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バーチャル上のたまり場「パラレル」のReact Inc.でインターンをはじめました

謝辞

先日公開した、「stand.fmを全力でUIトレースしてみた」というnoteを予想以上に多くの方に読んでいただき、多くの方に反響を頂きました(現在300いいね程)。読んでくれた方の中には少額ながらサポートしてくれた方も居て、人生初の体験でとても驚いています。印象的だったのは、多くの社会人の方が、僕みたいな大学生の人間の発信に対して「勉強になった」と言ってくれることでした。勿論、僕がそんな人の役に立つ情報を持ちわせているわけもなく、ここで言いたいのは、UIを独学していた大学生からでもなにか学びを得ようとする、その学びに対する貪欲さ謙虚さを多くの社会人の方から感じた事です。どうやったら僕よりいくつも年上で、それなのに僕よりもいくつも学びに貪欲な大人達を超えていけるのでしょうか。高い壁ですね。

※謝罪
前回の記事最後のほうで、kurashiruの全力UIトレースに挑戦すると意気込みましたが、今は優先度の高いやるべきことがあって時間が取りづらいので、余裕がある時に取り組もうと思います。すみません

自己紹介

僕は一橋大学に所属する大学3年生で、この春から大学を1年休学しています。休学した理由は色々ありますが、ざっくり言うなら人生をおもろくするためって感じです。予測できない人生の方が普通に面白いですよね。

この春休み中はUIデザインを独学していて、その独学の過程として投稿したのが前回の記事で、多くの方に反響をいただけました。

インターンをはじめたよ

タイトルを見てもらえば分かるのですが、結論から言いますと、2週間ほど前から「パラレル」を運営する React Inc. でフルリモートインターン生として働いています。今回のnoteでは、僕がなぜReactでインターンを始めたのか、どんなプロダクトを作っている会社なのかをお話できればと思っています。インターンする中で学んだ事は別途まとめて発信できればなと思ってます。

バーチャル上のたまり場「パラレル」とは?

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スマホゲームをやらない方は、あまりご存知では無いかもしれませんが、そうした方に簡単に説明するとすれば「スマホ版Discord」といえるアプリです。要はスマホゲームに特化したボイスチャットアプリです。しかし、DiscordやLINEの通話と決定的に異なるのが、ゲーム音が下がらないという事です。これゲームやらない人は、「なんだそれだけか」と感じると思いますが、これが実はスマホゲーマーにとってはかなり重要なことなんです。

数年前から、年齢、性別を問わず、かなり人気のあるゲームとして、PUBG mobile、荒野行動、COD mobileなどがあります。多くの方が知っているタイトルだと思います。そして、これらのゲームで非常に重要なのが、相手の足音や銃声を聞き分ける事です。LINE通話やDiscordでは通話を優先してゲーム音が下がってしまうので、これらの重要な音を聞き逃してしまうのが、ゲームをプレイする人達の悩みでした。

そして、これらの課題を見事に解決しているのがReactのつくる「パラレル」なのです。パラレルでは、高音質かつゲーム音が下がらないという機能を実現して、今までユーザーの課題であった 通話×スマホゲームの体験価値を高めています。

また、現在非常に多くの人に使っていただいているパラレルでは、リリース当初からの目標である、「バーチャル上のたまり場」を実現すべく、ゲーム用ボイスチャットツールを超えた体験を提供しています。(Yotube同時視聴など)

パラレルを作った経緯、想いなどは、代表のnoteを読んでいただけると嬉しいです。

パラレルが作り出す世界とは

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パラレルは、バーチャル上のたまり場となる事を目標にしています。
パラレルに行けば常に誰かが居て、一緒にゲームしたり、ただ通話したり、そういうリアルのたまり場と変わらない世界をパラレル上につくりだすというのが理想の体験です。リアルで重視するような学歴や外見などには必ずしも囚われない、オンライン上の人間関係を築く場、そして居場所となるような環境をパラレルは目指しています。勿論、新型コロナが流行するような今の時期には、リアルの友達とも簡単には会うことが出来なくなっているはずです。そうした遠く離れた友人とも、距離に囚われず、リアルと同じように繋がれるたまり場をバーチャル上に作り出す事を目指しています。そして事実、そうした世界が既にパラレル上に出来つつあります。ユーザーの中には、朝から晩までパラレルに居る人や、色々なゲーム(麻雀、カジュゲー)を行き来しながらパラレルにいる人達、パラレルを覗いたら友達がいて気軽に通話を始めるという、まさにパラレルが理想とする体験を実現している人も居ます。

インターンを始めるきっかけ

やっとこさ、今回のnoteの本題に入ります。
UIデザインを独学していた僕がなぜ、この会社でインターンを始めたのかを話していこうと思います。

最初のきっかけとしては、Reactのデザイナー槙野さんにTwitterで声をかけて頂いた事です。stand.fmの記事をnoteに投稿して、今までフォローだけしていたような人や多くの人の反響をもらって承認欲求の塊になっていた僕に、1件のDMが届きました。

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2週間前の僕は、UIデザインを独学していて、stand.fmの次はkurasiruのUIを全力トレースして、その後はkurashiruの坪田さんに頂いたデザイナー課題に取り組もうと考えていました。そして、ある程度基礎学習が済んだらポートフォリオを作って、デザインの勉強が出来そうな会社にインターンにいこうと。なので、このDMが来た時点では、僕はゲームを全くやらないからパラレルを知らないし、「よく知らない人からDMが来たな、でもデザインの勉強になりそうだし、お話してみるか」という軽いノリでした。そこまでパラレルというアプリに魅力も感じられていませんでした。

デザイナー目線で感じた魅力


ああ

しかし、槙野さんとZOOMでお話していると、不思議な気分になりました。
僕はUIデザインに限らず、目的も分からず何かをやることや、本質の見えないまま行動する事がとても嫌いです。

だからデザインの勉強をし始めたときも、ビジュアルだけつくるのは何も面白くないな。その会社がどういう経営指標を持っていて、ユーザーはどういう体験を求めているのかなど、デザインの根にある本質的な部分をまずは知りたい、知らなくてはいけないなと感じていました。逆にその「なぜやるか?」(=WHY)を知らずに、デザインをするのは何の意味も無いなと感じていました。

そうした意味で槙野さんの話す言葉は、僕の抱えていた気持ちととても一致していました。創業メンバーとして常に経営直下でデザインをし、スモールチームでプロダクトをつくる中で、時には雑務や自分のやったことの無い領域にも挑戦する槙野さんだからこそ、伝わってくる「本気感」「現場感」を僕は感じたのだと思っています。

槙野さんは何度も、言われた事をこなすだけで、なぜそのデザインをするのかを考えられない人が多いと仰っていました。僕はそうした槙野さんの本質を大事にする(Whyを大事にする)価値観に触れて、この人のもとでデザインを勉強したいと強く想いました。


おい

また、僕はデザイナーだからデザインしかやりたく無い、プログラマだからプログラムしか書かない、料理人だから料理しかしないという人間にはなりたくないと思っていました。本気で愛せるプロダクトに出会え、自分達が作っているのなら、そのプロダクトの成長の為に必要なことならなんでもやる方が素敵だと僕は思います。逆に言えばそう思えるプロダクトを将来は作りたいと思っていました。槙野さんから感じたのは、デザインに軸足を置きつつも、プロダクトの成長に必要なことなら何でもやるという、ある種「泥臭さ」でもあるし、「プロダクトへの愛」みたいなものでした。

パラレルの魅力に圧倒される

僕が感じた魅力はそれだけではありません。パラレルというプロダクト自体に強く魅力を感じました。僕は普段全くゲームをやらない人間で、何ならスマホゲームは特に、自分の可処分時間を奪う邪魔者ぐらいに思っていました。なので、パラレルを高音質ボイスチャットとだけ捉えていた僕は全く興味をそそられていませんでした。

しかし、後日、槙野さんに加え、共同代表の歳原さん、じょーさんのお二人を交えて4人でZOOMをした時、パラレルに対する考え方が180°変わりました。

「どうせゲーマー向けのアプリなんて、そこまで使われていないし、ニッチなアプリで多くの人に使われる事は無いでしょ」

🔥パラレルの圧倒的可能性

• パラレルは、ボイスチャットツールを超えてバーチャル上のたまり場となるアプリである
• 今、パラレルは凄まじい勢いで伸びている。(具体的な数字は言えないが、DAUが信じられないくらいの勢いで伸びている)
• コロナの影響もあり、まさに時代の流れを捉えているプロダクトである
• 国内のPUBG mobileなどの界隈では既にあの世界的に有名なDiscordを追い上げつつある
• 今、パラレルのようなリアルタイム性の強いアプリが世界的に伸びているが、パラレルの目指す場所を実現出来ていて、覇権を取っているプロダクトは日本には無い。そして、世界的に見てもないということ

僕が共同代表のお二人と話して感じたのは、パラレルはもしかしたら、日本のトップを取れるプロダクト、そして潜在的には世界の覇権を握るプロダクトになるかもしれないという、凄まじいプロダクトの可能性でした。そしてまさに代表のお二人には、沢山の人に使われるプロダクトじゃなきゃ創る意味がないという創業時からの想いがあると聞きました。(実際、コアなユーザーが居たプロダクトからピボットしている)

槙野さんはよく「なんでみんなウチで働かないんだろう?」とMTG中言っていましたが、僕も全く同じことを感じました。こんな凄まじいプロダクトの可能性に触れて、興奮しない人が居るのか。自分が成長するための千載一遇のチャンスだと。

槙野さんのデザイナーとしての魅力に触れ、次にプロダクトの秘めた凄まじい可能性、そしてそれを実現しうる創業者のお二人の気持ちに触れ、僕はこの環境に飛び込んだら間違いなく自分は成長出来ると感じました。そして、正式にインターンのお誘いを頂き、とりあえず1ヶ月試験的にではありますがフルコミットする事を決めました。

実際にReactに入ってみて感じた事

フルリモートなのでまだリアルで会った事はありませんが、僕が感じたReactの魅力を書いていこうと思います。

「課題の検証が凄まじい」
なにかプロダクトを作る時に必要なのは、「解決する課題はなにか(Problem)」と「それをどうやって解決するか(Solution)」の大きく2つだと考えられます。そして、人は新しい技術や心躍らすような目新しさに囚われると、どうやって解決するかのソリューションの方に気を取られてしまいがちだと思います。しかし、どれだけ素晴らしいソリューションだとしても、それが解決するはずの「課題の質」が低ければ、何の意味もありません。

リーン

その意味で、Reactに入って感じたのは、課題の検証が凄まじいという事です。コアメンバー4人というスモールチームながら、社内ドキュメントがまとめられているQiitaには既に1000件近くの記事があります。(軽い気持ちでドキュメントを全て読もうと思ったところ、出鼻を挫かれた感覚になったのを覚えています。)そして、パラレルリリース前後には、パラレルが解決する課題などについてそこでかなり深堀りされていました。具体的には、

• パラレルが解決する課題は何か
• 現状の代替手段は何か
• 痛みのある課題はどこなのか
• ユーザーの言語化出来ていない課題はあるか
• 誰が使うのか
• どんな場面で使うのか
• どんな時代の波を捉えているのか
• なぜ今やるのか

一見、プロダクトを作る前に検証する事としては当たり前のようなことばかりです。しかし、実際こうした事を何度も何度もサイクルを回してユーザーと向き合い、深堀りし続けるのはとても根気が要る事で、忘れられがちな気がします。しかし、ReactのQiitaを読んでいると、この「何の課題を検証しているのか」という部分が強く意識されているのが伝わってきました。実際にユーザーインタビューをしたり、ユーザー層を分解して特徴を洗い出したり、それぞれの項目を要素分解して深堀りしたりなど。それは、代表の歳原さんが昔からゲームが好きで、バーチャルの人間関係の魅力を知っているからこそ出来る事だったと思います。原体験があるので、かなり実際のユーザーと同じ視点で、なおかつユーザーが真に課題と感じている部分を汲み取る事が出来ているのだと思います。

メンバー全員が論理的である
先程も少し触れましたが、なぜやるのか、なぜそう思うのかなど、メンバー全員が根拠を持って意思決定を行っています。根拠が無いようなことや、目的の無い提案は跳ね返される事もあるでしょう。しかしこれは、逆に言えば、僕のような大学生でもしっかり定量的な数値や定性的な根拠を持って提案すれば、真剣に話を聞いてくれるという事です。もしかすると、テキトーに物事を進めるような人にとってはかなり辛い環境なのかもしれませんが、実際メンバー全員がこの意識を持っていると、意思決定をする段階以外でも、個々人に根拠を意識する癖が付きます。事実、僕も2週間という短い期間ながら、「なんでこれ必要なんだっけ」、「それって今やるべきことなのか」と考える癖が付きつつあります。

僕がやっていること

学んだことなどは別途いつかのタイミングでまとめるとして、今僕がやっている事を紹介します。

僕がやっていること
• プロダクトの理解
• 既存機能の改善(なぜ問題で、問題の要因は何で、それをどうやって解決すべきか)
• 類似サービスのリサーチ

実務未経験ということもあり、まずは小さい所から仕事を振っていただいていますが、創業者/PMの歳原さんの直下で勉強させていただいているので、タメになることだらけです。当初僕はデザインを勉強したいという気持ちが強かったのですが、経営者のお二人とかなり近い距離でコミュニケーションしていると、デザイン以外にも知らなくてはいけないこと、知りたいことがかなり多くて、とても楽しいです。デザインの方も僕がデザイン案を出して最終的にはデザイナーの槙野さんにチェック・修正してもらったりなど、僕が成長すれば最終的には任せてもらえるような環境となっています。やるべきこと、やりたいことは数え切れない程あるので、あとは自分がどれだけこのこの環境の中で最速で知識を吸収して出来る事を増やしていくのか、というのが今のフェーズです。成長すれば、幅広く任せていただけるし、成長しなければそれまでで大してやれることもないというある種、良い緊張感の中で勉強させていただいてます。

採用情報

幅広いポジションで、採用強化中とのことなので、React及び、パラレルに興味を持って頂いた方は、代表の2人に連絡してみてください!

アプリのダウンロードはこちらから

ゲームをする人もしない人も、是非パラレルをDLして「バーチャル上のたまり場」を体験してみてはいかかですか?

おわりに

ご拝読ありがとうございました。最速で成長して、一回り大きくなった姿を皆さんに見せるべく、日々邁進していこうと思います。


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