ボクが精神科閉鎖病棟に入院した2年間①

皆さんこんにちは。
今はただの麻雀バカになってますが、僕は過去に精神科病院に2年間入院してました。
皆さんは精神病棟と聞くとどう感じますか?
やばい人、作家の村田らむさんが言ってる「アラレちゃんみたいにキーンって走り去る人がいた」とかが代表的でしょうか?
僕もそれはある意味合ってるとは思います。

2014年ぐらいでしょうか、僕はある日記憶が無くなりました。
どうやって生きていたのかも分かりません。最後に記憶があるのはスキー場でのリゾートバイトが終わって一週間ぐらいしてからでしょうか。
次に気がついた時は3畳ぐらいしかない、鉄格子と簡易的なトイレがある部屋でした。
なんだここ?
でも何かの安定剤を飲まされたのか。
まぁ、良いかとボォーと感じてました。
簡単に言うと動物園の檻の中で外からちょっと騒音が聞こえるぐらい。
朝昼晩と食事が少しの隙間から渡される。
それ以外は特にテレビもないし、スマホもない。24時間がすごく長い。
深瀬さんが世界の終わりと表現したように正にそれでした。

それから1週間ぐらい経って共同部屋に解き放された、そこはまさに地獄で6人部屋なんですが廊下には患者いたり、大きなホールが中央にあるのですがそちらにも鎖繋がれた患者がいた。
理解したのはちょっと規律違反すると鎖に繋がれるらしい。
繋がれてる人は軒並み理解してるのか分からない表情の方々だった。

1か月ぐらい経った頃にレクリエーションなどがあった、聞くところによると毎月あるらしい。
その時、始めて同じ入院患者の小島さんと話した。
君若いね、なんでここに?と聞かれた、なんで確かになんだろう?口籠っているとその方が「俺はさ、もう、20年入院してる」「君と同じ頃に入院して今は40歳になった」と話してくれた。
僕は絶句した。
それも病気なのかもしれないが小島さんはひたすら喋ってる。
「街がどう変わったのかも外に出たら何があるのかもしらない」と話してる。
僕は何も言わなかったけど、ただただ悲しく感じたと同時に自分も20年間入院するのか?と不安になった。

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