見出し画像

小林義崇「元国税専門官がこっそり教えるあなたの隣の億万長者 富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣」

・本書は、元国税庁専門官で、フリーライターに転身後、マネージャンルを中心に書籍や雑誌、ウェブメディアにて執筆するほか、相続に関する問題の解決をサポートする活動を行う著者が、知っているようで知らない「お金持ちの正体」ついて解説した1冊。

・本書では、「1億円超の資産を持つ人」を富裕層としている。2020年の日本において100万米ドル超の資産をもつ成人の数は366万2000人。つまり、全成人に占める割合はトップ3.5%であり、この割合が日本の億万長者と言える。
・富裕層の実態は、生活ぶりは質素で、服装も極めて普通であり、富裕層と一般の人を見分けることはできない。
・豊かな財産をもちながら生涯を終えた富裕層には、いくつか共通点があり、彼ら彼女らの行動様式を知ると、富裕層になるべくしてなったことがわかる。
※著者が運営するYouTubeチャンネル(フリーランスの生活防衛チャンネル)での動画「富裕層の共通点(投資・仕事・生活)」でのコメントで、著者が理解した富裕層の実像に間違いがなかったコメント(資産家だが倹約家・医師だが乗っている車は傷だらけの軽自動車1台だけなど)が紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣(一部)

習慣1 富裕層は1円たりとも死に金を使わない
・富裕層は拍子抜けするほど、普通の暮らしぶりである。富裕層の家は、広い家が多いものの、高級家具や骨董品がたくさん並んでいるわけではない。普通の家よりも、むしろスッキリした印象である。
・「お金を稼ぐ」ことが富裕層の条件と思われがちだが、「お金を守る」ということにも力を入れなければ、富裕層として生涯を終えることは不可能なのだ。電話代の細かい費用であっても、徹底して支出を避ける意識こそが、富裕層の第一条件なのかもしれない。
・また、富裕層は「いくら安くても価格に見合わなければ買わない」といったふうに無駄な支出を意識的に避けている反面、いいものを買って長く使う傾向がある。
※「実は好き勝手にお金を使えない」というのも富裕層の特徴のひとつであるが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「億万長者の「お金」と「相続」のリアル」という序章から始まり、「【家計】富裕層は驚くほど質素に暮らす」「【資産運用】富裕層ほど投資で儲かりやすい」「【生活】富裕層は大きな犬を飼う?」「【家族】富裕層は教育費に糸目をつけない」という章で構成されており、富裕層は、
□お金の情報を家族とシェアする
□年金をしっかりもらう
□保険をうまく利用する
□借金を資産形成に生かす
□都会に住む
□人間関係の構築にお金を使う
□ペットを飼う
□教育費に糸目をつけない
など"トップ3.5%の富裕層"がひそかにやっている一生お金に困らない29の習慣が紹介された内容となっている。また、「富裕層のへそくり事情」「富裕層は家族の人数が多い」などのコラムも収録されている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #ダイヤモンド社 #億万長者 #お金 #マネー #money #富裕層

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?