低用量ピルを飲んだら、人生が最高に楽しくなった話
私は学生の頃からひどい生理痛に悩まされてきました。(病気はなし)
高校生の頃、痛みで呼吸もままならず病院に運ばれたときに、麻酔で朦朧とする中で「出産すれば良くなるよ」とお医者さんに言われて「いや、何年後の話だよ…」と突っ込んだのは、今では笑い話です(笑)
今回は、そんな私が久しぶりに低用量ピルを飲み始めてめっちゃ人生楽しくなった話を誰かに伝えたくて、久しぶりにnote書くことにしました!
※医学的な観点ではなく、あくまで私の主観となります。
※人によっては副作用が強く出る方や、効きが悪い方もいらっしゃるので、必ず医師にご相談ください。
そもそも低用量ピルって?
私は医学的な話は専門外なので、ここはお医者さんにおまかせしましょう。
低用量ピルには女性ホルモンが含まれており、毎日1回服用することで排卵を抑制し、正しく服用すればほぼ確実に避妊することが可能です。
日本では低用量ピルの使用率は1〜3%に留まりますが、 欧米では一般的に使用される薬剤です。近年、日本でも、リスクをきちんと理解し低用量ピルを飲まれる方が増えています。
引用元:https://www.clinicfor.life/disease-tx/telemedicine-pill/
避妊以外にもPMSや生理痛の改善などいろいろな効果があるのですが、欧米での普及率15〜30%に比べて、日本では数%。
服用している人がほとんどいないんです。
また、ご年配の方の中には今でも抵抗感が強い方もいますし、ピルを飲んでいればコンドームしなくてOKと勘違いしている男性も少なからずいます(ピルでは性病は防げません)。実際、私も母から反対されたり、高くてお金が続かなかったりで、大学時代に1度は服用を中断。
しかし、30歳を過ぎてから生理痛だけでなくPMSがどんどん酷くなり、月の半分は不調という状態に。つらすぎて久しぶりにピル服用を決めました。
ピル服用前の生理前後の症状
ちなみに、私が体験した30歳を過ぎてからの不調は、以下のような感じです。
PMS
・自分がダメ人間な気がして涙がでる
・胸がパンパンに張って、歩くだけで痛い
・ニキビがめっちゃできる
・普段なら気にならない他人の行動に終始イライラし続ける(ツイッターでついつい物申す系ツイートしちゃう)
・頭痛
・腹痛
生理中
・腹部の痛み(痛くて夜中に起きてしまう。生理中ほぼずっとロキソニン飲み続けないと痛みで動けない)
・薬を飲んでも改善しない腰のだるさ(歩くのもおっくう)
・頭痛
・寝ても寝てもずっと眠い
・ずっと便がゆるい
・気持ちの落ち込み
生理前後の2週間は、予定もほぼたてられず、家事もほとんどできず、買い物も旦那さんに頼み、仕事以外はひたすら横になるという生活。そんな自分が嫌で、さらに落ち込んでしまうという負のループは、生理が終わるまで続きます。
弊社は有給の生理休暇があるので、ありがたく使わてもらっていますが、会社を休もうが生理の辛さは変わらないんですよね。
正直もう、限界でした。
ピル服用後の体調と効果
そんなこんなで、ピルを飲み始めた私。
飲み始めは副作用が出やすいと聞いていたのですが、副作用らしい副作用もなく、強いて言えばちょっと熱っぽさとむくみが気になったくらいでした。
副作用が軽かったのもあって、「こんな錠剤1つで本当に効くのか?」と半信半疑でしたが、1ヶ月目から効果は抜群でした!
1ヶ月目の効果
PMS
・胸がまったく張らない!!!歩ける!走れる!
・ツイッター見てても心穏やか
・頭痛・腹痛ほぼなし
ニキビの改善(吹き出物とはいいたくない)も効果の一つにありましたが、ニキビは一つできました。
生理中
・毎日飲んでいた薬が2日目の1回だけで済んだ
・腰がそこまで重くない
・経血量がかなり減った
眠さとか、多少のだるさはありましたが、生理中に毎日ぐっすり寝られたのは数年ぶりだったので、それだけで気持ちはお祭り騒ぎです!わっしょい!
こんなに楽になるならもっと早く飲めばよかった。今まで悩んで我慢してきたのは何だったのかと、本気で昔の自分に言いたくなりました。
2ヶ月目の効果
2ヶ月目には、ほてりなどの副作用もおさまってすっかり元気に!
調子に乗って生理になるであろう期間にお出かけの予定までいれてしまいました(笑)
さて、その結果は…
PMSは前回と変わらず、胸のハリも、イライラも、落ち込みも頭痛・腹痛も改善されて、ほぼ普段通りでした!最高かよ!
生理中
前回同様の効果+α
・前回よりさらに経血減った気がする
・どろっと経血がでない(生理3日目のお出かけ中、ガチで生理忘れてた)
・ロキソニン1回も飲まずに済んだ
まあ、ニキビは一つできました。(しかたない)
しかし、生理中の症状は先月よりさらに改善!ちょっとお腹に違和感あるくらいで痛みがほぼなくなりました。
個人的に一番うれしかったのは、ドロっと経血がほぼなかったこと!
朝起きた瞬間や椅子から瞬間にヒヤッとするあの感覚って、女性なら誰しも経験していて、とても不快だと思うんですが、それがなくなるだけで生理ってこんなに楽になるのかって心から嬉しくなりました。
生理を克服した私は最強かも!
11歳で生理が始まってから約20年。
痛みは我慢するしか無いと思い、毎回痛み止めを飲み続けていた私にとって、痛み止めなしで過ごせたことは、人生感を変えるくらいの衝撃的でした。
だって、人生80年のうち生理は40年くらいあるわけで、そのうち半分(20年)は体調悪いって考えたら絶望しかないんです。
だからこそ、
「痛みって我慢しなくていいんだ。」
「生理期間中も楽しいことできるんだ。」
そう思えたら、本当に嬉しくて。
死んだように生きてきた2週間も、今は笑顔で過ごすことができます。
生理が怖くないってだけで、こんなに人生が楽しいなんて知ってたら、もっと早く服用していたのに…。
私の30年ほどの人生において、もっと早くやればよかったことNo,1に迷わず選びます!(ピル飲む前は、VIO・脇・膝下の脱毛がNo,1でしたw)
強がるのが上手すぎる女性にこそ
もちろん、薬なので副作用もありえます。誰にでも合うわけじゃないので、強制はしません。
ただ、もし生理が辛くて仕方ない人がいたら、検討してみて欲しいという思いで、今回このnoteを書きました。
最近は「生理についてもっと話そう」と世間でも流れが変わり始めていますが、まだまだ生理は隠すものという雰囲気が残っているのも事実。
また、隠したい人もいるので、その気持ちは尊重されるべきです。
しかし、女性同士の場でこういった話を振ってみると「実は今PMSで気持ちがどん底で…」「この前の体調不良、実は生理痛がひどくて…」とみんなポツポツと話し出すのです。
女性の皆さん、辛さを隠すのが上手すぎません?私なんてすぐに「あー生理つらいわー、痛い!無理!」って言っちゃうのに。
女性って強がるのが本当に上手い。
でも皆さん、言わないだけで悩んでいるんですよね。
個人的には生理中くらいは、美味しいもの食べて、ゆっくり寝て、ゴロゴロしてていいと思っているんですけど、女性の社会進出も進んでいるので、そうも言っていられない人もいらっしゃるでしょう。
そういう意味でもピルって現代の女性にこそ必要なんじゃないかなと、個人的には思います。
私のように生理が辛くて仕方ない方に、一つの選択肢として知ってもらえたら嬉しいです。