材料、作り方で構成されている。また、「麻婆豆腐 発祥の店」「江戸時代は高級品 地方食も豊かな油揚げ」「江戸時代 庶民に普及した豆腐」といった豆腐にはまつわる面白いエピソードを収録した「Side Dish」というコラムが章の終わりに掲載されている。

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