記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

オクトパストラベラー2をプレイした ネタバレあり②

はじめに

裏ボスを倒せませんでした!!!
3回挑戦して、前半戦すら終えられずにエピローグに走り、1回目のエンドロール途中でSwitchがエラーを吐き(各ボス戦が自分の選択したキャラで再現されるというエモ演出が重かったんか…?)、2回目のエンドロールを見て、私のオクトパストラベラー2は終了しました。
およそ80時間にもおよぶ長い旅路でありました。

裏ボスはレベルが足りないとか、そんな話ではなかった。
999が上限のステータスなんて鍛えたところで些末な話。戦略、運、根性が必要でした。
いや、もうさ、ラスボスの倍の倍以上には強い。無理。

というわけで、全くすっきりしていませんが、下記でストーリー以外に触れたので、今回はストーリーについて書いていきます。

明日を望まぬ者たちへ

各主人公のストーリーをクリアした後のエクストラストーリー。
ミステリーの解決編かと思うほどの怒涛のネタ明かしで、特に何篇にもおよぶオリの手記は演出がうますぎてゾワゾワしっぱなしでした。あの時点で妹っぽいのは彼女くらいしかいないので途中で予想はつきますが、兄がカザンもといオボロとは。ヒカリ編の序盤で拾った謎の手記がここで繋がるとは思いもしませんでした。

エクストラストーリーの前にはサブクエを全て終わらせるために各地を探索してましたが、「ジゼル座の演出家(タンジー)はどこいったん?」と彼女がいないことにしか気づいていなかったので、してやられた気分です。

(タンジーってジゼル座の誰も話題にあげないんですが、青い炎に焼かれると存在すらも消えてなくなるという設定でしたか?エピローグですら名前が出てこなくて怖いんですが)

ただ、カザンの行動にはいまいち納得感がないというか、一貫性がないように感じてしまうんですよね。明日を望まない理由が誰のため、何のためなのか、ふんわりしている気がしてしまうからかもしれません。妹すらも生贄に捧げる計画だったことから彼女のためでもなさそうですし。
明日を望まぬ者たちはオリを除き全員死んでしまっているので、もはや誰のための行動だったのか。

個人的には実はオリが生き残っていて、生贄になりきれていなかったはずなのに、邪神が元気に復活していることもモヤる一因です。みんな、炎に焼かれて死ぬ必要なかったんじゃないの。

8人の主人公たちへ

テメノスは殺人犯を見つけるため、オズワルドは家族の復讐のため、ソローネは暗殺一家から逃れるため、オーシュットは島を守るため、キャスティは記憶を取り戻すため、パルテティオは世界一の商人になるため、アグネアはスターになるため、ヒカリは国を取り戻すため、それぞれの理由で旅にでますが、特に展開が気になったのはソローネ、オーシュット、ヒカリ。
導入部はオズワルドの脱獄が1番盛り上がりましたが、ヒカリは黒幕がカザンだったということからも最も王道のストーリーで良かったし、ソローネは救いがないというか器であることに変わりなく(ソローネ母はなぜ心変わりしたのかさっぱりですが)、オーシュットはずるい。選ばなかった相棒が敵になる展開なんてずる過ぎてなんか1番情緒がヤバかったです。

本作、8人の主人公というところにストーリーが制限されてしまっているところがすごく惜しく感じられてしまって、ヒカリは最後のカザンとの対峙で8人の主人公なんて制限を振り切って、めちゃくちゃに主人公してほしかったくらいなんですが、一言もことばを交わさず、黒幕の1人であるミントのソローネへの意味深セリフも特に何もなく。なんていうか、8人の主人公であることを効果的にぶっ飛ばせていたらもっとストーリーに可能性があったんじゃないかと思わずにはいられませんでした。
アグネアとパルテティオ、本筋のストーリーにほとんど絡んでませんし。

間違いなくRPGとして良作だと思いますが、ストーリーにはもっとまとまりをもたせてほしかった。各ストーリーも終盤の展開もすごく良いのに、ストーリーへの満足感が薄いです。

おわりに

またもや記事をあたためている間に公式に動きがあり、無料アップデートが配信されたとのことです。
発売から1年以上経過して、バンドル版(初めてこのことばを知ったのですが複数ゲームを1つのパッケージにおさめたもののようです)配信と同時に他機種に対しても無料アップデートって。スクエニすごいって思いました。とんでもなく赤字っぽいのに。これで小金稼ぎすればいいのに。

久々に時間を忘れてマップを駆け回り、レベルアップや装備・スキルの付け替えに勤しみ、無駄なくらいにNPCと関わり、楽しいRPGがプレイできました。本作、味のあるNPCが多いのも探索が楽しい理由の1つなんですよね。
ストーリー次第にはなってしまいますが、もし続編が出るのであれば購入を検討したいと思います。

良いRPGでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?