自分が真剣に向き合ったこと
すこし、昔の話をしようと思う。
それは高校時代。
部活の話。
前の記事に、被るとこもちょくちょくあると思いますが、ご了承ください。
僕は弓道部に所属していた。
軽い気持ちで入った部活はなんと強豪校。
強豪校の風潮なのか、とても上下関係や礼儀が厳しい。
学校で先輩を見かけると、小走りで挨拶に行った。
毎日の練習は、すごいきつくて、1年生の頃のぼくは、ヒョロガリで、まだ体も出来上がってなく、常に筋肉痛だった。
それでも頑張れたのは同じ、目標を掲げた仲間達がいたことである。
僕もこの仲間達と一緒に全国に行きたい!!
そう思っていた。
しかし、迷える高校生集団がそんな順調にいくわけもなく、いろいろな困難が立ちはだかる。
僕の代のナンバーワンとナンバーツーの衝突。
一緒に朝練を頑張っていたメンバーの退部宣言。
真面目そうという理由だけで選ばれた部長。
その部長のレギュラー入り。
等々。
そんな困難がある度、僕らはそれぞれの想いをぶつけ合った、。
それぞれが認めあっているからこそ、みんなで高みを目指したいからこそ、本気で衝突して、本音で話て、そして、本気で笑い合い、泣き合った。
今思うと本当に青春してたな。
そんな僕も実は退部しようと思っていた時期がある。
しかも3年になってから。
理由はいつも補欠でレギュラー入りだったこと。
自慢ではないが僕は部活内では3番目に的中率(的にあたる確率)がよかった。
団体戦は基本5人チームで補欠が2人といった構成。
東北、全国にいくと、3人チームで補欠が1人になる。
僕のゼッケンはいつも6番だった。
それが悔しくて、レギュラー陣に退部したいと打ち明けた。
そんな僕に、彼らはこう言った。
「お前がいるから俺たちは、安心出来るんだぞ。」
その時めっちゃ泣いたのを覚えている。
危うく一時の感情で大事なものを失うところだった。
現に試合にはでれていた。
そんなこんないろいろあって僕の弓道生活は幕を閉じた。
結果僕らの代は全国に行けてない。
東北大会で幕を閉じた。
しかし、最後の大会で弓道に真剣に向き合った学校に送られる「射道優秀賞」という栄誉ある賞をいただいた。
高校3年間の経験と思い出は今も強く、僕のココロのなかにある。
実は、僕が今住んでいる地区の高校が最近卒業式だったらしい。
僕の職場は商業施設で、最近、花束を持っていたり、制服の胸に花を着けた卒業生達が多く訪れている。
そんな姿を見て懐かしくなってしまった。
本当に最高の3年間だった。
彼らもきっと最高の3年間を過ごしたに違いない。
なんたってみんな笑顔だ。
最高の思い出を胸にこれからの人生最高にしていってほしいですね!!
ではまた
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