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読書ログ:チームのつくりかた

今回は「組織行動論」についての書籍を3冊読みました。

いま私が所属している会社は良い意味でも人材の流動性があります。新卒も毎年10人強入ってきてくれるし、中途採用も積極的に行っています。

プロジェクト単位での業務のため、プロジェクト毎にチームを発足して本当に多くの人と仕事ができる環境にいます。

私のストレングス・ファインダーのTop5は下記の通りで、組織や人に対してすごく敏感なタイプだと自覚しています。人との対話が好きだし、相手に向き合って理解していくことが楽しいなあと思っています。

1.個別化
2.社交性
3.コミュニケーション
4.共感性
5.達成欲

そのため、今回読んだ3冊はとても興味深く、今直面している課題や疑問に対してアクションを見出す事ができました。

3冊の中でも「自律」と「モチベーション」の教科書が特に気づきが多かったので、まとめていきたいと思います。

互いの「欲求」のバランスと「理想のイメージ」を理解することからはじめる

人間には5つの欲求(インナードライブ)があり、これを満たせると思う行動を選択している。そしてこの欲求を満たすときに、モチベーションが高まっている。

欲求の強弱の違いは「生まれ持ったプロフィール」であり、変化することはない。その時々の状況によって、欲求の強さが変化すると感じることはあるが、これは充足できていない部分、ギャップが変化しただけ。

5つの欲求(インナードライブ)
【愛・所属の欲求】

互いを尊重し、信頼できる人的環境がある
【力・価値の欲求】
自分の強みを確立・発揮でき、それをきちんと承認され評価される
自分に誇りが持てる
成長できる
【自由の欲求】
自己責任性が明確になっており、その範囲での「裁量権」が与えられている
【楽しみの欲求】
チャレンジでき、創意工夫が推奨されている
笑顔がある
【生存の欲求】
仕事に対する適正な処遇やリスクマネジメントなどが確立している

まず、自分や相手の欲求がどんなものなのかを知る必要がある。
そして、他人の欲求充足を邪魔せずに、自分の欲求を充足しなければならない。そうしないと良いチームをつくることができない。
モチベーションの高いチームを作るには、互いが欲求を充足し合う関係(モチベーションパートナー)である必要がある。

そして、本人が欲求充足できていると感じるイメージ、つまり大好きなものは何か(人、モノ、環境、理想像、価値観などなどがある)をWantsイメージと定義している。

このWantsイメージも個別に把握することが重要であると思う。心底好きなものや、なりたい姿、ありたい姿は人によって違うものだ。

そして、Wantsイメージが鮮明になると、自分の理想的な姿、環境のイメージがはっきりするので、欲求充足の方法がイメージできているため、そこへ向けて行動したいというモチベーションがあがる。

エンパワーマネジメントができるように

最後に、マネジメントのスタイルとして意識したいことは、相手を変えようとするコントロールマネジメントではなく、相手の良い選択を後押しできるようなエンパワーマネジメントである。
下記の3つの支援を意識し、自律型人材の多いチームづくりができればと思う。

・欲求が満たせる環境づくり(関係づくり)
・情報を提供する
・考える機会をつくる(質問する、振り返りの場を作る)

とりあえず毎日(特に朝は)笑顔でいることが良いチームづくりにつながるなあと思った。戦闘モードになると顔が怖いと言われるので気をつけたい…

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