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考えてから書くか、書きながら考えるか

文章を書き始めるときには、
①何をどう書くか決めて書くパターン
②書きながら考えていくパターン
があるように思う。

①の場合は、先に伝えたいテーマや構成・展開を考えて決めてから、文章を書く。それに対して②の場合は、とにかく書き始める。書きながら、流れるように転がるように文章が展開して、思わぬ方向へ着地してしまうこともある。

わたしがnote書くときは、この①②の合わせ技を使っている。要はテーマだけぼんやり決めて、すぐ書き始める。記事によってはどちらか寄りだったりもするけれど、①に寄りすぎると、「あんまり言いたいことをうまく書けなかったな」となることが多い。

だから肝心なのは、構成や着地点は意識しすぎないこと。肩の力を抜いて、とにかく書き始めること。先に考えようとすると手が止まってしまう自分には、この「書く」と「考える」を同時並行で進めるやり方が合っている。

自分のnoteは①②の合わせ技だけど、日記は完全に②だ。つまり書きながら考えていくパターン。

日記を書くときは、テーマや構成なんて考えない。だから突然話が変わってることもあるし、論がなってないことも多い。そのかわり日記には、飾らない感情や整理しきれてない思考がそのまま残っている。書きながら思う、考える、はっとする。読み返してみると、自分のそういう痕跡に触れられる面白さがある。

ちなみに手紙についても、わたしは書きながら考えていることが多い。自分が書く手紙の文章は唐突に話が変わるし、論もなってない。さらには自分の感情や思考の動きが、一部の文章にそのまま反映されている。要は、日記と同じだ。手紙を書き終えたときにちょっと気恥ずかしさがあるのは、そういうことだったのかと気づく。手紙をおくった相手のもとには、取り繕わずに書いた感情や思考が残ってしまうのだから。

自分が読まれるのは恥ずかしいけど、人の日記や手紙の文章はとてもすき。自分をひらいて見せてくれる手紙や文章には「うまく見せよう」みたいな編集が入ってなくて、そこがまたいいんだよな。

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