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夏祭り〜切ったニン・ジン〜

2024/8/17(土) AM10:49記 

公園の中 シートに座り

君は好きな綿菓子もらって ご機嫌


一昨日の木曜日,町内の納涼祭がありました。

涼しさ納まる気配がない中での開催。

所謂,夏祭りですね。

町内会や青年会,子供会のメンバーは朝から準備で大忙し。

飲食物の買い出しやら下拵えやら,掃除したり会場設営したり,ラジバンダリ。

今年はカット野菜を購入したおかげで,キャベツやニンジンなど切らなくても良いので,多少は時短になっている。らしい。

カレンダー通り勤務されている方や,夏休み中で家事育児に追われる方も多いため,少数精鋭。

娘は保育園だが,息子は夏休みなので会館で遊ばせつつ,作成したくじ引き景品の掲示物や,軽食類の値札をカラーペンで彩る手伝い。

値札の上には結局,出来上がった焼きそばやたこ焼きのストックが積まれ,誰の目にも触れることがなかった。

意味なし笑
まぁ子供たちの創作意欲を駆り立てるのに一役買ったということにしておこう。

準備に携わった者は,始まる頃には疲労困憊。

これから調理して提供と会計,最後に信じたくないが後片付けが待ち構えている。

「まだ後始末が残っているさ」

鵜堂 刃衛の声がこだまする。


一旦,耳を塞いでシャットアウトし,無心でパックに焼きそばを詰める。

インターバルに時折,辺りを見渡す。
割と盛況。

お盆休みの帰省者や,町外の人も集まってきていたようで,皆さん暑さに負けず夏らしい行事を楽しんでくれたようだ。

私の地元でも近所の神社や公園で,似たような祭りが定期的に開催されていたが,地域の方々のご協力の元,成り立っていたんだなと当たり前のことを染み染み思った。

我が父も子供会の会長という面倒くさそうな役回りを数年,こなしていたっけな。

同級生に "会長の息子" と揶揄われるのが嫌で,早く退任して欲しいと心の中で願っていた時期が私にもありました。

今回の催しを通じて感じたのは,もっと暇な人が増えたら良いのになぁということ。

国民には勤労の義務があり,労働を通じて社会貢献しなければならないだとか,働かざる者食うべからず的な考えが,潜在的に浸透していたり,暗に強要されたりする場面に遭遇する。

それが自分の居場所だったり,その人のアイデンティティを形成したりする側面もある。

日本人は真面目なので,その割合が高い人は多い気がする。

働かなくても良い。

それでも自己肯定感を得られる,自己を確立していると胸を張れる,世の中がもう少しそんな方向にシフトしても良いのではないでしょうか。

経済事情がついて回るので難しいとは思いますが,せめて心持ちだけでも。


以上,明日もご飯が食べられますように。

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