ネット通販市場は今花盛り・・・最強はやはりアマゾン・・・
国内電子商取引市場は拡大基調・・・
平成30年の国内のEC(消費者向け電子商取引)のBtoC市場規模は、前年の16.5兆円から18兆円に拡大しています。
ECのBtoB市場規模は、前年の318.2兆円から344.2兆円に拡大しています。また、EC化率1は、BtoCで6.22%、BtoBで30.2%と増加傾向にあります。
BtoC市場規模を分野別にみてみますと、対前年伸び率は物販系分野が8.12%(前年度:7.45%)、サービス系分野が11.59%(前年度:11.3%)となっています。
※BtoC~Business to Consumerの略で、企業(business)が一般消費者(Consumer)を対象に行うビジネス形態のこと
※BtoB~~Business to Businessの略で、企業(business)が企業を対象に行うビジネス形態のこと
(経産省発表ホームページより引用)
ネット通販最大手といえば・・・アマゾン
アマゾンジャパンの2019年(2019年1~12月)売上高は円ベースで1兆7442億1900万円でした。
(2019年の平均為替レートを1ドル=109円で換算)
アマゾンジャパンの売上高は直販ビジネスのほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入、定期購入サービスなどが含まれます。
「「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業による2018年の流通総額が、9000億円を超えたことを明らかにしています。
アマゾンに詳しい業界関係者は、「全体の流通額のうち4割超が第三者による販売で、手数料収入は平均して第三者の販売額の約10%と考えられるとの推測を前提にすると、『Amazon.co.jp』の流通総額は3兆円規模になっている」という。
(インプレスビジネスメディアより引用)
巨大なアマゾンの流通を自動化が支える
アマゾンサイトから注文すると、商品が到着までの動向がわかります。
また、今はコロナの問題で置き配の場所も指定できます。
宅配BOX、ガスメーターの中、玄関前、自転車のかごなど・・・
配達の方と顔をあわせることなく受け取ることができます。
私も先日アマゾンで注文しましたが、翌日夕方に宅配BOXに届きました。
本当に便利ですね。
この注文から商品が届くまで、実はさまざまな自動化が今は進んでいます。
アマゾンのしくみに興味があり、市川センターの潜入レポを読む
アマゾンが日本に始めての物流センターが市川にオープンして以来、仕事柄興味を持っていました。
そのため、約14・5年前に潜入レポの本が出た時には早速購入してかじりついて読みました。
今現在最新刊がでていますが、そちらは新しいアマゾン物流センターを紹介しています。
私の頭の中では、かなりの自動化がされていると思ったのですが・・・・
その実態は悲しいものでした。
カートピックをパートかバイトの方が棚を回ってピッキングしていくしくみです。
ただ、通常棚保管とは違いアマゾン特有のしくみには関心しました。
アマゾンのロングテール商品が幅広い、如何にこれを効率よくさばくか?
アマゾンの売上げの中で、ロングテール商品が占める割合が一般的なネットサイトよりも多いことはよく知られています。
※ロングテールとは、インターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。(Wikipediaより)
では、そんな多品種の商品をどう棚に配置しているのか?
そこにアマゾン特有のしくみがあります。
(特に、そのしくみの1号機が入ったセンターでは・・・)
日本のアマゾンでは、主に2パターンのしくみを持った物流センターがあります。
次回は、そのあたりを少し紹介していきたいと思います。
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