見出し画像

水野 雅浩「親子でつくる健康習慣「本番力」で受験に勝つ」

・本書は、受験に勝つ習慣健康アドバイザーであり、予防医学の専門家である著者が、本番力を高め、受験に打ち勝つための健康力を「食事・睡眠・運動」の3つの視点を中心にまとめた1冊。

・揺れ動く激動の時代に、気持ちが落ち着かない受験生を持つ保護者に求められるもの
①保護者は、家庭では「常に」落ち着いていること
②保護者は、子どもの食事・睡眠・運動といった生活習慣のリズムを作ること
時代の影響を強く受ける受験生たちこそ、落ち着いた家庭内環境、リズムが整った生活習慣が必要である。受からない確率を家の環境や生活習慣のせいで下げてはならない。

・本番力は生活習慣が9割。司法試験に合格する大半は、勉強を最上とするのではなく、生活リズムを整える重要さを大学1年生の頃から叩き込んでいた。この背景には、途中かで体調を崩して勉強を継続できなくなった学生や、本番で実力を発揮できなかった教え子たちの無念さを大勢見てきたからである。

・脳は、体が不健康だとではその力を存分に発揮することはできない。脳の老廃物を洗い流すには、じゅうぶんな睡眠と、血流を下げる運動が必要不可欠。さらに、活性酵素という毒素から脳を守るには、抗酸化作用のある成分を食事からたっぷり摂る必要がある。つまり、食事、睡眠、運動といった健康習慣は、体だけでなく、脳のコンディションを保つことに直結している。

・勉強ができる子どもの家庭は、お母さん(お父さん)が戦略的であること。「勉強しろ」と親が口うるさくしては、子どもはイライラし、本番力を損なってしまう。
⒈夕食の時間を30分早める
⒉親がまず、早く寝て早く起きる
⒊親が、朝ごはんを食べる
など、「戦略的」に家族の生活リズムを整えることや、「家族の仲が良いこと」が勉強に大きなインパクトを与える。

家族が仲良くいるために大切にすること
・食事時は楽しく
・家族のお祝い事は、必ず一緒に
・子どもの前では、絶対に、けんかしない
・家族で22時に就寝する
・家庭内で役割を持たせる
・食事を一緒に作る
・家族でグッドニュースをシェアする
・子どもの趣味に一緒に出かける
などなど。

・本書では、先に紹介した「本番力」についてだけでなく、子どもの頭を良くする「食事力」(忙しい朝、食欲がない朝の救世主はシリアルなど)、記憶と体調に直結する「睡眠力」(スマホに支配されると、生活と成績は一気に崩れるなど)、本番力を上げる「運動力」(本番力を上げる姿勢と呼吸法など)という章で構成されており、子どもだけでなく、親御さんなどの大人の方々にも読んでもらいたい内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #学事出版 #本番力 #健康 #睡眠 #食事 #運動

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?