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IQから見る知的障害 息子の自閉症スペクトラム

こんにちはデュークです!

知能指数を表すIQについて綴ってみます。

IQが低いとはどういう事か?IQの数値だけで自閉症を表す事は出来ませんが、知っていて損はないです😊


IQ (Intelligence Quotient) 知能指数

IQとは、知能という曖昧な存在を数値化したものです。

同年齢の集団の中でどの位置にあるのかを表す数値。知能とは、物事を理解したり判断したりする力、五感から得た情報を処理する能力です。

簡単に言うとIQは頭の回転の早さや適応力だと考えています。

知識や学力とは違います。日本では偏差値がありますが、オーストラリアでは偏差値と言う基準はありません。

因みに重度知的の息子はIQ35辺りです😅

これを「頭が悪い」と言う人もいますが、「知的障害の為にIQが低い」とも言えます。

脳に重大な機能障害があるのですから、知能が低いのは当然です。

息子は自分が知的障害者である事すらも分からないレベル。

字が読めない、書けない、何をしているか理解していない、集中して何か出来ない、IQテストを受ける能力が無いので測定は難しいです😓

IQの測定は知的障害の診断や、知的障害者の支援計画を作成するのに必要とされます。

自閉症はIQの高さや低さとは関係なく診断されます。自閉症に伴う知的障害の程度も医師の判断によります。

小児科医による診断書をNDISに提出する事で障害者への支給が始ま流のですが、障害の程度で行政から受けられる補償の額やサービスが違ってくるのは日本も同じだと思います。

IQ85~115 多数派

IQの平均値100から±15。人口の約68%。
大多数の人達が分布する1番大きなグループ、いわゆる普通と呼ばれる人達です。

IQ70~84 境界知能 グレーゾーン

境界知能、グレーゾーンと呼ばれる、知的障害には分類されないグループです。

IQ70辺りはギリギリで知的障害ではないのですが、平均値の人に比べると知能指数が低い故に、勉強や就労で苦労する人が多いと言われます。

実際にIQが70より少し上の為に認定されなくて支援が受けられない人達がいます。

医師によっては軽度知的と診断される人もいます。特に幼児でIQ70辺りの人は最低でも2人の医師に診察して貰った方が良いでしょう。

境界知能はIQ75からと一部では言われています。

言語能力や言語の処理速度は人によって差があります、言語を理解出来るので、普通と思われる人が多かったりします。IQ85辺りだと本人が気付かない事もあるそうです。

境界知能で困っている人は支援されるべきだと思います。

IQ69以下 知的障害あり

IQ69以下は知的障害あり、と判断されます。全体の2.5%。

グレーゾーンの割合が13.5%なので、この二つのグループを合わせると全体では16%になり、約6人に1人の割合になります。

オーストラリアでは知的障害は、軽度、中度、重度で表されます。息子は4才の時に医師の診察で重度と診断されました。

IQ50-69 軽度

軽度知的障害のグループです。

IQ35〜49 中度

中度知的障害のグループです。

私は、軽度、中度の知的障害児と関わりが少ないので、実情は詳しく無いのですが、会話のキャッチボールが難しいのは中度辺りからだと思います。

中度までなら、トイレ等の身の回りの事は自分で出来ると思います。

IQ20-34 重度

重度知的障害のグループです。

図では左側の水平に真っ直ぐな線に分布していて、全体では0.1%になります。全体から見るとかなりのレアキャラです😳

7歳の息子を例にすると、数字の1から5まで数えられません。

息子が使うタブレットのパスワードは1234なのですが、パスワードも覚えられません。

私が1と言えば1と言えるのですが、1、2、3の次は?と言うと答えられません。それぐらいの知的レベルです😭

真っ直ぐに線が書けないので、名前や数字も書けません。

息子には身体的障害は無いのですが生活するのに介護は必要になります。


IQ115以上 高IQを持つ人

知能が低い人がいる反面、高い知脳を持つ人もいます。

IQ40以下の反対側にはIQ140以上の人達がいます。

突飛した能力を持つギフテッドと呼ばれる人達もいます。

しかし、類まれな能力を生まれながらに持った子にも問題はあります。

あまりにも出来すぎて、授業が簡単すぎて学校に行かなくなる子がいるそうです。

例えば、協調性を大事にする日本の教育では、出来る子も通常の生徒と一緒の事をします。

写真記憶と呼ばれる、見たものを写真の様に記憶してしまう能力のある子は、漢字や単語は一度見たり、習えばスグに覚えてしまうので、すでに覚えている漢字を繰り返し書かされるのは苦痛だそうです。

何かが出来る反面、ある事が出来なくて苦しんだり、ギフテッドだからと言って全てが上手に出来るとは限らないし、環境次第ではギフテッドの子も生きづらい生活を強いられる事もあるそうです。

障害児に特別学級がある様に、高IQを持つギフテッドやアスペルガーの人達にも特別学級が必要ですが、まだまだ足りない様です。

息子が見る世界

低いIQ、高いIQを持つ人は、見える世界が違うと言われています。

どんな風に見えるのか、私には分かりませんが、息子が見ている世界を見てみたいですね。

なぜなら彼はいつもニコニコ笑っていて、幸福な世界を生きていると思えるからです😄

遊ぶ事、食べる事が大好きで、自分の思い通りにいかなければ癇癪を起こしたり、叫んだりもしますが、基本的には良い子です。

争ったり、人を傷つけたりしない、純粋無垢、無邪気、真っ白な心を持つ類い稀な人間だと思います。

息子を見ていると、好きな事をして、好きな物を食べて、遊んで、疲れたら寝る。「最高やんけ!」って思います。

まぁ、親はその分大変ですが😅

息子の見る世界は平和で楽しい世界だと思います。

その世界を息子や同じ様な境遇の子達が見れる様にしていかなければと思います。

最後に一言

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
未熟な文章力ですし、時間があまり取れないので乱文、短文になりますが、コツコツと自分のペースで続けていきます。
何か書いて欲しい事がありましたらコメントして下さい。

より多くの人に自閉症や障害について知って貰えたらと思います。皆の優しさが生きやすい世界を作ります。

フォロー、コメント、スキを頂けると元気になります。
応援よろしくお願いします!



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