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新潟薬科大学の学生とカシスかき氷作り

二度に渡り学生とカシスという縁のない食品の商品開発をしようということでコーディネーターとして関わりました。かき氷をテーマに学生の創造性とセンスを発揮してもらえるように計画・準備・マネジメント・実践を行いました。


◯二度に渡るかき氷シロップ開発のfacebook記事

9月18日 · 新潟市 ·
新潟薬科大学で、学生のカシスかき氷のレシピ作りのお手伝い。カシスは意外とバナナが合う。
そして最初にひらめきと感性で作った試作が一番美味しい、という商品開発あるあるも起きた。
最初の一歩はゆっくりですが、次の動きに向けて準備中です。

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10月17日 
新潟薬科大学で学生とカシスかき氷を完成させました。学生のセンスが私の想像力と予想を超える事ばかり。ポテトチップスとトマトがカシスに合うとは誰が想像できただろうか。カシスは「シロップ」ではなく「ソース」だという認識を学生によってもたらしてもらえたのはありがたい限りです。楽しんでもらえことがまずはよかったし、無事レシピも完成。前回の改善点や学生の進歩の速度から察するに、能動的且つ主体的である学生の良さが発揮されたのは松本先生の手腕によるところが大きいです。レシピ公開が楽しみです😍

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◯完成したかき氷

「カシップス」

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「カシグルト」

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「カシスサワー」

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活動後のアンケート

開発してみたい5/5人
販売も行ってみたい4/5人

@カシスをテーマにかき氷を作った「感想」。

・カシスのかき氷を作ってみて、自分たちが全く想像していない食べ物と相性が良かったことに驚きました。カシスはくせが強いのでどうやったら飽きずに最後まで食べることができるか考えることが難しかったです。

・カシスはカシスオレンジなど柑橘系との組み合わせがよく飲み物であるが、カシスのかき氷は意外と柑橘系と合わないのだと思いびっくりした。

・あまり普及していないカシスを取り扱っているメニューやベリー系を取り扱っているメニューをいつもより注目するようになって、自分では思いつかない組み合わせ方を多く知れ、とても身になった。

・うまくカシスの酸味とおいしさが前回よりもうまく表現できてよかったです。次は他の組み合わせもまた試してみたいです。

・カシスが想像していた味と違ったため、難しかった。しかし、意外な組み合わせがあったりと色々な発見ができ楽しかった。         

@カシスをテーマにかき氷に関する「新しいアイディア」

・氷にカシスを混ぜて氷を紫にする。
・ケーキとカシスかき氷を組み合わせてみたい。
・カシスの形を残したまま甘く煮詰めてかき氷の氷の中に隠して入れる。
・お茶とかき氷が合うような味にしたい。
・カシスを凍らせて氷にする。

@カシスをテーマに新しくやってみたいアイディア。(例:カシス栽培、アイス作り、ケーキ作り等)

・カシスを使った甘くない料理おかずなど。
・スムージー作り。
・パウンドケーキ作り、スコーン作り、マカロン作り。
・カシスの菓子を作ってみたい。
・和菓子と融合。

@かき氷をテーマに新しくやってみたいアイディア。(例:販売、このフルーツをシロップにしてみたい等)

・カシスかき氷販売、りんごのシロップをつくりたい。
・販売。
・カシスかき氷販売、抹茶やあずき、わらび餅等既存のもの以外の和との融
 合レシピ作り。
・新潟県産の梨を使ってシロップを作りたい。
・販売

◯今回の所感と考察

新潟薬科大学の学生よりアンケート集計も終わり、アクティブラーニングの実験はある程度の再現性と体系化として形になり始めました。

実は一回目にやってみて初めて分かることなんだけどちょっと苦戦したこともあり、二回目にテコ入れ修正を図り上手くいった形になります。
成功体験のない活動は絶対に能動的なやる気に繋がらないので、楽しみながら様々な新しい接点を生み出すための動きを丁寧に意識して進めました。

「カシップス」「カシスサワー」「カシグルト」という新しいかき氷のレシピも完成。

開発してみたい5/5
販売も行ってみたい4/5

アンケートからも次に繋がる内容や、新しいアイデアや研究開発してみたいことも挙がったので、発展型・別な方向性へ進める流れが見えたので、とりあえず今回はうまく進むことが出来たのかなと思います。
販売や社会と具体的に関わる場や次に繋がる方向の準備を進めます。

一年生、そしてコロナ禍の中で大学での活動を制限されている中で学生が何かしたいという熱量・能動性もあったおかげで取り組めた意義はとても大きいですが、来年も同じ状況になるかというと、難しいように感じます。学生の実態に基づいてどんな関わり方を模索するか、当事者の意見・提案によって内容を適宜変更していく社会教育・カリキュラム設計を推進する所存であります。

個人的には、学生の笑顔・楽しむ姿、食の探求に繋がったこと、カシス協会のHPにレシピ公開というゴール設定・社会への発信と次の展望に繋がったことから「再現性と連続性(持続性)のある社会教育」の形には近付いています。
新潟薬科大学様、松本先生、そして学生の皆様、貴重な時間を一緒に作らせて頂きありがとうございました。

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