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初恋のタイムラグ〜「僕の心のヤバイやつ」〜山田編その2

こんにちは。いちかわです。子供の運動会も終わりほっと一息。ようやく文章を書く体力気力が確保できました。
すっかり朝晩は寒くなりましたね。

noteを始めて1週間。こんな駄文でも沢山の方に読んで頂いてるみたいで嬉しいです。剰え、スキやフォローまでして頂いて恐縮至極です。まあただ単に「僕の心のヤバイやつ」が魅力的な作品だ、というだけだと思いますが。兎に角反応があるのは嬉しいことです。

という事で、前回に引き続き山田が市川に惹かれていった流れを頑張ってご紹介したいと思います。

山田

karte.31「僕はLINEをやっている」

私の大好きな「人殺しの目」の山田。萌子がアッサリと市川のLINEをゲットする様子を尻目に遠目からのこの目線w
萌子も友達なので何も言う事も出来ず、ただただ嫉妬の目線を送るしかありません
2巻の最後で「溶かし」て以降、山田のアプローチが明確になってきています。
自分の気持ちに気付いたからこその嫉妬。

可愛い(語彙力)

karte.35「僕は勉強を教える」

ばやしこ、おまえ…そういうとこやぞ?
意外と鈍感なばやしこ。
「そっちの方がズルいからね?」
ほーん。何がズルいんですかねえ。

山田が自分の気持ちに気づき、市川の気持ちを探り探り距離を縮めようとしていることが分かります。

親友、ばやしこと言えども市川に近づくことは許しませんw可愛すぎか!

karte.37「僕は接触を試みた」

「今日 ちょっと近いな」
じゃねーだろ!!!市川!!!

3巻(karte.31)以降、図書館で市川は座っています。
当初は
山田→座る 市川→立ったまま
それが 
山田→座る 市川→対面に座る
そして最後は
山田→座る 市川→横に座る
とどんどん近くなっていますね。

karte.38「僕はホントにずぶ濡れた」

雨に濡れて普段は隠れてる右目も見えている市川。市川本人は「キモい」と思っていますが、山田は普段と違う市川の顔を見ようとしてか、市川の顔にスっと手を伸ばします。

うん、そろそろ限界だ。いつまでも無傷で耐えられると思うなよ?

karte.39「僕は夢を見た」

ねえ、ここ説明いる?いらないよね?

一応状況だけご説明しておきます。
風邪をひいた市川の家に山田がお見舞いに来ます。「給食にいちごババロアが出たから食べたいと思って」という苦しい言い訳w
家の位置、正確には知らないのに、寒い中探し回ったんでしょう。恐らく表札と市川の自転車を頼りに。たったそれだけの手掛かりで一生懸命市川の家を探し当てます。

寒い中歩き回って、鼻まで赤くなっている様子が分かります。うう…健気…
その後、勇気を出した市川は山田を自宅に上げますが結局熱を出して倒れてしまいます。
そして山田が市川の服を着替えさせてあげるのですが…

作画も美しい…神々しい…ありがたや…
パトラッシュ、もう直視出来なくなってきたよ…

karte.40「僕は練習台になった」

この話、実はすごく大事な転換点だと思っています。
映画の公開が再来年だと聞いた市川が、2人の時間の有限性を認識して一歩を踏み出した瞬間だと思うのです。

「観られる「自分になる」よう善処する」

きっと善処するのは映画の事だけでは無いと思います。変わろうとする市川の決意。
そして山田もその市川の気持ちに気付いたのでしょう。

karte.44「僕らはLINEをやっている」

2度目の「僕ら」
LINEを交換する訳ですが、その前のこのシーンがものすごく好きです。因みに1番好きな話はこちらで詳しく書いています。

借りていた君オクを山田に返すとき、どのシーンが良かったかについて話します。
山田が自分の好きなシーンを言う前に市川が言った

「心を通わせる描写…?がいい…」

に対して山田は

「私も!!」

と返します。 

このシーン、なにか違和感があって読み返すと、これまで常に市川の一人称が吹き出しで表現されていたのが、このシーンの前後3ページにわたってそれが無いことに気づきます。

完全な三人称目線なのです。読者は市川の主観抜きでこのシーンをどう感じるのでしょうか?

好きな人と、好きな作品の好きな場面が一緒。

君オクの2人と同じように心が通ったような…山田嬉しかっただろうな。

大体ですね、
karte.31が「僕はLINEをやっている」
karte.44が「僕らはLINEをやっている」ですよ?ズルくない?ねえ?

karte.31で萌子が市川のLINEをゲットしたのですからいくらでも萌子経由で聞くことも出来たはずです。

どうしても直接交換したかった?
萌子に聞くと気持ちに気づかれるから?
私は前者だと思ってます。

他にもまだ沢山紹介したいエピソードがあったのですが、余りにも長くなってしまいそうなのでこれでもかなり端折りました。

またの機会に小ネタ的にまとめたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、また。

LINE童貞www

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