辛く、切なく、美しい話〜「僕の心のヤバイやつ」〜karte.43「僕は山田が嫌い」

【更新📱】『僕の心のヤバイやつ』
Karte.43「僕は山田が嫌い」公開😨

あの日のあれも、いつかのこれも、
山田に利用されていただけだった。
すべてがどうでもいい。「無」。
そんな京太郎に、山田は…⁉️

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— 『僕の心のヤバイやつ』公式 (@boku__yaba) April 14, 2020

子供を迎えに行って帰る途中、一番星と綺麗な月が見えました。こうやって迎えに行って1日の様子を話しながら帰れるのもあと僅か…

いきなりしんみりしてしまいましたがその勢いでkarte.43「僕は山田が嫌い」を。
これリアルタイムで読まなくて良かった…
しばらく立ち直れなかったと思います…

※過分にネタバレを含みます。未読の方はご注意下さい

最初のページで始業のチャイムが鳴り、足立が「5時間め数学かー」と言っていることから、昼休みが終わるタイミングだと分かります。

いつも昼休みは図書館に居るはずの市川が、教室で本を読んでいる。山田は教室に戻ってくる。図書館に行ってたんだろうな…市川が来るのを待って。

授業が終わり、市川は教室を出る。
市川を追いかける山田。
早足で山田を振り切ろうとする市川。
階段の踊り場で市川を捕まえて壁ドンする山田。
「…怒ってるの？なんで？」
山田の瞳が潤んでいます。

「距離近いから…？」
いやいやいや山田違うんだ…
ここでkarte.42の図書館のシーンを思い出します。山田が市川を利用したのは事実だと思うんですけど、その捉え方が市川と山田で全く違うのではないかと思いました。

市川は「ナンパイを遠ざけるために好きでもない僕を利用した」と思った
山田は「ナンパイに市川が好きだという事を態度で示して見せた」
※イマイチ腑には落ちてません

いずれにせよ市川は、利用されたと思い込んだ。
市川はそのまま立ち去ろうとする。
「ごめんね」と涙を流す山田。
涙を拭くために山田が取り出したのは…いつか市川が山田の為に置いてあげたポケットティッシュだった。山田、ずっと持ってたんだな…

そのティッシュを見たときに、市川は気づきます。

「そうだよな」

「わかってるんだホントは」

「山田がそんな奴じゃないこと」　

「------わからないのは山田の心じゃない」

「僕の心」

「本当は欲しくてたまらないのに」

「どうせ手に入らないから」

「嫌いになる理由が欲しかったんだ」

「どんどん好きになるのが怖くて」


このシーンが切なくて美しくて不覚にもウルッとしてしまった… 市川、優しいんだよ君は…

気持ちが溢れていきなりハグしてしまう山田の真っ直ぐな想いも美しく表現されています

最後トイレに行っちゃうのはご愛嬌w
ではまた。

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