ポエム・・・愛童夢のワンダーランド・・夕焼け

 『愛童夢(あいどうむ)』のポエム・・・

 人の詞に曲をつけたパターンの最後です。
日常の光景の中の夕焼け・・・

 こちらも曲がすっとつきました。
そのためか、今でもすっと口ずさめます。
自分なりの夕焼けが、脳裏に浮かびます。

それでは、どうぞ!

●夕焼け
(作詞 中野裕美子 作曲 一木秀樹)

あの北向きの窓から
いつも風が吹いていた
その隙間から君の夢は
少しずつ逃げて行ったのだろうか
裸電球にスイッチをいれる時が
一番淋しいと言った
君が好きだった揺り椅子の上に
冬が羽を降ろしている

薄汚れた白壁を
みつめてじっと僕だけを
待っていた君の優しさに
この冬がとても寒かっただろう
昼の陽射しが急に短くなった頃
編み始めたセーターの
僕のイニシャルがまだ途中のまま
君は行ってしまった

君がうっすらさしていた紅の色は
部屋にたったひとつの赤
君がいなくなって初めて気づいた
君は僕の夕焼けだった

※『愛童夢(あいどうむ)』は、私のポエムでのペンネームです。

現在、マガジンとしてもまとめていますので、以下のマガジンもフォローして下さいね。
毎週日曜日に更新しています。

◎マガジン『愛童夢のポエムの世界』


今日も記事を読んでくれてありがとうございます。いろんなテーマで書いています。あなたの心に届いた記事は、ありましたか?自営業として苦戦の毎日ですが、明るい心を忘れずに日々取り組んでいます。あなたの応援が、私の明日の糧になります。ご支援に大変感謝です。